手持ちの4TBのHDDが転がっているのでHDD換装して、
普段は電源オフ状態でWake on LANで起動させて運用出来たらいいなーという思惑で NSB-3NR1T1MLV を購入しました。
特にWake on LANが出来るとか情報無いまま突撃してます。
多分無理なんだと思いますが、Wake on LANの確認を行いました。
⇒結果、無理でした。何か別案考えます。Raspberry Pi Zero経由で電源入れるとかなど。
⇒条件付きで行けそうです。
HDD換装を大前提で製品を購入しているので、併せてこちらも購入。
製品のフタを開ける必要がありますが、ネットの情報を元に作業を行います。
フタはツメで引っかけているだけなので、壊さないように最善を尽くします。
HDD換装後、TeraTermは事前に起動しておいて製品にシリアルコンソールを接続して電源を入れる。
HDDは既にGPTの設定は済んでおり、パーティションは無しの状態で換装していました。
製品起動後は自動的にパーティションが作成されるようで、以下のようになっていました。
# parted /dev/sda print
Model: ATA Hitachi HDS72404 (scsi)
Disk /dev/sda: 4001GB
Sector size (logical/physical): 512B/512B
Partition Table: gpt
Number Start End Size File system Name Flags
1 21.0kB 1000kB 979kB SYS
2 1049kB 1000MB 999MB SYSRFS1
3 1000MB 2000MB 999MB SYSRFS2
4 2000MB 3000MB 1000MB linux-swap(v1) SWAP
5 3000MB 4000MB 1000MB ext4 SYSBACKUP
この状態だと、4000MB以降の領域が使用できていないので残りの領域を作成しXFSフォーマットしてみました。
# parted /dev/sda
(parted) mkpart primary 4000MB 4001GB
(parted) q
# mkfs.xfs /dev/sda6
meta-data=/dev/sda6 isize=256 agcount=4, agsize=243944448 blks
= sectsz=512 attr=2, projid32bit=0
data = bsize=4096 blocks=975777792, imaxpct=5
= sunit=0 swidth=0 blks
naming =version 2 bsize=4096 ascii-ci=0
log =internal log bsize=4096 blocks=476454, version=2
= sectsz=512 sunit=0 blks, lazy-count=1
realtime =none extsz=4096 blocks=0, rtextents=0
もう一度確認。残りの領域が使用可能となりました。
# parted /dev/sda print
Model: ATA Hitachi HDS72404 (scsi)
Disk /dev/sda: 4001GB
Sector size (logical/physical): 512B/512B
Partition Table: gpt
Number Start End Size File system Name Flags
1 21.0kB 1000kB 979kB SYS
2 1049kB 1000MB 999MB SYSRFS1
3 1000MB 2000MB 999MB SYSRFS2
4 2000MB 3000MB 1000MB linux-swap(v1) SWAP
5 3000MB 4000MB 1000MB ext4 SYSBACKUP
6 4000MB 4001GB 3997GB xfs primary
この状態でベンチマーク確認。
(samba設定など事前にありますが割愛します)
CDM実行中に、けたたましいブザー音(アラーム音)が鳴り響きました。
その時はよくわからなかったので、製品の強制シャットダウン(電源ボタン長押し)してしまいました。
WEB画面ページの設定情報をよく見てみると、警告音設定があって「温度が超過した時」が有効となっていました。
これからNASとして運用していく想定なので、この設定は無効としました。
ちなみにブザー音は鳴り響いた際に、WEB画面から見れるシステムログにはエラーや警告などの情報が一切出ていなかったので少々衝撃を受けました。
2017/12/08追記
製品の電源を落とした状態で、他のPCからWake on LANパケットを送信しても何も起きませんでした。
一応、通常使用するINTERNETのポート(真ん中一番右)を始め、LAN1、LAN2とMACアドレスを控えてそれぞれ送信してもダメでした。
LAN3は何故かOS上で認識していない状態でした。
起動時のログからKernel command lineにethaddr0(INTERNET)、ethaddr1(LAN1)、ethaddr2(LAN2)、wifiaddr1、wifiaddr2のMACアドレス指定をしている情報が出ているので、ここにLAN3用のMACアドレスを指定すれば認識されるようになるのかな?
何にせよカーネルコマンドラインを設定している場所がわからないので弄りようがない。
WIFIは標準装備ではないのに、わざわざ指定しているのは気になります。
2つあるのは2.4GHzと5GHz用なんだと思うけれど。
ひとまずLAN関連は諦めて、起動時のシェル等を眺めていたら、製品のディスプレイ部分に関連するプロセスを発見。
ディスプレイは5秒周期?でホスト名やIPアドレスなどの表示内容が自動的に切り替わっているのですが、「lcdNotifyD」プロセスをkillしてあげることで、切り替わりが止まるようです。
「/usr/bin/lcdNotifyD」を起動してあげると、電源ボタンを押した時のディスプレイ表示から始まるようです。
2017/12/12追記
諦めきれなかったのでWake on LAN関連を探っていました。
色々と弄っている状態なので正確ではないかもしれませんが、
以下の操作でWake on LANによる製品の起動が可能となりました。
SSH接続でログインし、「/etc/wakes.conf」の設定ファイルの中身を以下に変更。
{"wake": "enable"}
以下のシェルを実行します。
# /usr/bin/wakeondef.sh
enable
Start setting
MAC XX:XX:XX:XX:XX:XX ←ここに表示されるMACアドレスをメモする。
その後、製品のWEB画面からシャットダウンします。
PCからWake on LANパケットを送信すると、製品からビープ音(起動音)がします。
MACアドレスは上記でメモしたものを使用します。
一度でもACアダプタを抜く、もしくは電源供給を絶つ行為を行っている場合
Wake on LANパケットを送信しても起動はしないようです。
「/etc/rc.local」の末尾に「sh /usr/bin/wakeondef.sh」を追加すると良さそうです。
製品のWEB画面にユーザ/パスワードによるログインを行い、以下のURLを実行するとシャットダウンが始まります。
「http://192.168.1.100/shutdown/」 ※192.168.1.100は製品のIPアドレス
これで自動ログイン出来るようになれば完璧だけど、手動シャットダウンでも問題無いかな。
余談ですが、製品が起動中にWake on LANパケットを送信すると、何故かシャットダウンが始まります。
電源が落ちた後に再度Wake on LANパケットを送信しても無反応。電源ボタンを押すことで電源が入ります。
ひとまず、目的は達成したのでレビューはここまでとします。
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購入金額
7,980円
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購入日
2017年12月04日
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購入場所
NTT-X Store
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