「芋づる式洲崎綾 Part6」。Webラジオのキャラクターの面白さと天使の歌声のギャップ萌えですっかりファンになった洲崎綾(あやちゃん/ぺっちゃん/あやっぺ)関連。12月といえばあやちゃんのバースデイということで、それに向けてこの1年で増えてきた彼女の参加した作品や楽曲、、Webラジオのイベントやそれらの関連商品まで、幅広く芋づる式にご紹介するシリーズレビューの6回目...の今回も番外編(音楽の杜)。
「劇場版 トリニティセブン -悠久図書館と錬金術少女-」。オリジナルストーリーによるこの映画は2017年初の公開だったが、その映画のテーマ曲。担当したのはTVアニメと同じく、ZAQ。映画と連動したイベント
でも素晴らしく力強い歌声を披露したが、このスタジオ盤は「緻密」さがまた、よい。
テーマ曲の「Last Proof」は静と動の対比が素晴らしい。生ギの速いパッセージで入って、ブレイク気味のドラムスとベースのリフで導入されたあと、いきなりリズムイン!口笛とハードなバックの前奏が終わったら、スッと引いて16ビートのハイハット中心のリズムと長音のキーボード中心のAメロ、ゴリゴリとしたディストーションギターが刻むBメロ、サビ前はピアノと生ギターが挟まれ、また静に。そして「7」つのビートが挟まれた後、ハードなサビに行く...という構成。かどしゅん(かどしゅんたろう)のドラミングがアツイ!ZAQもラスサビの前のロングトーンからのシャウトがアツい!!!歌詞の作品へのかかわりも相変わらず上手く、♪Don't give up & stay on your way/僕ができる証明/たとえ声が枯れても/歌い続けた/Enter a new era & I will end it/恥じるわけがないだろう/僕はお前?/お前は僕?/生き残って/答えを明かせ♪のあたりは映画の核心。
「BEAUTIFUL≒SENTENCE (Zero Answer Question)」は、4種創られたTVアニメのエンディングテーマの一つ。本来メイガス・トゥーこと浅見リリス役の原由実と神無月アリンのCV内田彩による歌唱だが、これをZAQがひとりで歌っている。バックを務めるのは、この曲を作曲し、「トリニティセブン」全体の音楽担当でもあるテクノロックユニット、TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND。1曲目のバンドサウンドとはかなり異質な曲調だが、ZAQの声の方は同じ作品を表現するためかさほどに大きい差があるわけではない。
「Last Proof (TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND REMIX)」は、表題曲のTECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDによるリミックス。バンドサウンドが、テクノチューンになっているのが耳新しい。ギターなどは元のプレイがサンプリングされて使われているが、ベースはスラップ風+シンベになってかなり印象が違う。かなりクラブっぽい仕上がり。
DVDは表題曲のMVとそのメイキング。MVには本作のレコーディングメンバー(ギター山本陽介、ベース黒須克彦、ドラムスかどしゅんたろう、キーボード野崎洋一)が参加しており、バンド仕立て。「当てぶり」ではあるものの、みんな「魅せ方」を心得ており、かなりカッコよい仕上がり。全員ZAQのツアーメンバーでもあるらしく、息もぴったり!
白い衣装で白い部屋でパフォーマンスされる演奏シーンはかっこいい!
トリニティセブン関係としては前作にあたる“Seven Doors”
は、カップリングに違うテイストの曲が挟まれたが、この作品は「まるごとトリニティセブン」。アニメファンに対する訴求力はこちらのほうが高いかも知れません。
【収録曲】
<CD>
1. Last Proof
2. BEAUTIFUL≒SENTENCE (Zero Answer Question)
3. Last Proof (TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND REMIX)
4. Last Proof (Instrumental)
<DVD>
1. Last Proof (Music Video)
2. Making of Last Proof
「Last Proof」
演奏シーンの「必見度」も高い
メイキングで黒須がいつもはあんな格好で弾かないwというくらい「見せ/魅せ」を意識したMVだが、さすが撮り方含めカッコいい。やっぱり演奏シーンのMVはアガる~。
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購入金額
1,600円
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購入日
2018年08月20日
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購入場所
Amazon
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