まずはなにはともあれ性能について
スコアとしてはリード・ライト共に平均して170MB/s〜180MB/sをマークしており、32GB設定でのメモリオーバーフローも発生せずに安定した性能を発揮しており、3.5インチのHDD、そして外付けと考えれば十分なほど高速と言っていいかと思います。
使用されているストレージはWD製となると、内臓ストレージとして使用した場合とほぼ同等の性能で、USB-Cが高速になったとはいえ、USB経由であることを考えれば良好かと思います。
中身そのままの性能が出ているのはWD製のコントローラーを使用している恩恵ではないかと思います。

ケーブル等のセット内容には不足なく、USB-C搭載していない場合もUSB-CからType-Aへの変換ケーブルがあるため下位互換があり接続としては問題無し、ちなみに性能についてもUSB3.0であってもほぼ遜色なく動作しています。
本体はG-DRIVEシリーズおなじみにのアルミ筐体で放熱に貢献しており、ファン無しでの稼働が可能となっています。ただ、筐体自体で排熱をするので、そこそこ熱くなるため、置く場所などは事前に考慮して置くべきかと思います。
底面には排熱を考慮してかゴム足があるため、ずれ防止と共に排熱スペースとして効果を出しているのが個人的には好印象です。

USB-C(Thunderbolt3)より、接続機器の親機に対する電源供給が可能となったのですが、本製品は最大45wとなっており、MacBookProなども充電対象となていますが、MacBookPro15インチでは使用しながらの充電には80w以上必要であり、給電のみで使用しているとジリ貧になっていきます。またはMacBookPro側が使用していない時のみ充電可能です。MacBookであれば充電可能であり、組み合わせとしてはMacBookの方が良いかよ思います

現状、TBクラスのUSB-C接続をするドライブがほとんどない状態ですので比較としてはやや微妙ですが、USB3.0の場合は15000円前後といったことを考えると高いですが、電源供給が可能であること、USB-C対応であること、アルミ筐体であること、USB3.0の安価なモデルであればリード・ライトが150MB/s前後である点などを考慮し、これらに優位性を感じるのであれば必ずしも高いとはいえないかと思います。

価格としてはやや高めではあるものの、性能と容量のバランスは良く、本体の質感等については安価なものとは別ものと言っていいほど良いので所有欲も満たされる点などを考慮すると評価としてまずまず満足いく星4つかと思います。

価格的に2万円半ばから前半になると、現状はでは間違いなく星5つレベルです。
おすすめとしてはやはりMacBookユーザーの自宅母艦(データ保存もそうですが、Time Machineとして使用する)&電源として使用するのが最適かと思います。