先日設置した防犯用IPカメラはmicroSDメモリーカードに常時録画するよう設計されています。
勿論ネットワーク接続に対応していますので、NAS上にもデータを残すようには設定しているのですが、データの確実な保持という意味では本体側の録画も欠かすことは出来ません。
現時点では僅か16GBのSanDisk Ultra Plusを装着しているのですが、これは書き込み性能がそこそこ安定していて、連続稼働にもある程度耐えてくれそうという観点で選んだものです。他社製品であれば32GBのmicroSDHCもストックはあったのですが、信頼感という意味でSanDisk製品を優先した結果です。
ドライブレコーダー用などと称して売られている高耐久製品を使うというのも一つの考え方ではあるのですが、今までSanDiskのUltra系やExtreme系でトラブルを起こしたことはありませんので、当分はこれで大丈夫だろうという判断です。
ちなみにIPカメラ側では最大利用可能microSDメモリー容量は64GBと説明しています。何故128GBに対応しないのか理由は不明ですが、公式にサポートしていると明言されている64GBの方が選択としては無難でしょう。現時点では128GBや200GBの同シリーズ製品の方が容量単価は割安なのですが…。
こちらは並行輸入品ですが、中身のメモリーカード自体は国内正規品と違いは無いはずです。むしろ一時期は並行輸入品が新型で、国内正規品よりも高性能な中身だったということもありましたし…。
書き込みはあまり良くないが、価格を考えれば上々の結果
それではいつも通りのベンチマークテストを実施してみましょう。ASUS P6X58D-EのUSB3.0端子に接続した、iBUFFALO BSCR20TU3のmicroSDスロットに装着してベンチマークテストを実行しています。
データサイズが100MBとなっているCrystal Disk Mark 5.1.0では、シーケンシャルライトで50MB/s前後と廉価クラスの製品としてはまずまず優秀な値を示します。ランダム4Kの値もかつてのハイエンド製品と比較してもそれほど見劣りしない程度に優秀です。
しかしデータサイズが1GBとなっているCrystal Disk Mark 6.0.0ではシーケンシャルライトが30MB/s付近まで落ち込むという意外な結果となりました。連続高負荷にはあまり強くは無いのかも知れません。
IPカメラの映像程度であればこの性能で全く問題ないとは思うのですが、4K対応のビデオカメラなどでは連続長時間録画に若干の不安を感じる結果です。
性能面では絶対性能の点でやや不安を覗かせる部分はあるものの、秋葉原の販売店でも同仕様品の中で最安値という製品ですから、それを考えれば十分すぎるほどに高性能といって差し支えはないでしょう。今回は一定レベルの性能があれば後は耐久性だけが問題という用途ですので、耐久性次第でこの評価も大きく変動する可能性があります。現時点では十分にお買い得と評価して良いでしょう。
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購入金額
1,870円
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購入日
2018年07月09日
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購入場所
PC Shop Ark
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