デスクトップ用のメモリーモジュールは安い時期があればそこそこ買い置きしておくことが多いのですが、主にノートPCで利用するSODIMMについては、あまり熱心に安売り品を探していないこともあるのかも知れませんが、最低限のストックしか持っていないことが多いのです。
しかし、去年たまたま量販店で処分価格となっていたこのメモリーを見つけました。処分品はお一人様一点限りのみ購入可となっていたのですが、さすがにこの類のメモリーは2枚一組でないと活用の幅が大幅に狭まってしまいますので、家族に頼んで1枚ずつ購入して、2枚組として保管してありました。
それから約1年使う機会が無いままだったのですが、先日ノートPCを買い足したことにより状況が変わります。
標準状態で4GBのメモリーを搭載していて、私の普段使いであれば何とかなる量(元々使っていたSuface Pro 3も4GBモデルでした)ではあったのですが、出来れば容量ももう少し欲しい水準ですし、2枚メモリーを装着することで実現されるデュアルチャンネルアクセスの恩恵も受けたいところです。
この新たに購入したLet'snote CF-NX3は、DDR3L(電圧は1.35V)のメモリーモジュールのみに対応する製品です。一方、ストックしてあったこのKVR16S11/4は通常電圧(1.5V)のみのサポート品です。念のためCF-NX3に装着してみましたが、PCが起動すらしないという徹底的な非対応ぶりでした。
そこで考えたのは、1.5V/1.35Vの両対応となっているPCに挿ささっているDDR3LのモジュールをこのKVR16S11/4と交換して、そこで浮いたDDR3LのモジュールをCF-NX3に回すということでした。
DDR3L対応のモジュールを使っていたと記憶していたThinkPadの蓋を早速開けたのですが、何と挿さっているのは通常電圧のモジュールでした。こちらのモジュールを挿しておいたはずだったのですが…。
おかしいと思い改めて記憶をたどってみると、同じ事を3ヶ月ほど前に既に行っていることに気付いたのです。
この機種がやはりDDR3Lモジュール専用機だったので、こちらに既に使っていたのです。搭載しているCore i3-6100UはDDR4のメモリーにも対応しているのですから、DDR4にしておいてくれれば良かった(DDR4のSODIMMは別に買い置きがありました)のですが…。
そこで本当はやりたくなかったのですが、小型サーバーとして組み立てておいたこちらのメモリーを流用することにしました。
省電力性能にこだわった組み合わせだったのですが、同じメモリーが当時の約3倍の価格では、新たに買うのがどうしてもためらわれてしまいました。
1.5V対応環境であれば問題なく使える
今回はGA-J1900N-D3Vに装着していた、こちらのメモリーとの交換ということになります。
型番ラベルに小さく「HYN」の文字が印刷されていますので、Hynix製のDRAMを搭載しているという意味でしょうか。
モジュール表面に貼付されたシールに、はっきりと「1.5V」と記載されていて、1.35Vでは動作しないという事を明確に表しているようです。
さて、GA-J1900N-D3Vは元々1.5V/1.35Vの両対応製品ですので、メモリーモジュールの電圧が変わってもごく普通に動作してくれます。
一方、CF-NX3の方はGA-J1900N-D3Vから取り外したCrucial CT51264BF160BJを1枚装着することで、無事に8GB搭載で動作してくれました。本当ならGA-J1900N-D3Vから取り外した2枚を組み合わせてCF-NX3に装着するのが正しいわけですが、CF-NX3は増設用のメモリースロットには簡単にアクセスできるものの、標準装着のモジュールを取り外すためにはかなり面倒な分解が必要となるため、ここは妥協することにしました。結果的にCT51264BF160BJが1枚だけ浮くという微妙な状況となってしまっているわけですが…。
もう少しメモリーの価格が下がってくればDDR3Lのモジュールをもう少し買い足す気分になるのですが、現状のまま高止まりしているようでは、本当に必要とならなければなかなか買えませんね…。
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購入金額
1,140円
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購入日
2017年03月26日
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購入場所
ノジマ
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