今回は当初Xperia XZ Premiumで試してみようと思っていたのですが、よく考えるとXperia XZ PremiumはコネクターがUSB type C形状でした。そこで今回はmicroUSB端子を装備している端末ということで、何となく本末転倒気味ではあったものの、ONKYO GRANBEAT DP-CMX1で試してみることにしました。

また、試聴用のイヤフォンはケーブルをBispa ＜咲 saku＞に付け替えた、Acoustic Research AR-E100を使います。

なお、iPhoneからHA-2に入力を行う場合には、USB type AーLightningケーブルでHA-2の標準USB端子に入力して、入力切り替えを「A」にしますが、Android機が送り出しの場合には双方の端子がmicroUSBとなっているケーブルで接続して入力切り替えを「B」とします。USB Type A－microUSBケーブルを使って入力しても、HA-2には認識されません。

音質の方は前回試したiPhoneとの組み合わせと傾向が大きく変わることはありません。他のプレイヤーやアンプと組み合わせると比較的淡々としているAR-E100の音が、躍動感を感じさせるほどに変化します。音場の密度や広さも十分な水準となります。

やはり単品のポタアンであるだけに、総じてDAPやスマホの出力端子からそのまま聴くよりは質の高い音にしてくれていることがわかります。私が試したiPhone 7をDAPとして使った場合や、GRANBEAT DP-CMX1のアンプにもう一歩の力強さが欲しいところなど、HA-2が上手くカバーして良質な音に仕立ててくれるでしょう。そのために必要ということで、このケーブルに関してはやむを得ない出費と思っています。