FiiOのUSB DAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプQ1 Mark2です.
バランスケーブルが増えてきて,ケーブル間違いによる余計な出費を避けるため,およびX3 2nd Gen延命のため,Q1 Mark2を購入しました.
Q1 Mark2は,基本的にはポータブルヘッホンドアンプですが,USB-DAC機能を備えています.
また,3.5mmアンバランス出力と2.5mmバランス出力があり,この価格では破格です.
DACはAK4452で,PCMは384kHz/32bit,DSDはNative11.2MHzとフル対応.
ロータリーボリュームノブですが,電子ボリューム採用でギャングエラーなし.
付属品も豊富.
Lightning-to-micro USBショートケーブル
micro USBロングデータケーブル
3.5 mmオーディオケーブル
シリコーンバンド
ショートタイプシリコンバンド
シリコンパッド
キャリングポーチ
大きさは,ポータブルHPAなので小さくて薄いです.縦横はX3 2nd並ですが,厚さは,1cm強です.
肝心の音質は,FiiO音質そのもので,メリハリがあり元気です.特に低域の厚みと押し出しは,ポータブルHPAを付加しただけの価値はあると認めざるを得ません.X3 2nd+Q1 MK2の組み合わせで,X3 2ndがワンランク上のDAPになった印象です.
X3 2ndでは鳴らしにくいマルチBAのイヤホンでも,十分ドライブしてくれている感じを受けます.
1.5万円のポータブルHPAとしては,十分期待に答えてくれてはいますが,やはり限界があります.
ノイズ(特に低インピーダンズ&高感度イヤホンでのホワイトノイズ)が気になったり,マルチBAイヤホンでの解像度,音の分離の不足もあります.
低域の厚みは増しますが,音場の奥行きはあまり感じられず,高域に不満が残ります.
総合的に見て,XDP-300Rと比べると,どうしても音質は劣ります.
DAP中級機以上の音質を期待すると裏切られますが,古いDAPの延命や手軽に2.5mmバランス出力が欲しい場合には,最適な選択になりそうです.
今回は試せませんが,ライトニング端子付きのiPhoneで使うことで,かなり化けそうです.
USB-DAC付きのポータブルHPAで,スペック,音質ともに十分満足できるものです.特に低域不足に悩んでいるなら,オススメできます.
PCに接続して,USB-DAC機能を試してみます.
WIndows用ドライバーをinstすると,FiiO Control Panelがトレイに格納されます.そして,Q1 Mark2を接続すると,PCからQ1を認識してくれます.
24bit/192kHzのflac再生時です.
Music Centerから,再生してみます.
ASIOで,DSDのNative再生OKでした.
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購入金額
14,800円
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購入日
2018年07月28日
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購入場所
eイヤホン
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