JICO レコード針 VICTOR DT-Z1EB用交換針 ダエン針
VICTOR社のMMカートリッジZ-1S(プレーヤー付属)に使ってみました 針を換えて丸針→楕円針になりますが、本来はVICTOR社のZ-1EBと言うカートリッジに適合する交換針です。勝手ながら私のネット情報判断でカートリッジ本体は同じものであろうと推察しレコード針のみを交換してみました。Z-1Sが丸針仕様、今回のZ-1EBが接合楕円針仕様です どれ位両者で差があるのか実験したいと思います 交換針製造はJICO社(日本精機宝石工業株式会社)です。
今回は下のカートリッジに使ってみました
製造日が約一ヶ月前です
VICTOR社MMカートリッジZ-1系には3種類のレコード針が有り、DT-Z1S丸針 , DT-Z1EB楕円針 , DT-Z1E楕円針テンションワイヤー付き の3種類があります レコード針にはレコード再生時に針が前後に動かないように固定のテンションワイヤーが付いているのもありますが当レコード針は有りません DT-Z1Eは初期はダイヤ無垢針でしたが最近は接着針との事 JICOの2万円位の針(NEO SAS針)は無垢針らしいです。
ターンテーブルは時計方向に廻りますのでカートリッジ後方からレコード溝が回転してきます 視覚上はヨットの舵?みたいに針が動く動作に為るんです...(・´з`・)クルピー...
今回の緑色の針は楕円針でDT-Z1EBとなります 若干グレードが上がった?
判り難いですが楕円針は加工上は丸針のレコード溝方向前後を削っているようです
上画像は右側、下画像も右側が削られているので楕円針と判ります(レコード溝に沿って前後)
■周波数特性
画像は合成しているので垂直のレベル差は気にしないでください 再生電圧は同じくらいです
(カートリッジボディ共通 針のみ違います 再生機器は同条件)
楕円針 1KHz再生時の高調波 高次高調波が若干少ないかも? 針の構造で歪が少ない?
結論
楕円針は高域特性が良いと言われていますが、JICO交換針は確かに高域にピークが移るようです(高域が持ち上がる)結果、高域が延びている?ともいえますね またトレース能力が上がって高調波も少なくなるようです SONY XL-35(楕円針)との試聴比較ではZ-1(EBモドキ)はベース音がズーンズーンと平坦な感じがします、またウインドチャイム?等などの楽器の超高音がキラキラし過ぎて気になります ..大雑把に言えば明るい音色でPOPな感じですが、余韻などにやや繊細さが足りない感じはします。
低音はZ-1S , Z-1EB?両者で同じような低音再生音でした 針ダンパーも違うものなのでカートリッジ本体側からでしょうか 総じて当時の若者向けオーディオ入門機カートリッジと思います...
当時Z-1E 10000円 、XL-35 16000円.. 両者楕円針
SONY XL-15、XL-35に比べてZ-1S, Z-1EB?は音質は悪くは無いですが凄く良いと言うわけでもないですね...ちょっと音楽性というか、音質のシズル感(料理のジューシー感?)が足りないかなぁと言う感じですね でもコスト的にはまとまった音質です。
(当カートリッジはVICTOR社の商品ですが実際の製造はGLANZ社のOEMという事です)
VICTOR社Z-1S , Z-1EB? 私的にはカートリッジの入門機位ですかね レコード針でもカンチレバーでもカートリッジ本体でも高音質を追求すると其れなりに高いパーツになります Z-1Sは付属品ですからコスト制限は在ったはずです。
ヘッドシェルをSONY SH-120 → SH-150Hに変更... 針は楕円針DT-Z1EB 変化は無いようです
MM型カートリッジ Z-1S
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購入金額
4,160円
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購入日
2017年05月頃
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購入場所
AMAZON
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