テクニカルライティングのように、一切の情緒をなくし論理的な文章を書く方法ではなく、いかに読み手・受取手に興味を持って読んでもらうか、読み進めてもらうかということをまとめた書籍。かと言って、非論理的で感情的な文章を書けば良いという話では無い。
テクニカルライティングのような「文章の書き方・まとめ方」というより、相手に伝えるための努力をどのようにするかということを、様々な場所や機会を例に話を展開する。手紙を書こう、書くならこの順番がおすすめ、など、学校の授業の様な話も。実際、著者は小学校などで教鞭をとっている。
短くまとめるというところが主眼にある(長いと人は読まない)ので、省けるなら主語を省いてしまえ、という話がでてました。コンテキストを読ませる、もしくは想像させることによって相手の意識や興味を引かせるというのはテクニカルライティングにはない方法論ですね。淡々とどの様に誤解なく伝えるかに主眼が置かれているテクニカルライティングでは取り扱わない分野です。
-
購入金額
1,404円
-
購入日
2018年04月03日
-
購入場所
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。