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LINEモバイルの契約事務手数料を割り引くエントリーパッケージ

子供達がそれぞれ高校と中学に進学し、それに伴い通信環境の整備を考えていました。

今までは二人とも音声通話サービスは必要なく、家族や友達との音声通話は LINEの無料通話を使っていました。

 

進学後入った部活などにより音声通話サービスが必要かと考えていましたが、結局二人とも今まで通り LINEが使えれば良いとの事で今より(二人とも mineo)安価でデータ通信容量の多い(mineoでは 500MB契約)1GB契約の MVNOサービスを調べていました。

 

最近は SNS通信データはデータ通信量に含めないというサービスが増えてきており、うちの子らは特に LINEで通信量がかさんでいるので、LINEを使うのに一番優位な LINEモバイルを試しに 1回線契約してみる事にしました。

他の MVNOサービスでは契約データ量が大きくなると LINEの無料通話やビデオ通話のデータ分もカウントしないとしているところが多い中、LINEモバイルの場合は最低料金プランから LINEの無料通話等もカウントしません

更新: 2017/05/04

契約にあたっての注意点

MVNOサービスに加入するに当たり、契約パターンは大きく分けて次の 3つのパターンになります。

 

・データのみ

・データ + SMS

・データ + 音声通話(SMS含む)

 

どのパターンに於いてもお得に契約するにはキャンペーンを狙うと良いですが、なかなかタイミングを合わせるのは難しいですね。

その中でも確実に安くなるのが、エントリーパッケージの存在です。

 

多くの MVNOで採用されていますが、通常 MVNO業者に直接申し込むと発生する契約事務手数料がエントリーパッケージ代だけで済みます。

LINEモバイルでは通常 3,240円(税込)掛かるところ、990円(税込)で済みます(2017/4/27現在)。

全ての MVNO業者で採用している訳でなく、価格も MVNOサービスによってマチマチですので、ご注意ください。

 

また LINEモバイルでエントリーパッケージがあるのは、「データ + SMS」と「データ + 音声通話」のサービスのみですのであしからず。

 

エントリーパッケージのデメリットとしては、パッケージが手元に届くまで契約申し込みが出来ないくらいですので、1日でも早く開通させたいという人以外は積極的に利用すると良いでしょう。

 

もう一点注意したいのが、利用開始日を含む初月の月額基本料が無料(2017/4/27現在)になる点です。

今回子供たちの動向を探っていたためにエントリーパッケージの購入(届いた)が 4月末になってしまいました。

その時点で開通まで何日かかるか分かりませんでしたが、すぐに開通出来た場合月額基本料の発生が 5月からになってしまいます。

という事で、今回 5月1日に申し込みを行ない、課金開始日が 5月3日(SIMカードが届いたのは前日)からとなりました。

申込時に「現在大変混んでいる」と表示された割には、かなり早く届きました。

 

実際に料金がかかるのは 6月分からとなり、ほぼ丸一ヶ月分お得になりました。

月半ば以降に MVNOサービスに加入を考えている人は覚えておくと良いでしょう。

更新: 2017/05/04

開通までの流れ

通常 LINEを始めるには SMSはほぼ必須ですが、LINEモバイルで契約する場合は必須ではありません。しかし今後他のサービス等を考えると SMSがある方が便利です。

 

LINEモバイルの最低月額料金は「データ」のみ契約で 1GBのデータ容量が付いてくる月額 500円(税抜)のモノです。

SMSを付加すると +120円(税抜)がかかります。

ちなみに音声通話を付加する場合は、月額に +700円(税抜)した金額になります。

 

今回は「データ + SMS」の契約ですので月額 620円(税抜)で、1GBのデータ容量と SMSが使える事になります。

 

 


・エントリーパッケージの購入

 

これらを踏まえ Amazonでエントリーパッケージを購入したのが 4月26日です。

そして翌日の 4月27日にエントリーパッケージが届きました。

シュリンクパック契約となっており、外装の糊付け部を剥がすと開けた事が分かるモノになっています。

また背面にもシュリンクパック契約の説明がされています。

 

中身は見開き 2ページに事前準備と申込み手順、エントリーコードが書かれているだけです。

そして先に書いた通り、月初めから使うために「運転免許証の画像データ」「クレジットカード」「メールアドレス」を用意し 5月1日を待ちました。

 


・WEB申込み

 

申込自体はエントリーパッケージに書かれている申込み手順及びリンク先の説明を読めば迷う事はありません。

ちょっとモヤモヤしたのは、初期費用はエントリーパッケージ料金だけだと思っていたのが、実際は「SIMカード発行手数料」が別途 400円かかる事です。

今まで MVNOを新規申込んで「SIMカード発行手数料」がかかったのは初めてです。

ただ注意書きにあるように、LINEモバイルでは本年2月1日から追加されるようになったようで、他の MVNOサービスも確認してみたところ、現在は「SIMカード発行手数料」が発生するところが多いようです。

