レビューメディア「ジグソー」

一歩前進..

[2018/08/02 更新]

初回のレビューで書いていた、NuvotonU2C.DLLのWrapper DLLのお試し版が一応完成しました。

 

NuvotonU2C.DLL は、Nuvoton社のMaxxDSPシリーズの設定ツールで使用されているDLLなんですが、Nuvoton USB to I2C converterはとても高い($68。 CypressのEzUSB2かなにかを使っているようです)ので、Aliexpressなら\500以下で買えてしまうCH431Aを使えるようにしてみようと思ってWrapper DLLを作りました。

  

さて、動作確認!とばかりに勢い込んでつないでみたのですが、無情にもMaxxAudio(設定ツールの名称。MaxxDSP?かも)は無情にもDisconnectと判定されてしまいました。

 

 

そこでつい先日購入したばかりの激安ロジックアナライザの出番です。I2Cそのものが動作していないのか、動作はしているものの、期待したデータが創出されていないのか?の切り分けに使用してみました。(I2Cが出力されているか確認するだけなので、MaxxDSP ICには接続していません)

 

 

すこし画面がわかりにくいですが、MaxxAudioの『DSP CONNECT』をクリックした後のI2C波形です。しっかりとI2C波形が出ているので、Wrapper DLLは一応動いていることが確認できました。

Visual CはVC4.0以来まともに触ったこともなく、DLLを作成するのも初めてだったので1か月近くかかってしまいましたが、(問題はあるにせよ)とりあえず動いてくれたのでとても嬉しかったです。

 

つながらない問題については、今後色々と調べてゆきたいと思います。

 

 

激安 ロジックアナライザー

 

Nuvoton MaxxDSPを搭載している、潜在能力的には多機能なサウンドバー

 

 

[初回レビュー分]

たEEPROMプログラマです。

主にBIOS EEPROMの書きこみに使用されています。

 

僕も、4年ほど前?に HPのnx6320の暗号化オプションがONになった状態のBIOSマスターパスワードが解除できないというジャンクPCを入手して、BIOSパスワード解除のために使用しました。

 

その後、活躍する場もなく電子部品棚に放り込んであったのですが、この度USB-I2Cブリッジとして使ってみることにしました。

 

WindowsではUSB-I2Cは標準ドライバというようなものはなさそうで、I2C変換IC毎に専用のドライバ(これは当たり前ですが)と、独自のDLL(API)(注)が用意されています。

 

したがって、USB-I2Cブリッジを使用するWindowsソフトで、対応していないUSB-I2Cブリッジを繋いでも使用することができません。

 

そして、それら専用(純正)のUSB-I2Cブリッジがまた高価なんです。

I2CをベースにしたPMbus用のアダプターなんて2万近くしたりします。しかもメーカーごとに違うという..。

 

業務で使用するならすなおに純正品を購入するところですが、個人で遊ぶレベルではそんな万単位のアダプターを次から次へ購入することは困難です。

 

そこで現在進めているのが、USB-I2Cブリッジの差を吸収?するWrapper dllの作成です。

 

手始めに、CH341AをNuvoton者のNuvotonU2Cアダプターに見せかけるDLLを作成中です。

NuvotonU2Cアダプターの現品はみたことがないのですが、Aliexperssでそれらしきものが$68程度で売っていました..。

 

(注)例えば、NuvotonU2C.DLLとCH341ADLL.DLLでOpendeviceを比較すると..

1. NuvotonU2C

NuvotonU2C_OpenDevice(UINT32 port, UINT32 freq)

 ポート番号の引数とともに、バススピードの引数も渡します。

 デバイスの初期化と同時にバススピードも設定します。

 

2. CH341DLL

CH341OpenDevice(ULONG iIndex)

CH341のOpenDeviceでは、ポート番号のみ渡されます。

バススピードは、CH341SetStream(ULONG iIndex, ULONG iMode)で指定します。

 

つまり、WrapperDLLでは...

NuvotonU2C_OpenDevice(UINT32 port, UINT32 freq) がコールされたときに、

CH341OpenDevice(ULONG iIndex)

CH341SetStream(ULONG iIndex, ULONG iMode)

の2つをコールして、CH341を見かけ上NuvotonU2Cのように動作させます。

 

とはいえ、ヘッダファイルに書かれている情報も完全なものではないので、

手探り部分がかなり多いわけですが...。

 

  • 購入金額

    700円

  • 購入日

    2014年07月30日

  • 購入場所

    Amazon

8人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (1)

  • aPieceOfSomethingさん

    2018/08/06

    CH341A(USB-I2C) <-> GS331(Nuvoton DSP) <-> HiLetGo ロジアナ と接続していろいろ試しているのですが、なぜかCH341A(USB-I2C) <-> GS331(Nuvoton DSP) を接続するとI2C波形がくずれます。

    SDAは多分問題ないのですが、SCLがまともなクロック波形になりません。
    プルアップ抵抗の問題なのかなんなのか..。
    SCLの問題というところまで絞り込めたのでまた一歩前進ではありますが。

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