現在、声優及びアニソン系の歌手として、最も売れているであろう存在の水樹奈々。既に10年以上このジャンルのトップを走り続けている訳ですから、まさに押しも押されもせぬ存在といえるでしょう。
その水樹奈々の3枚目となるベスト盤がリリースされました。今回は収録内容だけでいえば買うかどうかは微妙なラインだったのですが、添付のBlu-rayディスクの方を観たいと思い、結局は購入してしまいました。
収録内容は以下の通りです。
<CD>
01. Synchrogazer
02. METRO BAROQUE
03. BRIGHT STREAM
04. Vitalization
05. 禁断のレジスタンス
06. エデン
07. Angel Blossom
08. Exterminate
09. STARTING NOW!
10. Destiny's Prelude
11. TESTAMENT -Aufwachen Form-
12. HOT BLOOD
13. 粋恋
14. Preserved Roses
15. 革命デュアリズム
16. 花は咲く ~アニメスター・バージョン~
17. えがおは君のためにある
<Blu-ray>
01. 粋恋 (MUSIC CLIP)
02. ETERNAL BLAZE (at SUGA SHIKAO 20th ANNIVERSARY『スガフェス!~20年に一度のミラクルフェス~』)
03. はじまりの日 feat.Mummy-D (at SUGA SHIKAO 20th ANNIVERSARY『スガフェス!~20年に一度のミラクルフェス~』)
04. 恋想花火 (at SUGA SHIKAO 20th ANNIVERSARY『スガフェス!~20年に一度のミラクルフェス~』)
05. 水樹奈々のMTV Unpluggedを科学する -Special Edition-
実は水樹奈々と意外と親交が深いという、スガシカオがデビュー20周年を記念して開催した「スガフェス!」中の、水樹奈々出演部分が収録されているというのです。これがちょっと面白そうだなと思って購入してしまった訳です。
やはりヒット曲が多いという強み
CDの方はベスト盤であるだけに、以前のTHE MUSEUM II以降に発売されたシングル表題曲が収録されている他、T.M. Revolutionとのコラボレーションで発表された「Preserved Roses」「革命デュアリズム」など、近年のヒット曲が一通り網羅されているという内容です。
1~11曲目までは単独名義のシングルを、発売順に並べたという形です。12,13曲目は新曲、14,15曲目は前述の通りT.M. Revolutionとのコラボシングルとなります。
16曲目はNHKの東日本大震災復興支援ソングである「花は咲く」を、声優の山寺宏一と共に歌い、日本を代表するアニメ作品の映像と共に公開された「花は咲く ~アニメスター・バージョン~」、17曲目は「愛顔つなぐえひめ国体・えひめ大会」のイメージソングとなった「えがおは君のためにある」が収録されています。なお、ハイレゾ配信版の本作も発表されていますが、こちらは「花は咲く ~アニメスター・バージョン~」が省略された全16曲構成となります。
最近ではアニソンもヒットチャートの上位を占めることが多くなりましたが、それでも街を歩いていてごく当たり前に聞こえてくるというレベルなのは、水樹奈々(と紅白出演前後のμ's)の曲くらいでしょう。それだけに、実際に通して聴くとやはり耳に馴染んだ曲が多いと感じさせられます。ただ、これだけで3千円のCDだったら、配信などでシングル曲は殆ど持っていますので、敢えて買わなかったでしょう。「スガフェス!」の映像で、普段とは違ったジャンルのフェスでどのようなパフォーマンスとなったかが興味があったのです。
このパートのオープニングは、水樹奈々の出世作「ETERNAL BLAZE」ですが、画面を見てみると中央で歌う水樹奈々の左手に、ギターを持ったスガシカオとベーシストの坂本竜太(彼はスガシカオのバックバンドでバンドマスターを務めている一方で、水樹奈々のバックバンド「cherry boys」にもベーシストとして参加しています)がいるのはすぐに判りました。
そしてカメラが切り替わって驚いたのですが、ドラマーはかつて英国のロックバンド「Simply Red」のヒット作「STARS」の時期に参加して大きく貢献したとされる屋敷豪太ですし、キーボードを弾くのは数々の大物ミュージシャンのバックバンドを務め、松任谷由実のツアーでは音楽監督も担当し、ここ十数年はフジテレビの音楽関連番組でも音楽監督として活躍している武部聡志なのです。
そのような大物達がにこやかに、いかにもアニソン然とした「ETERNAL BLAZE」を演奏しているという姿は、なかなか貴重な光景ではないでしょうか。水樹奈々のバックバンド「cherry boys」も業界では大物ミュージシャン揃いと評判なのですが、普段の水樹奈々のライブでは重厚感やパワー感で押してくる感覚であるのに対して、こちらは高い技術で軽やかに演奏しているという印象で、その違いが楽しめました。そして、このバンドに対して全く負けない存在感を放っている水樹奈々もやはりさすがです。
普段の水樹奈々のライブでは、ちょっと映像的にそこまで派手にしなくても、と思う部分があるのですが、このライブ映像は純粋にシンガーとして歌っていることで、より歌の魅力が引き立ったように思えます。Blu-ray付きを買った価値は十分にありました。
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購入金額
3,780円
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購入日
2018年01月13日
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購入場所
Amazon
Takahiroさん
2018/01/20
jive9821さん
2018/01/20
一応ですが、そっち系のゲームの曲なども、聴くだけは聴いているのです。I've関連はソロ作やコンピレーション等を何枚かずつは持っていますし。
その中で買って聴いてみようと思うものは、手元にCD等で持っているという状況です。