先日のAmazonプライムデーで、普段から安いこの製品がさらに安くなっているのを見つけ、試しに使ってみようということで購入してみました。
一般的に安いBluetooth接続対応イヤフォンケーブルはMMCX端子に対応するものばかりなのですが、本機はMMCX以外にもSENNHEISER IE8/8i/80/80Sに採用されている端子のものが用意されているのです。私自身このシリーズのイヤフォンは所有していないのですが、以前から話題にしている偽IE80があり、これは正規のIE80と同じケーブルにきちんと対応しているのです。
元々安い偽IE80と組み合わせるのであれば、このくらいの価格帯のケーブルが妥当であろうという気持ちもあり、購入してみることにしたのです。
格安品だけあり、極めて簡素なパッケージで届きました。紙のクッション封筒の中にはこの状態で入れられていただけです。
本体以外には、充電用のmicroUSBケーブルと耳掛け用のフックが同梱されています。必要最低限はきちんと揃っているというべきでしょう。
早速偽IE80と組み合わせてみました。合計で5千円以下に収まるという、クオリティーを考慮すれば驚異の格安Bluetoothイヤフォンへと変身です。
この組み合わせであれば丁度良い
それでは早速音を出してみましょう。
今回はDAPとしてSONY WALKMAN NW-A16を利用します。手持ちのDAPの中ではBluetooth接続時の音質や接続の安定性で見たときに、この製品が最も無難な選択であるためです。
NW-A16はaptXやLDACといった高音質コーデックにも対応していますが、さすがにこのケーブルはそれらに対応はしておらず、SBC接続となります。
意外といえば意外なのですが、偽IE80が持つ音質傾向はかなりのレベルできちんと表現されます。さすがに高域方向の解像感や透明度は優先接続時よりは数段劣りますが、軽く聴き流す程度であれば大きな不満は出ない程度の音質が確保されています。
もちろんシビアに音質を判定してしまうと、特に高域方向の表現は全くなっていないと言ってしまっていい程度なのですが、Bluetooth接続により基本操作と音量調整をリモコンで出来るようになるというメリットも考慮すれば、このケーブルという選択肢は十分に「アリ」です。
前述の通り本機のバリエーションモデルとしてはMMCX端子のものも用意されていますので、お手持ちのイヤフォンにMMCXケーブルによるリケーブルに対応したものがあるという方は、取り敢えず持っておけば何かの役には立つ程度には便利な品です。
当然ながらより高価なWestoneやSHUREのBluetoothケーブルの方が音質面で有利なのは間違いありませんが、少なくともSHUREのものと本機とで1万円分の音質差があるとは感じられず、コストパフォーマンスは十分に優れているといって良いでしょう。
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購入金額
1,680円
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購入日
2017年12月10日
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購入場所
Amazon
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