Astell&KernとJH Audioのコラボイヤホン（UIEM）、“Michelle Limited”。

ノズルの伸びる方向がcybercatの下向き屈曲耳道に合わなかったので、結構変な方向からねじり込まなければならず、固定と音質安定化にはイヤーチップ選定がひとつのポイントだった。

そこで色々なイヤーチップを試したが、

実は「深めに入れる」「耳道から浮かさない」ということで一番に試したイヤーチップがある。

それがfinalの「Eタイプ」。

溝加工によって強度としなやかさを出しているらしいが、深く突っ込むとだいなし？？

密着性↑による低域増強と、静寂性↑による刺さり改善がポイントらしい

同社のイヤーチップには4タイプあるが（A、B、Cで、なぜか「Dタイプ」がない）、一番密着度が高くなるイヤーチップ。外見的にはさほど他と変わらない感じなのだが、軸の部分に特徴があり、すぐ判別できる。

形状そのものはさほど特異な形をしているわけではない

軸の外側に筋彫りがされているのだ。

ここに縦筋があるので、finalのEだとすぐわかる

これがどういう音響効果／もしくは／構造的効果を示すのかは解らないが、白シリコンの摩擦と合わせて、ミチッと密着度が良いイヤーチップ。

ただ形状的には膨らみが先端に向けて比較的早めに絞られる一般的な形状で、「ストッパー的効果」は薄いようで、他の一般的イヤホンと比べると重いUIEMである“Michelle Limited”が、cybercatの下向き耳道から滑り出すのを支えるだけの力はなかった。弾力性や可塑性は一般的な範囲に留まるためなのかなぁ．．．．

わりと使い勝手良いイヤーチップなんだけれど。メチャ高くもないし（6個3対で840円）。

ま、評価は「“Michelle Limited”との」相性ってことで。

finalイヤホン用イヤーピース解説・販売ページ