また、Amazonの販売ページにもよーく読むと「SIMカード発行手数料」の追加の件も書かれていました(^^;

 

申込みが完了すると審査が始まり、これにかかる時間は MVNO業者によって大分変ります。特に音声通話の申し込みが含まれると長くかかるように思います。

今回は音声通話が含まれていないので早いだろうと思ってはいましたが、早すぎでした(^^;

 

まず申込み完了メールが着たのが 5月1日 13:48

契約のお知らせメールが着たのが 5月1日 14:01

そして 1日の夜にヤマト運輸より 2日に SIMの配達がある旨メールが着ており、実際のモノは 5月2日の昼前には届いていました。

逆に審査などしっかりされているのか心配になるくらいです(^^;;;

 

約12cm四方のシンプルな紙パックには

SIMカードとマニュアルが入っていました。

今後どの端末で使用しても良いように nanoサイズの SIMを頼みました。

マニュアルには、接続設定に関する項目は必要最低限な事しか書かれておらず、半分以上 LINEモバイルと LINEの事だけ書かれています。

もっともそれも 10頁しかありませんので大した事は書かれていません。

慣れている人なら十分ですし、分からない人は詳しく書かれている WEBページへのリンクがあります。

更新: 2017/05/04

端末設定(Windows10 mobileで接続してみた)

今回の SIMは息子に使わせようと考えており、息子は現在フリーテルのMUSASHIを使わせています。

 

マニュアルや LINEモバイルのページを見ると Androidと iOSの設定方法は載っているものの Windows mobileの設定方法はどこにも書かれていません。

 

 ※APN設定方法 - LINEモバイル

 

という事で、モチモノ未登録の Windows10 mobile端末(WPJ40-10)で接続確認をしてみました。

WPJ40-10の SIMスロットは microSIMなので、アダプターを利用して挿入します(自己責任)。

 

設定箇所は「ネットワークとワイヤレス」-「携帯とSIM」-「SIM設定」で行ないます。

有名どころの MVNOサービスならば接続プロファイルから選ぶだけで簡単なのですが(黄色矢印)

LINEモバイルはちょっと古い端末だとプロファイルが入っていないので APNの追加をしてやる必要があります。

「インターネットAPNの追加」(黄色矢印)で設定を追加し反映してやることで、『インターネットAPN』に追加した APN名が表示されます(赤矢印)。

 

ちなみに接続プロファイルがある場合は『インターネットAPN』には既定のAPNが使用され、接続プロファイルの設定が反映されます。

mineo(ドコモプラン)の例mineo(ドコモプラン)の例

 

これで無事 SIM経由によるインターネット接続する事が出来、SMSも使えているのか確認するべく他端末よりメッセージ送信してみたところ、こちらも受け取る事が出来ました。

 

18時頃にいろいろやっていたのですが、速度もまずまずでした。

速度を計測(速度計測 - biglobe)してみると数値上はあまり出ていない感じでしたが


LTE接続時

 

Wi-Fi接続で計測してみても大して出ていないので、


Wi-Fi接続時

 

計測サイトの精度がイマイチなのかなぁ?

ちなみに「SPEEDCHECKER」というアプリで Wi-Fi接続を計測してみると下記の通りになったのですが


Wi-Fi接続時

 

LTE接続で計測するとなぜか途中で固まってしまうので、先の biglobeの計測を行ないました。

 

感覚的には上記結果の比率程度の速度が出ている感じでしたので、MVNOの速度としてはまずまずといった感じではないでしょうか。

 

この後フリーテルのMUSASHIに SIMを入れ替えたのですが、やはりこちらにもプロファイルは存在せず APNを追加しました。

 


・既存端末での SIM入れ替え時設定(LINEの登録電話番号変更)

 

MUSASHIでは既に息子が LINEを使用していたので、SIMカード入替による電話番号の変更が発生し、それによる影響が心配でした。

 

実際に LINEを起動してみると「電話番号変更」旨表示され、続行する事で SMSで認証番号が送られるような事が表示されたのですが、メッセージが着たと思ったら全て自動で設定が完了されました(*_*)

 

機種変&SIMカード変更(電話番号変更)の場合は事前設定が必要な上、引き継ぎを行なってもトークの内容などが消えてしまいますが、同じ機種で SIMカードの変更は簡単でいいですね(^^

更新: 2017/05/04

契約者と利用者

今まで利用した MVNOで無かったものが、契約者と利用者の概念です。

 

LINEモバイル申込時に利用者の設定という項目があり、契約者情報とは別に実際に利用する者の情報を登録する事が出来ます。

これにより未成年者が利用する場合に無料でフィルタリングアプリを追加料金無く使わさせる事が出来ます(開通後いつでも変更可能)。

 

