2018/08/22 《水冷構成も軽くこなせる》追記
率直に申し上げて、今度のRAIJINTEKはかなりいいと思います。
私事ですが、今回購入したTHETIS SILVER WINDOWはRAIJINTEKで2台目のPCケースです。
最初に購入したAGOS WHITEは、初めてこのZIGSOWさんにてレビューさせていただいた記念すべき製品でした。
マットな白と黒の塗装がとても美しい見た目の良いケースでしたが、水冷構成で使用するにはすこぶる使い勝手が悪く、やむなく手放しました。
RAIJINTEK THETIS WINDOW シリーズ
主な特徴
・アルミ製ATX上質ケース
・3.0mm厚 強化ガラスサイドパネル
・OタイプLEDリアファン搭載 (代理店さん製品ページより)
補足ですが、シルバー部分(上下前)がアルミで、後方などの黒い所はスチールです。
シルバーに、ハニカム構造の骨組みの黒の通気口カバーがマッチングしててカコイイです。
L型のアルミ角材で電源排気がケース前方←にいくようにしました。
右側は吸気でFanを搭載するので、埃を防ぐためにFanガードを搭載しました。
追記 上の画像の三角のゴム足が取れやすい。アルミの柔さがネジに負けてしまっているようです。
電源はこの様に設置しました。今回のものはSFXクラスですが、ATX用も搭載可能です。
仮組みですが、ケースサイズの割に内部に余裕があるのが分かるでしょうか。
ここが難点。12cmFan用ネジ穴に黒いアダプターが噛ましてあるのがわかるでしょうか?
このアダプターは、Fanをマザーボード側から少し離す役目があります。このアダプターを使用しないと、Fanがマザーボードに近すぎてフロントIOコネクタなどを挿せなくなります。
なので、ケース上部にFanを搭載するとマザーボード最下段のスロットが、240クラスの簡易水冷を搭載するともう一つ使用不可になると思ったほうが良いと思います。
因みに上の画像のように、アダプターは何故か4箇所全てに無く、ケース最前後の2箇所にしかありませんW 多分アダプターは240クラスのラジエター用としか考えていないのだと思われます。
この画像の場合、底面と後方が吸気、上部と電源が排気となっています。
後方が吸気なので、たまたま買っておいたマグネットで搭載出来る防塵フィルターを設置。
他にもスモークのガラスのメリット
やや茶系に見える黒の基板のマザーボードから、茶色感が消えて見えなくなりました。やったね!
やや茶系に見える黒の基板のマザーボード 240クラスの簡易水冷を使用
難点は、ガラスの留め具にやや大き目のゴムワッシャーの様なものがケース側にあるのですが、これがポロっと取れやすい。
Rear Fan: 120mm×1 [pre-installed : O-Type LED fan]
Top Fan: 120mm×2 or 240mm Radiator [option]
Bottom Fan: 120mm×1 [option]
2018/01/03追記
ケーブルが余りすぎて狭くなった印象ですが、まだスペースに余裕があり収めやすかったです。
このサイズなら本当は文句無し
下手なMicroATX PCケースよりも小柄なTHETIS SILVER WINDOW。
他社製アルミMini-ITXとのサイズ比較。ほぼ同等の大きさですよ。
これで大体ではありますが、ATXマザーボードの機能を使えるなら実用性も充分ではないでしょうか。
アルミの良さを上手く形にしています
個人的にはとても好みなデザインです。
アルミは柔いので傷がつきやすく注意が必要ですが、この時期のひんやり感はスチールとは別次元ですよ。
水冷構成も軽くこなせる
軽くこなせるなんて大袈裟な というTHETISユーザーもいると思います。実際にギリギリまで切り詰めたTHETISには天板にFanを設置すれば使用出来ない、又は使用しにくいスロットがでたり、そもそも設置そのものが難しい、やりにくいなどの箇所も当然あります。
しかし、冷静に考えれば一般的な他のPCケースだと、THETISと比較して電源隠し付近に位置するのコネクタ類にFanなどのケーブルを差し難い、というような一長一短の場面もあります。
一般的な他のPCケースと比較して、一番の違いは倒立構造のケースであることです。私自身この倒立配置のケースが大好きです。空冷構成と比較して水冷構成だとCPU付近の空間に余裕が出来ます。
一体型ポンプは何の固定もしていませんが、ひっくり返しても安定して動きません。
CPU付近の空間に余裕が出来れば、上の画像のように一体型ポンプを設置出来ます。
