ヘッドライト用のクリーナー&コーティング剤セット。
コーティング剤の「AQUADROP HARD GLASS COAT」とアルカリ性クリーナーの「AQUADROP CLEANER BLUE」、クリーナー用のスポンジ(使用後に撮った写真なので汚れているが)のセット品で、このセットはヘッドライト向けとされているがそれぞれ単品販売されていて他のモノのコーティングや洗浄向けにも使えるようだ。
Amazon等の販売ページにヘッドライト向けの使用方法が書いてあり、付属の簡易説明書(A4片面1枚)はコーティング剤としての説明で使用方法らしく内容が異なる。
説明書ではスポンジを使って塗るようになっているが、ページではスポンジは洗浄剤用となりティッシュを使って塗るようになっている。今回はヘッドライト用の内容と思われる商品紹介ページの方をプリントアウトして作業開始。
説明の通りヘッドライト自体が劣化・変色していた場合はきついが、汚れや小キズで曇っているのならこのセットだけで効果は発揮しそう。
但し今回はなかなか悲しい事になっているのでセット以外のものも使用する。
車は初期型アテンザスポーツワゴン23S。既に車齢は10年を越えている。
中古購入時既にヘッドライト、特に左ライトの黄ばみ・曇りが激しい(上の正面写真だと光の方向の関係で左のほうがマシに見えるが)。車体がパールホワイトだからか特にライトの曇りが目立ってしまう。
以前ホームセンターで購入した簡易な青系コーティング剤で少しマシになったものの、青空駐車だったのでさらに曇ってしまい、家族から「なんとかならんのか」と再三言われていた。だからといってライトユニット交換したらそれなりの額になる。
黄ばみ・曇りの原因は検索すると最初からついている表面コートの劣化らしく、ピカールやヤスリで削ってしまうとコーティング無し状態になってしまい更なる曇りの原因になるとかなんとか。
しかしここまで曇っていたらもうあたって砕けろ。ピカールやメラニンスポンジを用意して、元のコーティングを捨てる覚悟で作業開始。
コーティングでツヤツヤ
状態が悪い左側から作業開始。
まずはセット付属の「AQUADROP CLEANER BLUE」で表面の汚れをとってみると、青い液体を垂らしたのに不気味なほど茶色い泡や液体がたれてくる。
しかしあまり見た目に変化はなかったので早々にピカールによる研磨に切り替え。ここで気づいたのだがどうもこのアテンザ、既に一度表面を削ったような痕があった。勘違いかもしれないが既に当初のコーティングは無いような状態だったのかもしれない。
ピカールでごしごしすると結構マシになってきた。洗剤やメラニンスポンジで残ったピカールを洗った後再度付属のCLEANER BLUEで洗浄。また茶色いのが出てきたがたぶんこれピカールの残りだろ。
セット品といえど下地処理用ではなくあくまでクリーナーなので洗い流してしまって構わないようだ。
この段階でははっきりいって「マシになった」程度。磨いた事で透明度は出ているものの遠目でまだ作業していない右ライトと比べると「ふーん」といった感じ。結構時間かかったけどやっぱ元々の劣化が酷いとこのくらいかーという感想。
乾燥した後にコーティング剤の「HARD GLASS COAT」が登場。先述の通り販売ページにある説明を参考にその辺のティッシュペーパーに染み込ませてそーっとヘッドライトに塗っていく。揮発性が高いようであまりもたもたしているとティッシュが乾く。
ただ塗りやすく、余計なトコに垂れるようなこともなくスムーズに作業終了。
で、ビックリ。下がりだしていたテンションがガラっと上向きになるツヤツヤ感。恐らく小キズなんかが埋まって見た目の透明感がアップし、コーティング剤の光沢感も相まってかなり見た目の印象が変わった。
元々左ライトのほうが酷い状態だったのに見事に逆転。
点灯すると手付かずの右ライトより光の滲み方も少ない。
テンションが上がったので早々に残った右ライトも作業開始。こちらはどうも「汚れ」による黄ばみ・曇りの度合いが多かったらしく、最初のCLEANER BLUEだけでだいぶ見た目に変化が出て黄ばみも薄らいだ。恐らく本来はこの右ライトくらいの曇りをを想定したセットなのだろう。
今回は左と同様にピカール等で研磨→再洗浄→コーティングという作業をしたが、これなら研磨無しセットの2本だけでも効果でたかも?
