小学館から発売された、永井豪の「デビルマン-THE FIRST- (2) (復刻名作漫画シリーズ)」です。
【内容情報】(出版社より)
雑誌連載時の興奮を再現、最初のデビルマン
最も美しく残虐なデーモンの戦士、シレーヌになんとか勝利したデビルマン不動明は、人類を滅亡し地球奪還を図るデーモンの猛威に対し、世界中から同士を集めデビルマン軍団を組織する事を誓うのだった!(本書、第2巻は「週刊少年マガジン」1972年43号~1973年9号までを収録します。)
永井豪画業50周年を記念し、日本漫画の至宝『デビルマン』を、連載時(1972年25号~1973年27号)の誌面に可能な限り近づけたバージョン、全3巻で刊行します。判型は雑誌と同サイズのB5判を採用。これまでの単行本では収録されなかった扉絵を完全収録。本文の4色2色カラーページも再現します。連載版ならではの"ヒキ"によって生み出された、ページをめくる興奮と次回への期待感を全ての『デビルマン』ファンへお届けします。
表紙は20回の扉絵です。
普通なら書下ろしを期待するものですが、ほんと書きおろしてくれなくてありがとう(再)。
第2巻は「週刊少年マガジン」の1972年43号~1973年09号(18~35回)までを収録しています。
ページ数は368ページ。
35回のみカラーページが含まれています。
2ページが紫、2ページが黄色。
この黄色のページがかなり見にくい。
こんなんなら単色の方が(汗)
復元されたカット
扉絵以外だと
224ページ1コマ目「ジンメン デビルマンのいかりをうけろ!」
238ページ KC版は1ページの2コマを2ページに分割
256ページ KC版は最後のコマを次のページに1ページに変更
2回につながるページの変更が多いようです。
伊集院光とらじおと 2018年02月21日(水) ゲスト:永井豪(漫画家)
50分より
永井「最初に東映動画、当時東映動画と言ったんですけど企画部長からお話しいただいて。
当時連載が途中で終わった魔王ダンテって作品があったんですね。
それがあの、雑誌がなくなって終わったんですけども、ああいった悪魔ものってテレビでありませんから企画立てませんかって言われて。
当時のアニメって本当に幼い子向けの可愛らしいものが多いので、そんな悪魔ものの番組なんか作れるのかなと半信半疑で、でもせっかく来ていただいたから作ろうと思って。イメージに沿ってキャラクター作ったんですね。
そしたらもうこれ主人公としては怖すぎますのでアメリカンコミックのヒーローみたいなもの作れませんかって言われて、魔王ダンテから二転三転してデビルマンのスタイルを作ったんですね。」
伊集院「(略)ニーズも入れながら、譲れない個性も入れるじゃないですかと」
永井「パンツはかしてくれって言われて仕方なくデビルマンにパンツはかせたんですけれど。
獣の姿だったんですけれど、仕方がないかということで妥協したんですけども、
いざ漫画で描く時になったら少年マガジンという舞台になったので、スーパーマンみたいなパンツはいてるヒーローじゃ無理だなと思って。
元の狼男みたいな。
下半身毛だらけのキャラクターにして、尻尾まで付けて。
全然違う大人向けの作品にしますからやらせて下さいということでOKをとったんですよね。」
伊集院「原作のストーリーどうかしてますよね?」
(永井)「そうですね。あれはね、本当はもっと長く自分では膨らましてやるつもりで、ストーリーをどんどんどんどんスケールを大きくしていったんですね。
そしたらテレビが予定より早く3クールで終わることになってしまって、そしたらマガジンの方もテレビがやるからってことでやった条件だったので、終らせてほしいっていうふうに言ってきたんですよね。
そしたらもう今度膨らませたストーリーをまとめることができないなと思って。
どうしようかと思った時になんか端折るための、ストーリーを端折るための手法がいるなってことに気がつきまして。突然登場人物の飛鳥了が読者に語りかけるような形で。」
※読者に語り掛けてきているの、了じゃなくて明(汗)
「これから起こることは、もう一気にすごいことが起こりますよと宣言しようと思って。
どんどんたたみ込むための前振りとして、ただの物語でなくあなた達にもふりかかりますよってことを表明して描いたんです。」
伊集院「素人は制限があるからもっと自由だったらって思うんですけど、制限がある中で出していることがあとあと凄いことになった」
漫画とか文章では知っている内容だったけど、作者の口から聴くのは初めてだ。
週刊連載の疾走感が感じられて素晴らしい。
タワーレコード Yahoo!店でポイントで購入。
発売日から5日後に届いた(汗)
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購入金額
2,916円
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購入日
2018年02月24日
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購入場所
タワーレコード Yahoo!店
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