一体型ポンプが安定しているのは、チューブのテンションが主に下方向に掛かっているからです。エア抜きの為、ケースを担いでぐるぐる回転させても平気でした。この配置を同じ倒立構造のケースでやろうとしたことがありましたが無理でした。
両者の違いはラジエターの位置となります。勿論ラジエターの位置だけで収まる収まらない と、なる訳ではありません。画像にあるグラフィックボードはどちらも同じもので、POSEIDON-GTX980-P-4GD5です。干渉を避けるため、今回STRIX-GTX980用のウォーターブロックを使用しています。
過去に一般的なケースに収めたときはこうなりました。
一体型ポンプの設置に固定具を自作する等、多くの手間と工夫が必要でした。クーラント交換するのもひと手間となります。これ以前のどのケースでも、ほぼ同じ干渉などによって収めるのに苦労していたので、作業慣れしていた部分はありました。
実際、THETIS SILVER WINDOWを購入して丁度1年が経ちましたが、つい最近までコンパクト過ぎて本格的な水冷構成にしようという発想がありませんでした。
お金のかかる工夫もしたので、すっきりと収まりました 水路も短くメンテが楽に済みます
また心配になる程ポンプ音がしなくなり、耳をそばだてても直ぐ横のFanの風で分からず、手で触ってやっと確認出来るまでになりました。調べると、ポンプ底面が丁度、THETIS底部のストレージ用のゴムパッキンに乗った形になっていました。パッキンが振動吸収と滑り止めの役目になっていたようです。
難点もありました。ラジエターとGPUウォーターブロック間が短か過ぎて、チューブの設置に苦労したこと。さらに、グラフィックボードに下方向への強いテンションが掛かっており、スロットが壊れるほど斜めっていました。突っ張り棒買わないとか・・と思いましたが・・
余って不要になったチューブで解決 電源との間にバランサー的な感じで挟んでいます ド安定です
ということで、使い方によりけりでしょうが私にとってはどのPCケースよりも楽に、そしてすっきりと水冷構成を収める事が出来たのは、THETIS SILVER WINDOWで間違いありません。イエス‼
なんのスペックかわからないけど
思いつく限りで挙げてみますと、
満☆5
移動・設置し易さ ☆☆☆☆ サイズ・重量は完璧 両面ガラス+アルミ取扱注意で-1
コスパ ☆☆☆☆ 部分的だがアルミ製+両面ガラスで安い 特価で買えたらラッキー
冷却性能 ☆☆☆ 冷却性能が買ったままの状態でなら、今夏は厳しかったろう 天
板メッシュ部のピッチが狭く吸排気しにくいが、アルミの放熱で
補っている 今回はケースFan4基の水冷構成 充分に冷えている
組み込み易さ ☆☆☆☆☆ 空間を隔てるものがない サイズの制約以上にメリットが大きい
これが一番の長所だと思う
静音性 ☆☆☆☆ ポンプ音が消えてうちのATX・M-ATX機で1番静かになった
下のグラボレスには敵わないが迫るものがある
終息までに予備としてもう1台欲しい
ハイスペックを求めるエンスージアストは見向きもしないでしょうが、気軽に魅せるor観賞PCを構築出来る、何の加工もせずにカジュアルな水冷を愉しめるコスパは素晴らしい。
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購入金額
11,980円
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購入日
2017年08月10日
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購入場所
NTT-X Store
hidechanさん
2017/12/10
アルミケースで、両サイドガラスなのにこの値段っていうのは凄いコスパですね!
特に背面のSSDをカッコ良く見せれるのはワクワクします。
大きなケースをドカンと置けないチームとしては、面白いケースですね。
ただ、ラジエーター部分は・・・
アダプター付ける位なら最初から離して設置できる設計にして欲しいですねw
私のFomulaじゃ、ヒートシンクのの水枕とラジエーターが確実に干渉してしまいそうですw
りゅうやんさん
2017/12/10
コメントありがとうございます。
さすがです!完成時背面SSDとケーブルがバシっときまった時はウキウキでしたよ!
只今現在は壁に向てるんですねw どっちとるかと言えばそうなりますよね
ディープな構成はまず無理ですねw
いろいろとしんどくなってきてディープな構成機を1台に絞りつつあるところです^^