KURE ラバープロテクタント 300ML  NO1036   

日本語で言うとゴム材保護(復活？)の意味でしょうか　ゴム製品手入れスプレーです

早い話....オーディオカートリッジの復活剤です　どれくらい効果があるものなのか!

車も添加剤とか復活剤とか色々やりますが限定的効果ではあります。

ゴム製パーツにスプレーするだけでゴムの劣化による硬化、ひび割れ、べと付きを防ぎます。●ゴム表面の汚れを落とし、汚れの再付着を防ぎます。●有機則規制外商品です。●色:透明●容量（ml）:300●各種ゴム製パーツの保護と劣化防止。●主成分:保護剤、石油系溶剤 　　　　

　　　　タイヤやエンジンのコードなどにカーメンテナンスなどにも使われているようです

　　　        　　スプレーすると自転車のパンク修理時のゴム糊に似た臭いがします　

---------------------------ゴム劣化の理由-----------------------------　

劣化の理由は多分『酸化』と紫外線（太陽光）です（詳しくないが）　以下コピペ....　

ゴムやスポンジの弾力の元は、 高分子中の二重結合部分の平面１２０°の構造（ｓｐ２混成軌道由来）にあります。この二重結合は、σ（シグマ）結合とπ（パイ）結合からできており、このπ結合が空気中の酸素と反応しやすく、酸化されやすいのです。 酸化されると、二重結合部分の平面120°構造が崩れ、 弾力がなくなるのです。 従って、ボロボロにならないようにするには、密閉し、 空気（中の酸素）と接触させなければよいのですが、ゴムやスポンジを実用で使用していると、密閉などできませんので経年劣化は防げません。　　　　　　　

カートリッジのゴムダンパーの劣化には加水分解と言うのもあります。ゴムは水分が嫌いでボロボロになります　或いはベトベト。　シリコンゴムはアルカリとか酸に弱いらしい　どちらにしても加水分解は防げないようです。　 

このカートリッジは高域が下がりすぎ、針の動きが硬い、スプレーし易いと言うことで...　　　

オーディオテクニカ　AT-15Eaの交換針ダンパーに噴霧した　数分で蒸発するので綿棒等では無理　　無色透明な液体で、臭いはありますがCRC系の石油の臭いでは無いですが、ケトンの匂い？

　　　　　　下の白い部分がダンパーです　此処に噴霧　というより全体に為るけど。　　

　　　　　　BEFORE       オーディオ装置の設定は同一です     　　　

                   2回目　　　段々効果が見えます　　　　　　　　　

　　　　　　３回目　　　中域のゲインが上がってきて、15KHz付近も上昇してます

1時間の間に３回噴霧しました　３回目のグラフは最初から1時間経っています　効果はありますが僅かです　でも何時まで保つか...劣化が早まるかは判りません　高域がかなり落ちているのは無理ですね　それから車のワイパーブレードには使わない方が良いみたいです　ウィンドーがぎらぎらになるそうです。あくまでも個人の責任で行ってください。　

私のような使い方だと100ML位のスプレーで充分ですが300MLは多すぎます　タイヤなどの車関係は必要なのかな　ホームセンターで売られているこの手のものは量が多いですよね　使い切れないです...

尚、ゴムがベトベトする加水分解防止には適していないという書き込みもありますが表面にシリコンゴム膜が出来るので少しは効果があると思いますが...。　

1日経過後....

もう一度スプレーして落ち着いたところで測ってみた　

かなり満足できる波形となりました　高域が改善してますね。シャキシャキした？音質になりました。

１週間後測定してみた（赤い線）横軸が詰まっていて上と違います　Windows7入替え後...　　　

WINDOWS7をUPDATEしたら起動しなくなった　色々やっていたらSAFEMODEでも駄目で一日がかりでOS , アプリもINSTALLし直した。で、翌朝もう一度UPDATEし直したら再度更新に失敗したとなった　SAFEMODEで再起動してUPDATEを停止して何とか使えるようになった　120件位を一度にupdateするのは再起動できなくなると思います　MSもWIN7をもう少し面倒みてほしいよ。

-----------------テクニクス　205Cに使ってみた------------------

処置前　

　　高域ダラ下がり　40年経過のカートリッジです　針はオリジナル

処置後直ぐ

処置後18H経過後　　　　

高域は改善されるようですね　ちょっと出過ぎですが...生き生きとした再生音になります

　　　　　　約1週間後に測定　横軸が上と違うので補正が必要です

スプレーすると高域があがるようですがカートリッジが本来持っている性能は変わらないようです　　　

長年の酸化などでゴム分子の結合が弱くなるんでしょうね　今回のラバープロテクタントはその結合を補強し強化するのだと思います　ボディプロテクタントは無いものか。　　

カートリッジのダンパーには効果があるようですが付けすぎると高域が上がりすぎます

このため実験する人は少量からでしょうね　　これは自己責任でお願いします 

MC型カートリッジは恐ろしくて出来ません　ダンパーが見えないし...

削った爪楊枝の先でダンパーにちょっと付けるくらいで様子を見て、1日置いて再度つけるくらいが良いみたいです　１日経つと高域が高い方向に変化してしまうこともあります。