ファンレスはロマンだ
世間ではCoffeeLakeで盛り上がって(ない?)ようですが、事情があって今週はこちらを優先。
家で常時動いているサーバ系のPCは、ファンレスが望ましいことは言うまでもありません。昨今は10Gが必要だとか、ストレージが10T欲しいとか様々な理由で難しくなっていますし、NASとかでPCのかわりができるじゃないかという考えもあります。でもやはりPCがほしいときもあるでしょう。たいていのファンレスNUCはCeleronが多いですが、本製品はCorei5、以前から狙っていたのですがたまたま某通販で3万を切っていたのでゲットしてみました。
本当はvProがついた上位製品がよかったのですが、価格的に倍とかなので今回はこっちで。
インテルNUCよりは少し大き目
パッケージ内容はシンプルでごく普通。ファンレスなためか、インテルのNUCよりは一回り大き目ですが、完成品のPCとしては極小です。
メモリとハードディスクは底盤のネジを外せば直ぐにアクセス可能ですし、セットアップで特に難しい所はないかと思います。
CDだけでなくUSBでドライバが提供されているのはちょっとだけ便利です。
余り物一式
そこらへんに落ちてたもので。
SSD: Samsung 750Evo 500G
MEM: シリコンパワー DDR3L-1600(8G)×1
OS: Windows10 Pro
なお、サーバ運用するならOSはそのうちLinuxかWindowsServerにするかも
消費電力は優秀。発熱は結構ある
消費電力は大体NAS やインテルNUCとほぼ一緒。発熱もファンレスのわりには優秀です。少なくともアイドル状態においては、ほんのりと温かいレベルの発熱ですが、いろいろ作業を始めると50度弱にまであがってきます。
<消費電力>
アイドル:11.8/動画エンコ時:29.8W
ファンレスの範疇では頑張れているが、、
負荷時には急激に温度が上昇します。室温22度の状態で。
・OCCT/LINPACK(AVX)⇒数分で85度を超え、99度に設定しても10分とはもたない
・TMPGEnc⇒15-20分程度で99度に到達。
結論から言うとこの筐体では30Wですら廃熱しきれないということなのでしょう。CPU温度99度程度!で調整が入るため、一応継続して動作可ですが、筐体の表面温度が65度に到達し、触るのが厳しいため、危険だと思います。
TurboBoostを切れば、一応2時間エンコードしても92度!程度ですがそれでもギリギリでしょう。そんなわけで、少なくともHDDではなくSSD推奨です(筐体が60度超えで中のHDDが持つとは思えない)
合格点。若干惜しいところも
最新の世代だけあり、USB3.1もあり、なかなか使えます。ただ、
・M.2.SSDスロットがない
というのは実に惜しいと思います。また、
・10GNIC
なんかもあると魅力的です。
この値段なら速買いだが通常価格だと微妙。温度に要注意
まず、この筐体でファンレスにしたことにより、全力での連続動作はかなり厳しいと言わざるをえません。設定を煮詰めれば温度はある程度コントロールできるとは思いますが、エンコードで回しっぱなしなどするのは控えたくなります。
やはり省電力を生かして常時つながっていて、パワーが必要なとき短時間だけCorei5の力を出すような使い方が一番マッチすると思います。CeleronでファンレスのNUCは1.5万~2万程度だと
思うので、価格差に見合うかどうかの見極めが必要でしょう。
私的には、ファンレスで汎用性のあるSATAで、Corei5なら、4万以下なら買う価値があると感じます。また、
10GNIC
M.2.スロット
vPro
拡張スロット(笑)
を追加してなお、ファンレスだったら10万以下なら即ポチではないかとも感じます。勿論金出せば産業用のPCが買えますが20万を大幅に超過します。
因みにCI540と言うYシリーズ搭載の製品もあり、これならファンレス余裕でないかと思いますが、Yだとどちらにせよパワー不足でエンコは厳しいかなと思います。ファンレスの常用は、特殊なケースで放熱するとかやらないとダメかもしれませんね。
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購入金額
28,451円
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購入日
2017年11月03日
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購入場所
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