以前からIris Pro Graphicsを活かすには、Mini-ITXがいいよなぁと考えていました。
そして最近運悪くウチで唯一のMini-ITXマザーをダメにしてしまったこともあり、いよいよIris Pro GraphicsでMini-ITX機を組むことにしました。
使用するのは、ZIGSOWさまより賜ったXeon E3-1285L v4。
こちらを下のそれからCPUのみ外し、他は全て別に用意することにしました。
先ずは母なる大地、今回ご紹介するマザーボードがZ97I GAMING ACKです。
もうIntel® Z97 Express Chipset はZ370から3世代前になるんですね。対して、Xeon E3-1285L v4は登場から2年半。Broadwell世代が難産だったのが判ります。
先に発売となったZ97I GAMING ACのマイナーチェンジ版ということで、違いは基板レイアウトの変更、Killer Wi-FiとM.2スロットを搭載しているところ。
M.2スロットはPCI Express 2.0 x2の10Gb/sなので、最新のNVMe M.2 SSDというわけにはいきませんが、体感出来る程のことでもないので問題ないでしょう。2.5インチSSDの搭載も厳しい小型Mini-ITXケースにコスパでSATA規格のM.2 SSD、という使い方がよさそうです。
製品特徴
• リアルな音場を創り出す『Sound Blaster Cinema 2』を採用し、ハイレゾ音源対応の『Xtreme Audio DAC』及びクリアな音を提供する『Audio Boost 2』機能搭載
• USB DACなどの安定動作を実現する『USBオーディオパワー』
• 最高の戦果と極小のタイムラグをもたらす『Killer™ E2200 LAN』
• 有線Killer LANと併用可能な、802.11 ac対応のKiller WIFI搭載。
• 配信録画ソフト『XSplit Gamecaster』の6ヶ月ライセンス付き
• SteamOS対応
• 高耐久『ミリタリークラス4』準拠コンポーネント搭載
• 卓越した安定性を実現する『Gurad-Pro』
• ゲーミングマザーボード専用の生産ラインで製造
• 『OCジニー4』で誰でも簡単パフォーマンスアップ
• 頻繁な抜き差しにもびくともしない耐久性を実現した『ゲーミングデバイスポート』搭載
• 簡単にゲームのFPS値を上げる『Gaming APP』
• グラフィカルで明快な画面、マウスも利用可能な『クリックBIOS 4』
• Windows上でBIOS設定の変更が可能なユーティリティ『コマンドセンター』とアップデートユーティリティ『Live Update 6』付属
製品ページより
ドアハンガー I/Oパネル SATAケーブル2本 無線アンテナ2本 取説 ケースバッジ
インストールROM
CPUサポートリスト先頭から抜粋
Core i7 Broadwell i7-5775C 100 3.3 1M 6M G0 65 IrisProGraphics6200 1100MHz
Core i5 Broadwell i5-5675C 100 3.1 1M 4M G0 65 IrisProGraphics6200 1150MHz
Xeon Broadwell E3-1285L v4 100 3.4 1M 6M G0 65 IrisProGraphicsP6300 1150MHz
Xeon Broadwell E3-1285 v4 100 3.5 1M 6M G0 95 IrisProGraphicsP6300 1150MHz
Xeon Broadwell E3-1265L v4 100 2.3 1M 6M G0 35 IrisProGraphicsP6300 1050MHz
Core i7 Haswell i7-4771 100 3.5 1M 8M C0 84 HDGraphics4600 1200MHz
Xeonも含めBroadwell世代もバッチリと対応してくれてます。
動作確認とベンチマーク
まずは、グラフィックボードを搭載しないゲーミングPCとして組みました。
10秒切るなら充分合格点でしょう。まず困ることはありません。
ファイナルファンタジーXIV蒼天のイシュガルド ベンチマーク
SCORE:3334 やや快適
1920x1080 標準品質(デスクトップPC) DirectX11 フルスクリーンモード
Intel(R) Xeon(R) CPU E3-1285L v4 @ 3.40GHz
Intel(R) Iris(TM) Pro Graphics P6300
DirectX11だと厳しいですね
テスト中の消費電力ピーク値です。
Iris Proにしてはすばらしい結果かと思います。今までの経験での憶測ですが、Z97I GAMING ACKというかMSIのマザーボードは電力効率が良いように感じます。
Futuremark系ベンチではXeon E3-1285L v4等は対象とされていない様子
グラフィックボード無しなので、ほぼCPUの性能評価となりますがベンチマークはこのような結果となりました。
Z97I GAMING ACKの機能
続いて【リアルな音場を創り出す『Sound Blaster Cinema 2』を採用し、ハイレゾ音源対応の『Xtreme Audio DAC』及びクリアな音を提供する『Audio Boost 2』機能搭載】というようにZ97I GAMING ACKの音響機能があります。
充分優秀ですが、長年サウンドカードで聞きなれている耳では少し軽く感じてしまいました。
試しにエントリークラスの Sound Blaster Audigy Rx 乗せてみると違いは明確でした。
Mini-ITXマザーボードには、1本のPCI-Exしか拡張スロットしかありません。
そこに音楽を気持ちよく楽しめるサウンドカードか、ショートサイズでカッコイイGeForce GTX 1060 AERO ITX 6G OCでゲームをヌルサクにするか本当に悩ましいです。
まあグラフィックボードを追加する予算なんて無いわけですが・・
もう一つ。 有線Killer LANと併用可能な、802.11 ac対応のKiller WIFI搭載。こちらは便利に使用しています。
802.11 ac対応のKiller WIFIのアンテナ 近年はLANの有線接続はすっかりしなくなりました
同じ場所で使用しているUSB無線アダプタは、延長コードで使用しています。たまに繋がりが悪く感度の良い場所を探ったりするときがありますが、Killer WIFIではまだ1度もありません。優秀です。
それよりもつい最近、ネット回線の通信状況が急速に悪化したのが残念です。
HDMI端子が二つある
私の場合、端子を壊してしまった場合の予備としての意味しかありませんが、どちらに繋いでも普通に使えました。二つあるものは初めてです。Mini-ITXマザーボードなのにすごいですね。
ナイスなケースバッジが付いてくる!!!
正直、これとマザーのデザインで買っちゃったようなものです。いい歳して情けないですホント・・
本当の意味での総合評価
今回は、マザーボード『Z97I GAMING ACK』、次にご紹介するCPUクーラー、最後にPCケースの3製品の組み合わせで《周回遅れでもナイスなPCを組みたい》というテーマでの総合評価とさせていただきたい。
Z97I GAMING ACKには一切不満を感じるところはありませんでした。なので総評5.0は変わりません。(ということで周回遅れでもナイスなPCを組みたい②へ続きます)
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購入金額
18,340円
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購入日
2017年11月19日
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購入場所
じゃんぱら
Takahiroさん
2017/12/12
りゅうやんさん
2017/12/12
詳しくないんですが、killerLANは優秀だったんですかね。
正直今回初めて知ったところでしゅw
Takahiroさん
2017/12/13
『各社LANチップ(Intel・killer・Realtek)の試験したらIntelチップが一番結果が良かった』
というような趣旨のコメントしていますし・・・。それと、俺はkillerLANを使ったことが無いので断言できませんが『Realtek(蟹)LAN』よりは少なくとも優秀だとは思いますよ?w
りゅうやんさん
2017/12/13
マザーボードではASRockが1番好きなメーカーです^^