いやーだいぶ見た目がすっきりしてくれました。ヘッドライトってキャラクターでいう目みたいなもんですからね。ここが曇っていると全体がどよんとして見えるから。
3時間ほどでそーっとさわっても乾いたように感じる。説明書によると完全硬化までには1日~2日かかるらしい。…が、よりによって5時間後に急遽車を出す必要が出てしまい走行する羽目に。まあ案外大丈夫そう。その時ヘッドライトを点灯したが、以前より明るく、光のラインがくっきりでるようになった感じ。
ちなみにコーティング剤はヘッドライトに2度塗りで7割くらい残っている。最初使用量が判らず無駄にティッシュで吸ってしまった分があるのでもう少し使用量は少なくてすんだかも。
青空駐車で半年程度持つ
で、きになるのは耐久性。本来のコーティングは研磨されて無くなっている&青空駐車なのでかなりの悪条件。残念ながらこれを書いている時点では3日目…やっと完全硬化したとこなので答えはこれから。
まあ磨き作業はともかく、コーティング自体はサクっとできるし、これだけ光沢が出てくれるなら効果が短めでも許せるきがする。
2015/02/27追記
ほぼ3ヶ月経ったけど今のところは特に変化無く綺麗なまま。洗車とかのときも気にせずゴシゴシしてるが問題な指そう。モノによっては3ヶ月くらいで変化が出てきてしまうコーティングもあると聞いていたのでまずはひと安心。
写真の光のあたり方のせいでなんか余計にツヤツヤしてますが、実際の見た目は変化ない感じ。
あの曇りまくったレンズの写真が懐かしい。
2015/07/10追記
半年以上経ったのだが、6月あたりから曇りが気になってきていたので塗りなおし。
まあ塗る前に比べたらぜんぜんまだマシだし青空駐車で半年持てば十分だ。
塗りなおしは一度やっていたのもあり30分もかからなかった。メラニンスポンジで表面の汚れをとり付属の青いクリーナーで拭き取り、ティッシュでささっと薄く2度塗り。今回はコーティング剤の必要量もわかっていたので消費量も減らせた。
3年半使った追記 確実に曇りは少なくなっている
半年毎に軽く磨いて塗りなおすを4回繰り返していたのだが、その度に曇りの度合いは少なくなっていた。で、AQUADROP HARD GLASS COATを1瓶使い切ってしまい、4回目の後買いなおすタイミングもなく9か月放置していたのだが…さすがに曇りだすものの、当初のすりガラスのような曇り方には戻る気配がなく、繰り返しの塗りこみでしっかりとコーティングされたようだ。
ここまで回復したなら廉価なコーティング&みがき剤でも大丈夫じゃないかと買ってみた。
狙いは的中し、こちらでもあっさり回復した。下の画像の上段が9か月放置していた状態だが、当初に比べると明らかにきれい。
最初の段階で安いものを使っても歯が立たなかったので、AQUADROP HARD GLASS COATを塗り込んだおかげかと。あとは廉価なほうがどのくらい持つかどうか。
追記
AQUADROP HARD GLASS COATの効果が残っている状態なら廉価なコーティング&みがき剤でも3か月以上クッキリ状態を保持していたが徐々に継続期間が短くなっていったので恐らくAQUADROP HARD GLASS COATの効果が無くなっていくと同時にみがき剤も効果が薄くなっていったと思われる。
半年程度のスパンでの再施工を維持すればかなり綺麗な状態を出せる。それ以上の期間を狙うならウレタンクリアや業者によるリペアといった別の方法を狙ったほうがよさそう。
→ウレタンクリアチャレンジ
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購入金額
2,160円
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購入日
2014年11月28日
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購入場所
AQUADROP COATING FACTORY
harmankardonさん
2014/12/01
戦闘機のカウリングにも使われているとか...
パッチコさん
2014/12/02
うちも一度この手のをやりました。気分が変わっていいですね。
ついでにカラー入れてみるのもアリです。
下小川さん
2014/12/04
このアテンザは買ったときからおっそろしく濁っていて(写真よりも実際全然ひどかった)一度キレイな状態見てみたいというのもあったんで気分スッキリです。
カラーいれたらエンブレム無いのにあわさってさらにいかつくなる!