1955年に発売された初代RS型から 現行の14代目に至るまで、常にトヨタを代表する乗用車のひとつとして、また時代によっては「いつかはクラウン」のキャッチコピーそのままに「憧れ」の対象でありつづけました。
時に裕福な家庭の乗用車として、時に公用車として、時に社長が後席に乗る社用車として、
昭和から平成の日本を走り続けたクラウンにまつわる5つの物語を納めた 販促品です。
クラウンに歴史あり
横にカーソルが走るタイプのスピードメーター
大径ステアリングホイールの内側に独立したワイヤー状のリングは、ホーンボタンでした。
50歳以上の方なら「見覚えがあるよ」と言われるのでは?と思います
カーラジオはバリコンダイヤルだけでなく、一度ボタンを引き出しておいて、任意の局を選局したあとボタンを押し込む作業も懐かしいワンタッチセレクトボタン。 ご存知でしょうか?
アナログ2針式時計も欠かせないアイテムです。
この絵のクラウンのフロントスクリーンは左右二分割の時代のようです。
実際にはルームミラーに「交通安全お守り」が下げられていた個体が多かったはず。
実際の顧客の気持ち、販売店側の気持ち、などの取材を元に創作されたエッセイが掲載されておりました。
私自身は、クラウンを欲しいと思ったことは一度もありませんし、そもそも憧れも持っておりませんでした。
トヨタ自動車の最高級車として(センチュリーを除く)セルシオがモノコックボディ構造で世に出た時に、クラウンはフレームを残しておりました。
ユーザー層も相まって、なんだかいつまでも古臭い車だなという印象。
でも、このエッセイを読んで 少々考えを改めることになります。
クラウンが富裕層の愛車として世の中に受け入れられつつある時代
クラウンが、それまでの外国車(ノックダウン生産)にかわり 国産車としてタクシー会社が導入を検討しだした時代。
箱根の峠も、多くの市街地も、まだまだ未舗装路が多かった事を知りました。
凸凹の多い市街地での耐久性を担保させようとすると、自然にフレームを持つシャシーに至ったことを知りました。
そのフレームを信じてクラウンを選んだ顧客、整備した方も 売った方も。
その歴史を知ると、そう簡単にモノコックボディを採用できなかったんでしょう。
現在、法人タクシー用として供給されている「タクシークラウン」は、現行モデルを持って終了すると聞いております。
競合車のどれより耐久性に優れ、乗り心地に優れ、走り味にも優れていると聞きます。
個人タクシーとして利用されているゼロクラウンも人気がありますね。
お客様の中に熱烈なクラウンファンがおられることを、ある方に伝えると「販促品でクラウンの絵性があるよ」 「これあげといて」 ということで 一時私の手元にあるものでございます。
もちろんカローラにも セドリックにもサニーにも
ギャランにもファミリアにもレオーネにも、ベレットにもシビックにも、それぞれの物語があるのでしょうが、何と言っても同じ名前でずっと存在している。
それだけでも価値がある そんな事を思いながら読みました。
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購入金額
0円
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購入日
2017年07月頃
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購入場所
いただきもの
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