レコード針 [SONY] ND-131G レコード交換針 ソニー
ソニーのレコードカートリッジVM-1200Gの交換針です このカートリッジはIM型です
IM型といってもMM型の一種でIM型(インデュースド・マグネット形)と言ってました
似たようなものでMI型(ムービングアイアン?) というのも有ります 今回の針はIM型でソニー製品の 初期のセパレートステレオなどに使われていました 1975年頃です 多分VM型以前のオーディオテクニカあたりのOEMと思います
丸針 針圧2.0g JICOでは現在も販売されています 2916円
induced ; 誘電、誘起 の意味らしいです
XL-35の交換針を購入時に数種類の針が同梱されていたものの1つです 故にカートリッジ本体は
所持していません またMMとIMは形式が違うのでカンチレバーを入れ替えるのも出来ないです
(IM型はカンチレバーの先にマグネットが付いていないのです... MM型は付いています)
今となっては長期在庫で捌けないレコード針となり一山幾らの交換針と為ってました ダブりますがMM型はカンチレバーの根元にマグネットが付いていますが、IM型のマグネットはカートリッジ本体にありカンチレバー先には細い鉄筒かニッケルチップだけで、レコード溝で振動しコイルに誘起発電されます。
IM型の特徴の金属片(アルミみたいな金属片) ニッケルのようで磁石に付きます
上の針が下画の処にジョイントします 黄色い矢印先はマグネットです マグネットの磁束がレコード針の音楽で振動したカンチレバーを経由してカートリッジ内部のコイルに伝達され発電します MM型のカンチレバー根元に付いているマグネットが黄色い矢印に移っただけの事ですがこれでIM型としてSHURE社の特許回避してます マグネット振動で発電するのはみな同じなんですが種類が多いです
YAJIMAKさんのブログで上記画像お借りしました...VM-1200G IM型カートリッジです
分解すると 針カンチレバー と ダンパーで出来ています カンチレバーの針に近いところはアルミ製で半分以降はニッケルや鉄製のようです これは磁束を通過させる為に必要なのでしょう その分カンチレバーが重くなる訳でアルミ製よりは動作が不利になります トリッキーな原理です
カンチレバーにマグネットが付いていないのがIM型のカートリッジで代わりに磁束を通しやすい
金属が付いています
IM型カートリッジの想像図? 大体あっているとは思いますが...
MM型特許回避は結構大変ですね 信号再生ロスも増えないのかな..
久々のMADE IN JAPAN 40年近く前の製品です良い仕事してます..
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購入金額
0円
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購入日
2017年06月頃
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購入場所
aPieceOfSomethingさん
2017/08/11
単なるイメージですが、磁気回路が長くてあまり音がよさそうに思えないような...。
やはり特許回避が主目的なんですかね。
タコシーさん
2017/08/11
IM型カートリッジは特許回避目的のようです 当時アメリカはSHURE社、ヨーロッパはドイツELAC社がMM型カートリッジの特許を持っていました それらを回避する為ADC社、エンパイヤ社などが各種方式を開発しました その後オーディオテクニカもIM型から輸出の為VM型を開発しました 基本はマグネットとコイルなんですが動作の仕方で色々方式があります MM型は簡単で
効率が良さそうですね 書き込みが違っていたらごめんです。