高校の合格発表を待って、親に買ってもらいました。
初めてのギターは、春日楽器のK.Country D-180
当時の中高生は、とにかくフォークギターが欲しかったんです。
日本テレビが1971年から1983年まで日曜日の午後に放送していたTVジョッキー
土居まさるが司会 アシスタントは児島美ゆきと相本久美子が印象に残るバラエティ番組
視聴者参加型番組でしたが、ギターのモーリスとエドウィンジーンズがスポンサーでしたので
参加プレゼントとして白いギターが貰えるんです。
その白いギターはともかく、当時の中高生は、みんなギターが欲しかったんです。
初めてのギター そりゃ思い入れがあります
フレットは真鍮製 指板の黒は染められたもの
なので練習の後が垣間見えます。 フレットはすり減り、指板もよく使うポジションの色が退色しております。
ペグは一体式の普及型 だからといって演奏中にチューニングが狂うということはありません
ただ手触りが悪いだけ ピカールで磨くと また光るかな。
ヘッドマークは、どことなくマーチンを彷彿とさせるもの
1935年創立の春日楽器は、1970年代に入って数々の米国メーカーからOEMの依頼を受ける
名門のひとつでした。
ヘッドと指板のつなぎ目に見える銘板の下にはネック調整用の六角レンチネジが隠れています
ただし今に至るまでネックの反りは発生しておりません。
ネックはナトー材 側板・裏板はトーグ材 合板でしょうがブックマッチです
響板は薄いものですがスプルースの単板が奢られておりました。
品番のD-180 それは定価を示します
ソフトケース・カポタスト・ピック・音叉をサービスしてもらって
18,000円を支払った覚えがあります
ピックガードを含めた全体の雰囲気はマーチンのD-18を強く意識したものです。
丸太町河原町にあったキカメヤ楽器店で購入。
紹介してくれたガールフレンドは、同じK.CountryのF-180という 細身のボディを持っていました
マーチンでいうならS-008に近いものかもしれません。
私はより大きなボディを持つD-180を選択 Dはドレッドノートを意味します。
約2年後に買うS.Yairiに比べると、質感・響き・音量に差があるのは当たり前です。
しかし、最初に買ったギター。 思い入れがあります。
中古で買って、1年後に買った値段で売れた12弦ギター。モニターで貰ったギター。
息子の友人が引っ越しの時にくれたギター。
今も数台のギターが家にありますが、簡単に捨てることは出来ません。
若い頃は友人と合奏しました。
子供が生まれたときは、いつか子供と一緒にサイモンとガーファンクルを演奏しようと思いました
その子供は自分より上手に弾くようになりました。
でも、「早く家に帰りたい」「スカボロー・フェア」を一緒に演奏してないわ。
現実はそんなものかもしれません。
でも指先をカッチカチにしながら、楽しく音を合わせた日々の思い出は一生のたからもの。
指がフニャフニャで痛いので、さきほどマーチンのコンパウンドゲージを注文しました。
すこし練習して動画をアップできるようになるまで頑張れるでしょうか?
追記 長期保存時に際して、筐体の中にシリカゲルを入れておくと効果があります。
弦は正規のテンションから90〜180度程度緩めておくとネックの反りが防げると思います。
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購入金額
18,000円
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購入日
1973年頃
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購入場所
キカメヤ楽器店
cybercatさん
2017/10/22
フェレンギさん
2017/10/22
おものだちの中に、あの白いギターを登録する方はおられないのでしょうか?