レビューメディア「ジグソー」

高画質なCPU切替器(KVMスイッチ)が欲しい人にお勧め

前回のPremiumReviewで作成したRyzen PCとメインPCでWQHD(2,560×1,440ドット)画質のモニター

を144Hzで切り替える事が可能なKVMスイッチ(キーボード・マウス・モニター切替器)が欲しかったのでStarTech.comのKVM、SV231MDPU2購入しました。

SV231MDPU2
SV231MDPU2

StarTech.comと言う聞いたことの無いメーカーですがKVMやディスプレーケーブル製品を数多く出しているようです。左上に2年保証の日本語シールが貼られていますがマニュアルは英語でした。StarTech.comのサイトでは日本語マニュアルもダウンロード出来ます。

更新: 2018/03/04
デザイン性

コンパクトで場所を取らない

設置状況
設置状況

写真で上に見えるのが、Logitech の8ポートギガスイッチングハブ(165×108×28mm)ですがほぼ同じ大きさに見えます。(横幅は11mm SV231MDPU2が大きいですが、高さ奥行きは小さいです)

個人向けKVMスイッチ(CPU切替器とも言います)は場所を取らない小さめなタイプが良いですね。

後ろから、Mini Displayケーブル3本とUSB2.02本が出ていますがケーブルも細くスッキリしています。

更新: 2018/03/04

仕様

保証期間 2 Years

ハードウェア

KVM・ポート:2

PCインターフェース:USB

PCビデオタイプ: Mini DisplayPort

オーディオ:なし

ケーブル同梱:あり

デイジーチェーン型:なし

マルチモニター:1

ラック取り付け可能:なし

業界標準:HDCP 2.2

性能

DVIサポート:あり - デュアルリンク

Hot-Key Selection:あり

IPコントロール:なし

OSD &ホットキーサポート:なし

Video Revision:DisplayPort 1.2

オーディオ仕様:7.1デジタルオーディオ(ディスプレイおよびビデオソースに依存します)

ポート選択サポート:プッシュボタン&ホットキー

ワイド画面サポート:あり

一般仕様:最大解像度4K(60kHz)でご覧になるためには、ビデオソースとディスプレイが4Kに対応している必要があります。

ホットキー切り替えコマンドは、Windows搭載コンピュータでのみサポートされています。

最大デジタル解像度:4K - 3840 x 2160 @ 60Hz(この解像度に対応しているビデオソースとディスプレイが必要)- MST

最大ユーザー数:1

コネクタ

コンソールインターフェース:1 - Mini-DisplayPort(20ピン) メス Output   3 - USB Type-A(4ピン)USB 2.0 メス

ホストコネクタ:2 - Mini-DisplayPort(20ピン) メス Input   2 - USB B(4ピン) メス

インジケータ

LEDインジケータ:1 - ポート1 アクティブLED

           1 - ポート2 アクティブLED

電源

電源:USB電源

環境条件

保存温度:-20°C to 60°C (-4°F to 140°F)

動作温度:0°C to 40°C (32°F to 104°F)

湿度:0~80% RH

物理的特徴

ケーブル長さ:3.9 ft [1.2 m]

色:ブラック

製品幅:3.2 in [82 mm]

製品重量:12.2 oz [346 g]

製品長さ:7 in [177 mm]

製品高さ:0.9 in [24 mm]

パッケージ情報

工場出荷時(パッケージ)重量:29.5 oz [837 g]

箱に含まれているもの

パッケージ内容:1 - 2ポートmDP KVMスイッチ

          2 - 1.2m Mini DisplayPort KVMケーブル

          1 - クイックインストールガイド

同梱品
同梱品 シンプルです

更新: 2018/03/07
機能

4K(60Hz) が可能でホットキーも使える

使いたかったのはWQHD(1440p )で144 Hzが出せるDisplayPort 1.2規格に対応してる製品で俗にい言う4K@60Hz製品です。同じStarTech.com製品でSV231DPU2と言うDisplayPortのKVMが有りますがこちらは4K@30Hzまでの対応(DisplayPort 1.1)のため@60Hz対応のSV231MDPU2にしました。

一般的にKVMを使うと画質がおちるとか信号が劣化すると言われますがSV231MDPU2では特に感じられませんでした。またRADEON RX480の2枚差しでFreeSyncも設定出来ますし、nVIDIAのGTX780でも144Hzで表示が可能です。

切替は自動でも変わりますし、2台のPCが電源オンの状態の時はホットキー(ScLk2回)が使えます。本体のセレクトボタンも前面にあるため使いやすくインジケータLEDも見やすい配置です。

USBポートは3つあり、キーボードマウスのほか、もう一つUSB周辺機器が接続出来ます。ゲームパッドなどが良いかもしれません。

背面
背面

背面は、モニターへのOUT PUT用Mini DisplayポートとPC1、PC2それぞれのMini Displayポート、USBポートのセットが解りやすく表示されています。付属のコードはMini DisplayケーブルとUSBのABがセットになっていますが、市販のケーブルでも代用できるので長めのケーブルが欲しい場合は別々に購入しても良いでしょう。

更新: 2018/03/07
使用感

フロントのセレクトキーも押し易くUSBも前面にあるのが良い

使い勝手としては、切替時はホットキーも使えるので特に何処においてもかまわないと思いますがケーブルの取り回しなどは、細くて柔軟なMini Displayケーブルはコネクターの大きさも小さいため使いやすいです。

ケーブルセット
ケーブルセット

今回、モニターとPC側は通常のDisplayポートのため、Mini Display-DisplayPort変換したタイプのケーブルを3本買いました。

こちらもDisplayPort 1.2をサポートしている製品したので高解像度でも安心です。

更新: 2018/03/07

注意点

Amazonのレビューにもありましたが、PCのポートには相性があるようです。特にPC1ではRADEON RX480からモニターの情報読み取りが出来なかったり、144Hzでノイズがでたりしました。PC2側に接続すると発生しません。また、ディスプレイポートだけを使ったシングルモニター時も発生しないため、マルチモニターで特定の条件下で発生する事象のようです。

ただし、nVIDIAのGTX780ではPC1・PC2ともマルチモニターで特に不具合も無く使えるため、RADEON特有の相性問題かも知れません。とは言え接続までいろいろケーブルを変えたりと試行錯誤が必要だったため、使用感の評点は3.5にしました。

 

全体として4K@60Hzの高画質モニターを複数のPCで切り替えて使う事が多い人にはもってこいのKVMと思います。価格も1万円程度であれば出しても良い金額かとお思います。

  • 購入金額

    10,160円

  • 購入日

    2018年02月23日

  • 購入場所

    コンプモト 楽天市場店

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