CWT製 ITC取扱い 1450W 80Plus Gold認証電源 PUO1450V

CWT製 

80PLUS GOLD認証

1450W

セミモジュラータイプ

いわゆる茶箱のパッケージです。一種のバルク品？

マイニング用途向け電源ですがマイニングブームが下火になった事により、NTT-Xにて在庫処分価格で大放出されたものです。

このズシーーッとくる重量感は9千円台で購入できる電源とは信じられないですね。

本来は27,000円ぐらいで販売するクラスの電源だそうです。

これを購入してみようかと考える人は通常の自作PC用途で利用できるのかってのが気になる点だと思います。

冷却ファンがちょっとやそっとじゃ回らない仕様

本品はGPUマイニング用にチューニングされている為、GPUを6枚ぐらいフル稼働させる様な高負荷じゃないと冷却ファンが回らない仕様みたいです。実際にOpteron 6276 4-way環境で使ってみましたが、負荷をかけていない状態なら全く冷却ファンは回らないです。こりゃ準ファンレス電源状態ですねｗ　でも、流石にWCGridをCPU 100～66.67%で演算したら電源の冷却ファンが回りました。これなら一安心。

あと中途半端に温度が高くてもファンは回らないチューニングになっているみたいです。ずいぶん思い切ってますね。電源の奥行きサイズも200mmと通常の電源より40mmも長い事を含めて一般的なPCケースに納めて使うには難があるかもしれません。

この電源はマイニングリグはもちろん、まな板PCやバラック置きPC向けでしょう。窒息気味のPCケースに入れるには注意が必要そうです。

最大1450Wの電源だけあって+12Vが120.8Aってのが脅威ですね。

100Vコンセントで用いる場合は1200W級電源のつもりで扱うべきでしょうけれども。

MTBFは10万時間とのこと。10万台あった場合1時間に1台ずつ故障するという意味だぞと某理系脳氏から念を押されました。なかなかの信頼性ですね。その割には90日間しか保証が付いていませんが24時間回し続ける過酷なマイニング用途向けって事で割り切ったのでしょう。

規格：ATX12V v2.4 及び EPS12V 2.92 準拠
搭載ファン：自動回転数制御対応140mmファン
保護回路：過電圧保護(OVP)、低電圧保護(UVP)、ショート回路保護(SCP)、過温度保護(OTP)、過負荷保護(OPP)

安全性許認可：FCC、CE、TUV、CB、CCC、BSMI、RoHS
PFC：アクティブPFC

念のため実使用の前に電源チェッカーに繋げてみましたが、問題なさげです。

シャットダウン時の挙動は割と行儀が良い方かもしれません。じわじわ～ではなくてスパッと電源が切れます。

バラック置きのOpteron 6276 4-way環境にて当電源を用いてみましたが、(マザボ側にちょっと一騒動あったけど)無事に起動してUbuntu Mate 17.10を18.04.1へアップグレードできました。

WCGrid もCPU使用率100～66.67%で稼働してみたところ、電源の冷却ファンが勢いよく回る事を確認しました。200W前後ぐらい使うと冷却ファンが回転するみたいですね。

こりゃ、Ryzen Threadripper 2990WXや2950Xにも結構使えるかもしれません。

EPS12V 8pin、ATX12V 4+4pin のコネクタを備えている電源なのでおあつらえ向きかも。