ZERO AUDIO製D型イヤホン,CARBO MEZZO ZH-DX220-CMです.
ハイレゾ対応で,カーボンとアルミニウムの2重制振構造複合強化ボディです.
やむを得ない理由で,急遽購入しました.
ちょっと,見た目重視です.
実はこのMEZZO,以前XDP-300Rのレビュー中でハイレゾイヤホン選びとして一度聴いています.その際は,全くダメでしたが,今回違うイヤーピースだったのか,悪い印象ではなかったので,決断しました.
※写真のイヤピースは,純正ではなく,FinalのE-typeです.
開放型の音
イヤーピースにFinalのE-Typeを使用した音質を記載します.標準添付イヤピースでは,軽い音になってしまいます.
まず,この価格のD型のイヤホンなのに音場が広いことが最大の特徴です.イヤホンに開放型があるのなら,まさに開放型の音です.脳内定位が気になる人にはいいと思います.
帯域的には,ドンシャリ傾向ですが,上も下も延びてはおらず,低重心でもないので,そんなに気にならないです.それよりも,中域に重なるので,中域が少し引っ込んだ感じになります.
そして,この価格帯としては,普通(悪くはないけど良くもない)の解像度で,音質が軽く,奥行きがありません.このため,ハイレゾ対応の良さが活かされず,上ずった感じの音です.響きもあまりないので,聴き込むイヤホンではなく,ポップスを気軽に聴くのが良いかと.そんなに悪い音質ではないのですが,気になりだすと,いろいろなところが気になりだす音です.
このイヤホンの良さを引き出すには,FinalのE-typeみたいな密閉性の良いイヤピースで,しっかり位置合わせする必要があります.ノーマルでもSHURE掛けでもどちらでも構いませんが,ストレートに音が届く位置に合わせる必要があります.
ちなみに,スピンフィットやスパイラルドットでは,軸穴が大きいので,抜けてしまいます.MEZZOは,細軸でも標準軸でもないやや細め軸のようです.
ケーブルはフラットで,絡まりにくいのですが,タッチノイズが少しあります.SHURE掛けするとほとんど気になりません.ケーブルのグレードをもう少し上げると,このイヤホンの良さが活かされるような気がしますが,リケーブル対応ではないので残念です.
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購入金額
7,210円
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購入日
2018年01月18日
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購入場所
eイヤホン
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