また他の MVNOサービスではデータ残量を確認するのにマイページなどを開いて確認する事が普通ですが


LINE MOBILEのマイページ画面

 

LINEアプリ上で「LINEモバイル」公式アカウントをフォローし、「利用者連携」を行なうことでマイページを開かせる事無くデータ残量の確認を行なわせることが出来ます。

※「契約者連携」「利用者連携」の詳細についてはこちら(LINE MOBILE公式ブログ)

 

フィルタリングアプリについては利用するか/しないかしかないので、どれだけ有用かはしばらく使ってからでないと分かりませんが、手軽にデータ残量を確認させる事が出来るのはありがたいです。

 

現在利用している mineoでは娘はあっという間にデータ容量を使い切っており、本来なら本人に自覚させるべくデータ残量の確認を適宜行わせたいのですが、いろいろ設定できる画面を娘には開かせたくないのでマイページを開かさせていません。
(「勝手に変更するな」と言えばする事は無いのですが、出来てしまうページを開かせる事が嫌)

LINEモバイルにしたからといってデータ残量の確認を本人がするかどうかは分かりませんが、こういう仕組みになっているのは評価できますね。

 

娘は私のお古の DIGNO Mを使っているのですが、

こちらは au回線の為、すぐに入れ替えは出来ません。

しばらく前より本人は自分で新しい端末を買う買う言っているので、そのタイミングで新しくSIMを入れ替えようと考えているのですが、その時にはぜひ LINEモバイルにしたいと思っていますがいったいいつになるやら(^^;

更新: 2017/05/04
総評

いろいろお得

まだ使い始めて 2日しか経っておらず速度などの評価は不十分ですが、金銭面ではだいぶお得になっています。

 

あくまで現在利用させている mineoとの比較になってしまうのですが、データ容量が倍になったのに料金は 100円以上安くなりました。

 

 mineo
  :「データ + SMS」契約、容量 500MB月額 833円(税込)
     (複数契約しているので割り引かれており、本来は 887円)

 LINEモバイル

  :「データ + SMS」契約、容量 1000MB月額 670円(税込)
     (まだ請求がきていないので、若干上下する可能性あり)

 

LINEモバイルは更に LINEで使用するデータ(無料通話、ビデオ通話含む)は、データ使用量にカウントされないのですから、実際に LTEの速度で使用出来るデータ通信量は倍どころではありません。

 

ただ速度に関しては、まだ利用者が少ないから快適とも言えると思うので、利用者が増えてきた時にどうなっているのか楽しみですね。

 

端末設定時のプロファイルが用意されていなかったり、他MVNOサービスで用意されているようなデータ容量節約機能などのツールなどは無いので若干評価は落としました。

今後のサービスの充実度や回線速度状況などによって、また評価し直したいと思います。

  • 購入金額

    990円

  • 購入日

    2017年04月27日

  • 購入場所

    Amazon

13人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (5)

  • hatahataさん

    2017/05/04

    こんばんは。キャリアも別途データ契約すれば、980円/月っていうのが出てきてますが、LINE同士なら670円ですか。300円/月 3600円/年の差が出てくるわけですねぇ… キャリアとは音声通話はできないのでしたっけ?通話料金がかかかるんでしたっけかね?
  • atsuo@tokyoさん

    2017/05/04

    > hatahataさん

    キャリアで 980円/月がどこなのか分かりかねますが、500MBのデータ容量に+音声通話契約で 980円/月(税抜)なら、もしもシークスがありますね。


    現在、夫婦で加入しており私が最低料金のプランで運用しています。
    ほぼ受話だけしかせず、家族内通話は LINEの無料電話を使用しているので、月々1060円(税込)で済んでます。
    データ通信も自宅で Wi-Fiばかりですので、500MB内で済んでます。

    今回の LINEモバイルの契約だと、基本的に一般電話やキャリアとやり取りできないので(送話は LINE電話で出来たはず)、必要ならば 500円 +700円の「データ + 音声通話」に契約する必要があります。
    ただし通話料金は 20円/30秒かかり、かけ放題プランなどは無いので、別途楽天でんわ等の料金が半額になるサービス等を併用すると良いでしょう。

    ちなみに価格だけで言うと、LINE同士でしかやり取りしないならば SMS無しの 500円/月(税抜)で済みます。
    それでいて 1GBのデータ容量が付いて、LINEで利用するデータ通信がカウントされないのですから格安です。
    なので、現在は快適でもじきに通信速度が遅くなるような気もしているんですけどね。
  • hatahataさん

    2017/05/04

    au、SOFT BANK、docomo の大手三社、のつもりで書いたのですが、今回はdocomoのことです。解りにくく書いて済みません。

    LINE同士なら500円ですか。両親にポケベル代わり持たせるのには安いのはありがたいですね。

    大手三社と通話するには基本1200円で通話料別途ですね。

    いろいろ参考になりました。
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