スマホやタブレットと Wi-Fi接続できるポータブルDVDプレーヤーは既に持っていますが、
残念なのが専用ACアダプターからしか電源供給できない事でした。
これでは出先にコンセントが無いと使用できず、サイズも最近のポータブルDVDドライブと比べ大きかったので外に持ち出し使う事はありませんでした。
上記の点が改善された本品の発売を知り発売早々に購入しました。
(既に一年近く経ってますが)
相変わらず DC Jackではありますが、USB-DC Jackケーブルが付属しモバイルバッテリーからの給電が可能になりました。
(モバイルバッテリーは出力が 2A以上のモノに対応)
製品ページでは DVD再生の事ばかり書かれていますが、別売の有料アプリ「Logitec CD Ripper Plus」を購入する事で、音楽CDの録音(リッピング)/CD作成が行えます。
本品発売後に音楽CDの録音/作成に特化したモデル「LDR-PS8WU2RBK」(こちらは別売りアプリを購入する事で DVD再生可能)や最初から DVD再生と音楽CDの録音/作成が出来る「LDR-PS8WU2V Series」が発売され、現在本品は常に在庫なし状態になっています(生産終了?)。
直販サイトでの価格は本品と「LDR-PS8WU2V Series」が一緒で、機能的に見ても後から出た「LDR-PS8WU2V Series」の方がお得でそちらを買えば良さそうですが、本品は車での利用に比重を置いています。
まずシガーチャージャーが付属しているのは本品だけです。
別売りのアプリが 2,000円するので、これだけではやっぱり本品の方が損してそうですが、もう一点「耐振動機構」の搭載があります。
「耐振動機構」について説明があるのは本品だけで、自動車部品の振動試験を規定したJIS D1601に準拠したテストをクリアしており、ケース内部にドライブを保護する耐振動ラバーが設置されているそうです。
車載はもちろん電車等の移動時でも安心ですね。
【外 観】
本品は WEB限定で発売されており、外箱も簡易なモノになっています。
内容物は本体の他、
シガーチャージャー、USB-DC Jackケーブル(約1m)、USB ACアダプタ、説明書類 2冊、専用DVDプレーヤーアプリのシリアル番号の案内書が入っています。
本体サイズは、136 x 153 x 25mmとなっています。
底面には SSIDや暗号キー等が記されています。
背面にある miniUSB端子は、PCと接続する事で外付けドライブとして利用できますが電源供給はされません。
「WPS」ボタンは無線LANルーターとの接続用で、隣にあるモード切替スイッチを”CLIENT”にした上で無線LANルーターと本品を接続する事で、接続したスマホ等が本品を経由してインターネット接続する事が出来ます。
DVD再生時にコマ落ち等発生する場合はモード切替スイッチを”AP”にする事で、伝送性能の低下を抑えられます。
利用状況によってモード切替スイッチを切替えると良いでしょう。
【アプリケーション】
◎標準添付アプリケーション
標準で使用出来るアプリケーションは DVD再生アプリの「Logitec Wireless DVD Player」だけで、App Store及び Google Playよりダウンロードしてきます。
初期起動時のみシリアル番号の入力を求められるので、製品に添付してきた「シリアル番号のご案内」に記載の番号を入れます。
続いてトップメニューが表示され、最上段に接続したドライブの SSIDが表示されます。
ドライブが起動前などに接続しようとするとエラーが表示されるので、指示に従ってください。
トップメニューでドライブの SSIDが表示されている段をタップする事で DVDの再生が始まります。
再生画面のスクリーンショットは撮れないので、説明書の切り抜きでメニュー操作を見ていただきます。
DVD再生中はメニューは消えており、画面をタップする事で表示されます。
これだけ操作出来れば、通常は問題ないでしょう。
あと「Logitec Wireless DVD Player」はレジュームにも対応しており、前回途中まで見ていたタイトルの再生を停止した位置から再生を行なえます。
またインターネットに接続してアプリケーションを起動すると、新しいファームウェアがリリースされた時に更新の案内が画面に表示されるので、指示に従い更新を行ないます。
注意書きにも動作の不具合が出る可能性があるので、必ず更新する様にとあります。
◎別売有料アプリケーション
先にも書いた通り有料アプリの「Logitec CD Ripper Plus」を購入する事で、音楽CDの録音(リッピング)/CD作成が行えます。
PCを使わずリッピングが出来れば便利そうかと購入してみました。
主な機能は以下の通りです。
○音楽CDの取り込み(リッピング)
○曲情報の自動取得
○音質設定は[ ロスレス・高音質1・高音質2・通常音質・容量重視 ] 5段階から選択
○保存フォルダの選択
○録音した楽曲の曲情報編集・アルバムや楽曲の削除
○音楽CDの作成
添付の DVD再生アプリ同様、起動時にファームウェアのチェックを行ない更新を行なえるのですが、いつのタイミングかに CDの再生も行えるようになっていました。
購入当初はリッピングと CD作成しか出来ず、直接CDを再生する事が出来ませんでした。
(正確には「録音モード」の曲取り込み画面で単曲のみ再生が出来る程度でした)
インターネットに接続された状態で「CDプレーヤー」をタップする事でアルバム情報の取得が行われ
再生画面でアルバム画像やタイトルが表示されます。
ただし CD再生機能の完成度はイマイチです。
特にバックグランドで再生できるのは良いのですが、しばらく操作せず画面が消えてしまうと一緒に再生が停止されてしまい、再度再生させるにはアプリケーションを起動し直さなくてはなりません。
また再生されたアルバム情報はどこにも記録されておらず、CDを再生させるたびにアルバム情報を取得してきます。
CD再生機能はあくまでオマケ機能という扱いの様です。
CDのリッピングを PC無しで出来れば便利かと買ってみたものの、自分の運用としては iPod Touch(iTunes)に音楽データを集約しており、バックアップの為にも PCにデータを置いているので、転送など考えるとかえって手間で本アプリケーションは結局ほとんど使っていません。
CD購入時にはしばらく同じアルバムばかり聞くので、せめて CD再生機能がもっと使えれば良かったのですが。
もっとも、一度リッピングしてしまえば他の再生機器で聴くので結局使われない気もしますが....
車載用DVDプレーヤーとしては満足
元々Androidタブレットと接続して DVDを観たいだけでしたので、
この点においては「耐振動機構」もあり車載用として大変満足しています。
ただし、それほど車の中で使う事は多くなく実際に観賞するのは家の中ばかりですので、通常モード切替スイッチを”CLIENT”にしてインターネットに接続して使用しています。
すると DVDを一本見ている間に何度か遅延が発生し、最悪画面がしばらく止まってしまう事もあります。
モード切替スイッチを”AP”にする事で問題なく再生できるのですが、折角機能としてインターネットに接続しながら見えるとなっているのですから遅延など無く観れると良いのですけどね。
もっとも、環境にも依るところが大きい部分だと思うので、全ての人の所で発生するとは限らず、余計にもどかしいところです....
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購入金額
9,800円
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購入日
2016年07月12日
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購入場所
ロジテックダイレクト
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