電子工作キット(ガイガーカウンターキット GC10)
東日本大震災時、東京電力福島第一原子力発電所の冷却電源喪失で水素爆発の時、放射能線量計(ガイガーカウンター)が欲しいなと思っていましたが数万もするので諦めていました 暫くしてエステーからエアーカウンターSが出ましたが、その時は申し訳ないのですが慣れたというか熱意が冷めてしまったのでした(・´з`・)
アマゾン見ていたら今回のキットを発見して、旧ソ連製軍用GM管(SBM-20) 使用とあり、1分で測定値確定と有りましたので注文してみました。
部品は40点位で詳しい説明書が付き2時間くらいでハンダ作業、組み立て完了します 細かいハンダ付け作業があるのでハンダ付け技術の習得後に組み立ててください ケースと9V積層電池は付属しません。 GM管は高電圧を使うようで高校生以上くらいが対象かも。
丁寧で明快な説明書が付いています
(画像クリックで拡大表示されます)
このキットの掲示板がありますが、動作しない原因はハンダ付け不良や部品を反対に付けている、電池消耗などです 部品を取り付けてないと言うのもありますね 画像を見るとハンダがあまり綺麗に付いていないのもありますね。
MOS FETをスイッチングして400V近くでGM管を動作させているようですので高電圧には充分ご注意ください。
電流は微弱だとは思いますが、ビリッと来たことはないですね。
測定値はμSV/Hで表示されます 私の地上30m自室は0.08~0.133μSV/H 位です 北風受けると上がります 北の方から流れてくる用水路の近くでは0.2位になります。
例えば0.08μSV/H×24時間×365=700μSV/YEAR 年間700マイクロシーベルト
1ミリシーベルト(1000マイクロシーベルト)が基準とか云われていましたが福島原発周辺では20ミリシーベルトが震災後の基準だとか ひどい話です。
このガイガーミューラー管(GM管)はセットするときは端の茶色い部分を持ち、真ん中を持つのは変形するので厳禁です ソケットは結構硬いので少し拡げてセットした方がよいです。
GM管(SBM-20) には向きがあります
放射線を受けるとピッと音がしてブルーの発光ダイオードが点滅します
1ミリ位のアルミケースvsポリケースでも測定結果には関係ないようです その程度ではシールド効果は無いみたいですね またGM管は横方向からが最大感度だそうです 上画像では奥や手前、上面などが一番感度が上がるそうです 軸方向は低いと云うことです。
1CM位の厚いアルミ箱以外は、アルミ箔で包んでもノイズ, γ線などには効果はないようです。
カウント動作ムービー
北関東在住ですので原発の放射線は気になっていました 当地では今でも川魚(イワナ等)や山の茸、山菜は食べない方が良いと云われています 私はおじさんなので放射線はあまり関係ない身体とはいえ気になりますよね (それが原因かなぁ?) 公的機関HPで放射線量のデータがネットで見られますが、地上20mとか30mのデータですし、こんなに良いデーターなのかなという疑問はずっとありました。
作成したカウンターは較正してないので正確かどうかは不明ですがほぼ合っていると思いたいです
線量って変化が大きいのですね 今回の装置では0.05~0.2μS/h 位の表示ですが常に一定でなく変動しています 平均して0.133μS/hが多い感じはします。
空間線量の測定向きで、食料品の正確な測定は無理みたいです 近づけるとカウントして
LED , 音で知らせるので傾向は判ると思います。
単位は年間です 年20ミリシーベルトは毎時2.28マイクロシーベルト
各都道府県の4273地点の放射線量グラフ 随時更新...
http://new.atmc.jp/pref.cgi?p=07
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購入金額
5,800円
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購入日
2017年12月頃
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購入場所
アマゾン
ちばとどさん
2017/12/21
キットを組み立てるワークショップとか、GM管でなく半導体で測定するキットもありました。
> 0.08~0.133μSV/H
室内でこの線量は高いですね。
千葉市のちばとど宅(地上4階)のベランダで、2011年当時で0.06くらいでした。
http://www.radiation-watch.org/p/pocketgeiger.html
こちらの初期モデルを使っていたのですが、最近は測ってないです。たぶん、汚染された環境はなにも変わっていないはずですが。
タコシーさん
2017/12/21
このGM管は多少高めに出るそうです マンション室内と言うのもあるでしょうかね
ですが最低でも0.06 高いと0.16~0.20μSV/h位ですね 常に変化してますね..
マンションの北と南の部屋では私の部屋の北が高く出ます...0.133μSV/h
セシウムは100年汚染されるそうです なんだかなあ...
国土をこれだけ汚染して、被災者に迷惑掛けておいて誰も責任取らないのも
憤りを感じます 民衆が文句、反抗を言わない、しないのを利用している悪代官を
懲らしめて欲しいものです 桃太郎侍殿....駄目か..
aPieceOfSomethingさん
2017/12/21
高圧が発生できるような巻線比のトランスがあればよかったのですが、手元になかったのでコッククロフト・ウォルトン回路でUSBの5Vから400V程を発生させました。
あまりに出力インピーダンスが高くて、入力インピーダンス100MΩの高圧プローブをつないでも電圧がドロップしてしまうので、10MΩのプローブとの電圧差から無負荷時の出力電圧を計算したりしました..。いろいろと危ないことをしましたが、幸いにも感電はしませんでした。
キットで多少は簡単とはいえ高圧は怖いですね..。
タコシーさん
2017/12/21
高圧怖いですよね...ブラウン管テレビのアノードキャップは電源消してもチャージしてるし
怖いですね 高圧は放電するし...燃えるし....液晶になって良かったですね
今回のGM管の高圧は400V未満のようです
取扱説明書には全く電圧のことは書かれていないのです 常時高圧が掛かっていると思うんですけど触る気がしません 痺れると怖い..ブラウン管で虐められていますから...ビリビリ..
プローブ側のインピーダンスが高くないと高圧は落ちますよね ブラウン管テレビの場合は大きな専用プローブがあったと思います。
aPieceOfSomethingさん
2017/12/21
ブラウン管とか扱っていたんですね。それでは僕なんかよりずっと詳しいですね。
今の会社に入社した直後に、当時使っていたTVの調子がわるくなり、会社の先輩に修理してみたいんですけど..。とか話をしてみたことがあります。
その時に、ブラウン管の取り扱いの手順を知っていない奴は触ってはいけないと言われました。
たしかその時にも自然にチャージされるといわれた気がします。
結局そのTVは水平偏向のTrだかFETだかのはんだクラックが原因だったようなのですが、
TV(いまは液晶なのでちょっと違いますが)と電子レンジの素人修理はしてはいけないと家訓にしています..。(笑)
タコシーさん
2017/12/22
ブラウン管TVは高圧(2万~3万V)が掛かっています 電源切ってもアノードキャップにはチャージしています 電源切って、コードを抜いて、アノードキャップ外すときはドライバーでアースとショートさせチャージを解除しますブラウン管交換時か高圧抵抗を交換するときは外さないといけないですね 素人さんは決して触ってはいけない部分ですね FBT, 高圧抵抗(アノード電圧からコンバージェンス電圧を分圧する抵抗)、ブラウン管などは危険です まれに高圧抵抗からシャーシーに放電してバチバチ音がするものもありますね
ブラウン管テレビはFBTや水平偏向部分のプリント基板は熱を持ったり重量があるので、プリント基板にストレスが来ます それでハンダ抜けが起きやすいです そこから発火などや電源入らないなどの故障もあります 電源コードを抜いておくことが重要です ブラウン管パソコンモニターも同様ですね。
電子レンジなども同じですよね 君子危うきに近寄らずです。