GReeeeN。2017年現在も活動を続けている少しヒップホップ系のテイストがあるロックバンド。...と言っても4人のメンバーは全てヴォーカル担当であるらしく、「バンド」と言ってもすべて自分たちで楽器まで演奏するワケではないので、「ロックバンドサウンド」アーティストか(トラックメイカーとして準メンバーというかプロデューサーがいる)。
そして彼等は全員が現役の歯科医師という珍しい経歴?のグループ。そのため一切顔出しをすることなく活動している。
そんな彼等の今までの最大のヒット曲が7枚目のシングル「キセキ」。
当時娘が良く歌っていたので、それで妙に印象付いて入手したもの。
ストレートな愛の歌、でもその愛の対象を幾通りにも取れるような広さと深さが良い。
その「キセキ」。曲的にはヴォーカルパートが大きめに録られ、わりに平坦目のAメロ~Bメロから、サビの部分へのストリングス音がバーンと入ってきてドラムがダダダダと音量的にも盛り上がる部分がドラマチック。♪君のくれた日々が積み重なり/過ぎ去った日々二人歩いた『軌跡』/僕らの出逢いがもし偶然ならば?/運命ならば?/君に巡り合えた/それって『奇跡』♪という部分のタイトル名『キセキ』のダブルミーニングと♪二人寄り添って歩いて/永久の愛を形にして/いつまでも君の横で/笑っていたくて/アリガトウや/Ah/愛してるじゃまだ足りないけど/せめて言わせて/「幸せです」と♪というどストレートな歌詞が「くる」。
続く「ルーキーズ」はラウド系オルタナティヴロックバンドのような音造りの曲。ハネるドラムスのリズムと打ち込みとギターのコードリフが印象的。この曲はヴォーカリストが順に変わっているのがわかるので、多分GReeeeNの4人のメンツが全員歌っている。結構ノリノリの良曲なんだけれど、(そしてトラックメイクも頑張っているんだけれど)金物系の音でドラムスが打ち込みってわかっちゃうのが、エネルギッシュなバンド系のパターンとそぐわない。これ、金物録り直したら相当良いグルーヴになるんじゃないだろか。
基本あまり聴かない系のジャンルなのだが、タイトル曲はさすがに当時のカラオケチャート1位も獲り、センバツ高校野球の行進曲ともなった名曲、その直球な詞の世界とともに強く記憶に残った。こういう記憶への残り方って、その時の季節や世情とともに残るので、再生する度に懐かしい。そんなハートに直球を食らった歌です。
【収録曲】
1. キセキ
2. ルーキーズ
「キセキ」(Full PV)
-
購入金額
400円
-
購入日
2008年頃
-
購入場所
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。