私のDAPでも最も使用頻度の高いAstell&Kern AK100IIですが、アナログソースの取込フォーマットを24bit/88.2KHzのWAVにして以来、ストレージの使用量が一気に増えてしまい、今までファイルの保存先にしていたMicroSDXC 64GBのSanDisk Ultra Plusが殆ど空き容量なしという状況になってしまいました。
Pioneer XDP-100Rのようにデュアルスロット仕様であればもう1枚メモリーカードを用意すれば良いのですが、生憎AK100IIはシングルスロットであり、容量を拡張するためにはより容量の大きいメモリーカードを用意するしかありません。
そこで取り敢えず128GBのメモリーカードに交換しようと思い、現在流通しているMicroSDXC 128GBの中で最も実売価格が安い、並行輸入品のSanDisk Ultraを買ってみました。
「A1」というロゴが印字されていますが、これはAndroid等のモバイルデバイスで、アプリケーションインストールに適した性能を持たせた「Application Performance Class 1」の性能基準を満たしていることを意味しています。今回はDAPのファイル保存先ですから、アプリケーションには特に関係の無い用途ですが…。
A1のロゴが印刷されている以外は、旧型のUltraとほぼ同じ外観に見えます。なお、日本向けのリテールパッケージはこれまでA1非サポートの旧型が入っていたのですが、400GBモデルの投入に合わせてこれと同型のものと置き換わるようです。
最廉価ながら優秀な性能
クラス中最も安価という理由で買った品ですが、最新モデルということもあり性能はなかなかのものです。
ここ最近はカードリーダー・ライターとしてiBUFFALO BSCR20TU3を使ってきたのですが、最近動作が不安定なことがあるため、以前使っていたBSCR09U3WHに再登板してもらって性能測定を行うことにします。
なお、今回からCrystal Disk Markのバージョンを変更します。これまではVer. 3系のNano Pico EditionとVer. 5.1.0を使っていたのですが、Nano Pico Editionの測定を取りやめて、代わりにVer. 6.0.0で新たに計測することにします。また、CPU脆弱性対策の更新により、これまでの値との互換性も乏しくなっていることをご了承ください。
表記の100MB/s超えというところまでは行きませんが、これはカードリーダーの性能の限界もあるのでしょう。かつてのハイエンドに匹敵する性能があっさりと出ています。さすがにシーケンシャルライトはハイエンドクラスほどではありませんが、それでも70MB/s前後を叩き出しているのですから十分高速といえます。
ランダムも目立った弱点はなく、殆どの用途で速度の不満が出ることはないでしょう。私自身、ここまで性能が向上しているとは思いませんでした。
最近の実売価格が4千円台半ばというところまで下がっている品ですので、それでこの性能とSanDiskブランドという安心感もありますから、深く考えずに買ってしまえる定番商品となるであろうコストパフォーマンスです。他の容量も安くてに入り次第調べてみたいと思います。
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購入金額
4,430円
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購入日
2018年02月07日
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購入場所
PC Shop ARK
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