レビューメディア「ジグソー」

その節はお世話になりました maxellのカセットテープ

TBSラジオ番組ノベルティの「たまカセ」を入手したものの 手持ちの再生機が機能しないことに気づきました。

Amazonのマーケットプレイスで格安良品を探し当て、内容を楽しむことに成功してます。

 

 

その東芝製ラジカセの録音機能をチェックすべく、手持ちに未開封のカセットテープはないものか

と捜索いたしましたが、未録音の製品を含めて、見つかりませんでした。

 

手持ちの東芝機はノーマルポジションのみ対応なので、その中から探して状態の良さそうなものを取り出します。

 

更新: 2017/09/28
実用性

いちばんお世話になったのはmaxell製品

これはマクセルが愛用者向けに制作していたカセットキャビネット

テープに付属していたポイントを集めて交換してもらう景品なのですが、もっとも多くのポイントが必要な木製の高級品です。

数分の一のポイントで貰える赤色の樹脂製キャビネットもいくつかありましたが、フタ部分が透明樹脂製なので、割れたり欠けたりしたのでしょう。 既に廃棄しておりました。

15本を並べて納めることが出来る樹脂製引き出しが横に4つ 合計60本を収納できます。

改造すると薄型スピーカーキャビネットに転用できそうなパーティクルボード製筐体

今は中仕切りを外して、小物入れとして愛用しております。

60本カセットを買っても、このキャビネット交換に要する点数は貯まらなかったはずです。

当時は毎月新譜レコードを買っておりましたので、それを「ダビングして欲しかったら、マクセルのテープを買ってきてね」 と、友人・お客さんに要請しておりました。

中には「中身は同じだよん」と言いつつ生協で売られていたカセットテープを持ってくる人もおりましたが、「EQやバイアスの相性を問うておるのではない!ワシはポイントが欲しいのである」と一喝しながら貯めましたよマクセルのポイントをね。

 

マクセルの良いところは、このインデックスカード。

行高が絶妙なので、手書きで書き込むのが楽なんです。

TDKのそれだと天地が短い方に設定されたはず。 好みの問題ですが私はマクセル派でした。

これもマクセルの良いところ リーダーテープ

通常は透明なものですが、マクセルのそれはザラついた表面加工が施されており、ヘッドやキャプスタンのクリーニングに役立つ仕組みでした。

この様なクリーニングテープだけを仕込んだ製品が販売されていたことを思うと、実用性の高い、なおかつ安心して利用できる、良い仕組みだったと思います。

 

あとマクセルのテープは、他銘柄に比べると、少し長いんです。

長さって、文字通りテープの全長のことです。

TDKやSONYは、46分テープとして販売される以上、片道23分にプラスされるのは30秒以内程度だったのに対して、マクセルのそれは24分以上、、、ひょっとしたら25分ほどあったような覚えがあります。 テープの走行速度は、4.76 cm/sでしたが、一定の許容範囲が認められていたので、お使いの機器によって、余剰分は異なると思いますが、とにかく他銘柄に比べると長めのテープが納まっていたことは間違いないと断言できます。

 

今回は、このようにご消去防止爪の孔にセロテープを貼って、未録音部分にラジカセ録音を試みました。

既に録音済みである音源は、アナログレコードをTEACかSONYの10万円クラスのカセットデッキで録音したものです。

CDを音源として東芝ラジカセで録音した音より、30年以上前にアナログレコードを音源として録音した音のほうが 遥かに、ほんと遥かに良い音でございました。

NRを入れていなかったのが良かった。

たまむすびカセットの磁性体の色と、マクセルUD-1の磁性体の色の比較。

経験上 テープの表面が黒ければ黒いほど良い音だったような記憶があります。

 

今はもう自然食品を扱うスーパーマーケットになってしまいましたが、当時そこは日立系を中心に扱う家電販売店でして、10本単位ならテープを卸値に近い低価格で売ってくれたんです。

お世話になりました。 

Amazonもヨドバシカメラも無かった時代。

更新: 2017/09/28
クオリティ感

内部情報

自分にとってはマクセルのテープは、音も、使い勝手も、お得感も、耐久性も、満点でした。

 

でもね

 

マクセルのテープ工場で働いていた経験をお持ちの方の内部情報によると

毎週初めにある朝礼で、工場長が言うそうです。

 

TDKやSONYの磁性体の顕微鏡写真を皆に見せながら

「俺達も早くこのレベルのテープが作れるように頑張ろう」って。 しらんけど〜。

  • 購入金額

    0円

  • 購入日

    1985年頃

  • 購入場所

19人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (4)

  • タコシーさん

    2017/09/28

    マクセルというとFM東京で放送されていた「マクセルユアーポップス」が思い出します
    特定歌手にスポットを当てた歌番組でしたが落ち着いて良い番組でした 
    録音したテープを持っていますよ(と探したら無かった MP3に変換済みかも) 
    私はテープに拘りは無かったので色々なメーカーのものを使いました でもC-90までで
    C-120はベースが薄く回転が渋くなったりしましたね 

    探したらUL60がありました 磁性体は赤茶の酸化鉄です
  • フェレンギさん

    2017/09/28

    ULは赤茶でしたか。

    当時は、そんなことで「くちプロレス」してました。
    FM東京のその番組は知りません。
    私が覚えているFM番組は、「ダイヤトーン・ポップスベストテン」
    それと言わずもがな FMレコパルと 週間FM FMファン 3大雑誌
    長岡さんの記事を追いかけておりました。
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