今年の後祭は、左甚五郎作と呼ばれる鯉山町の「滝登りの鯉」がお目当てでした。

しかし鉾町を巡る間に、八幡山にも左甚五郎作の彫り物があることを知りました。

この雌雄一対の神鳩は

前九年の役に源義家が安倍貞任を討滅した時に祈願した折に

また源義経が一の谷の奇襲の際にも祈願に訪れたと伝わる、鎌倉の若宮八幡宮より勧進分社した

三条町八幡宮の鳥居上に鎮座するものです。

八幡山の路地を入ると、小さな町衆が　この土鈴や粽、手ぬぐいや団扇などを分けてくれます。

土鈴は大中小、それぞれに赤と白色を選ぶことができます。

やはりここでもしっかりしてるのは女の子やね。

「おおきに、ありがとうございます。」

いちばん小さな鳩　桃色の鳩を選びました。

チリチリと鳴るものではありません。

中に収まる玉も土器です。

古から伝わる魔除けのひとつに数えることができるものです。

神仏混合でございます。