レビューメディア「ジグソー」

Helveticaの元となったフォント

Linotype社のフォントであるNEUE HAAS GROTESK DISPLAY(ノイエ・ハース・グロテスク・ディスプレイ)が無償配布されていたので、早速入手しました。

 

生い立ちや使い方についてご紹介したいと思います。

 

NEUE HAAS GROTESKは、“ハース社の新しいサンセリフ(グロテスク)書体”という意味で、1957年に発表された古い歴史のあるフォントです。

 

この時代は、勿論パソコンなんてありませんでしたから、金属活版が主流。

 

このフォントは完全なオリジナルというわけではなく、ドイツのAkzidenz-Grotesk(アクチデンツ・グロテスク)という名前の書体をコピーすること目的だったようです。ですが、もっと素晴らしいものを作りたいという書体デザイナーの思いから一から作り直したのが、このNEUE HAAS GROTESKというわけなのです。

 

その出来は素晴らしく、世界で販売できると考えられ改名され発売されたのが、世界で最も有名で人気のある「Helvetica」ということらしいです。

 

 

そういうことで、生い立ちもご紹介したところで、NEUE HAAS GROTESK DISPLAYのデザインを見ていきたいと思います。

DISPLAY(見出し用)書体ということで、フォントサイズを大きくして使っても可読性が良く、すっきりしたイメージを出せるようなデザインになっています。字間を若干詰め気味ですね。

Helveticaとの違いは見た目上、ほぼないのですが、文章を組んだときやRを切り替えられる機能があったりと、微妙に差があったりします。

 

更新: 2018/03/10
総評

デザイナーの自己満になりがちですが・・・

Helveticaを持っていて、このフォントを持つ理由を探してみても、殆どにおいて他の方が持っていない(かもしれない)というデザイナーの自己満になってしまうかもしれません。

 

しかし、やはりHelveticaの元となったフォントだけあって、質は高く、またプロユースのフォントであるので、個人レベルにおいてもHelveticaを持っていないのであれば、積極的に採用してもよいフォントだと思います。

 

 

なにせ無料ですしねっ

 

  • 購入金額

    0円

  • 購入日

    2018年02月22日

  • 購入場所

    Linotype

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