先日のポタフェスでジャンク扱いで安くなっていたことから思わず買ってしまったポータブルアンプ OPPO HA-2。
その後純正microUSBケーブルも購入してAndroid端末(ONKYO GRANBEAT DP-CMX1)での動作確認も取れています。
しかし、GRANBEAT DP-CMX1は元々単体でもそこそこ高性能なDAPであり、確かにアンプの駆動力はHA-2の方が上ではあるものの、わざわざポタアンを別途用意しなければいけないような音質ではありません。私が所有しているIEMであれば大体十分に鳴らせる程度の実力はあります。
仮にポタアンを使うのであれば、iPhoneやXperiaなどのスマートフォンと組み合わせるのが妥当なところでしょう。
手持ちのiPhone 7との組み合わせについては、購入時におまけでいただいたLightningケーブルで無事に動作確認は取れていますし、私自身ポータブルオーディオ用のLightningケーブルは以前から持っていましたのでこれは問題ありません。
問題なのは現在Android機として最もよく使っているSONY Xperia XZ Premiumで、この端末はUSB端子がtypeC形状なのです。当然両端ともmicroB形状の純正ケーブルをそのまま使うことは出来ません。そこでmicroB-typeC変換アダプターを用意しようということで、新たに購入したのがこのアダプターです。
お約束の中国発送品です。送料込みで99円で売ってどうやって利益を出しているのかは謎としか言いようがありません…。
中身は至って普通のアダプターで、本体色は白・黒各1個というものです。
機能的には特に問題ない
それでは、このアダプターを、まずOPPO純正microUSBケーブルと組み合わせます。
写真では白の方を組み合わせています。この状態のケーブルで、Xperia XZ PremiumとHA-2を組み合わせてみましょう。
この状態で再生を開始してもXepriaのスピーカーからは音が出てきませんので、HA-2を認識しているのは間違いないようです。
音質については、先日Xperia XZ Premium単体での試聴にも使った、Noble Audio Savant Universalで確認してみましょう。
iPhone 7との組み合わせと比べると低域方向の力強さは出てくるのですが、反面しなやかさにはやや欠ける傾向がみられます。音場もSavant Universalを組み合わせている割にはやや狭く感じられます。それでもXperia XZ Premium単体での音質と比べれば数段上であることは間違いないのですが…。
スマートフォンと組み合わせる事を前提としたオーディオ機器は、まずiPhoneとの組み合わせを想定して作られていることが多く、iPhoneとの組み合わせでは概ね無難なバランスで鳴ってくれるものが多いのです。先日のiPhoneとの組み合わせが良好だったHA-2もそのパターン通りということでしょう。
同じAndroidとはいえGRANBEAT DP-CMX1は単体DAPとしての実力がスマートフォンとは一線を画していますし、以前行ったAstell&Kern KANNとの比較試聴でも判っている通り、デジタル出力の品質が特に高く、Xperia XZ Premiumと比べれば数段上です。それら2つの後にXperia XZ Premiumを聴いてしまったので、思ったほどの音が出ていないと感じてしまうのですが、客観的に見れば十分高水準な音質ではあると思います。
このアダプターがより高価なものになれば多少違う可能性もないとは言えないのですが、恐らく大手メーカーのパッケージ入りでも品質的に大きな差は無いでしょう。そう考えればこれで十分かという気はしています。
注文から約2週間待たなければ届かない事だけは弱点ですが…。
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購入金額
99円
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購入日
2018年07月30日
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購入場所
Amazon
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