MMCX対応ハイブリッド構成のNICEHCK製中華イヤホンです.
D型1基+BA型1基の構成で,2Wayです.
MMCX対応で,ハイブリッド構成で,メタルハウジングなのに,約$30と,驚くべき価格です.
箱も立派で,収納ケースも価格以上のものが付属しています.
Amazonからの仕様抜粋.
()内はAliexpress掲載内容.
メーカー:NICEHCK
モデル名: Senfer 4in1
ドライバ構成:1バランスドアーマチェア+1ダイナミックドライバ 10mm
インピーダンス:32Ω
音圧感度:102dB(本当は103dB?)
応答周波数:5Hz-40000Hz(本当は20Hz-20kHz?)
ケーブルの長さ:120cm
マイク:無し
本体カラー:ブラック/シルバー
どちらが正しいかわかりません.どちらも正しくない可能性が高いですが,1D+1BA構成のメタルハウジングで,MMCX対応であることは確かです.
※音質は,付属イヤーピースではなく,Spinfitを使用しています.
典型的なドンシャリですが,高域は刺さらないので,大丈夫です.低域も沈み込むような迫力はありませんが,しっかり出ています.
中域もBA担当なので,分離も解像度もいいですが,金属的な硬めの傾向です.
まぁ,この価格でこの音なら,間違いなく買いです.
しかし,知る悲しみで,JVCのHA-FX1100などを聴いてしまうと,どうしても安い音に感じます.温かみがなく,金属的な響きです.
ファーストインプレッションは,ハイブリッド型の宿命である低域(D型)と中高域(BA型)のつながりがよくない気がしました.両者のいいとこ取りしている音質であることは間違いないのですが,協調が取れていません.音作りがされていないという印象です.きちんとチューニングすれば,素晴らしいイヤホンになると思いました.
が,しばらくエージングしたところ,バランスが良くなり,とても聞きやすくなりました.金属的な響きは残りますが,よく出来たはブリッド型のイヤホンです.
この価格ですから,+αの要素を求めてはいけない事はわかっています.約$30という価格のイヤホンとしては,十分すぎることは確かです.
装着に関しては(個人的なフィッティングとして),IEM形状ではないですが,通常装着よりSHURE掛けがあっていました.普通の形状ですが,少し奥まで入れたほうがいいらしく,通常装着だとスカスカの音になります.ハウジングとノズルに角度がほとんどついていないので,そのまま(LRそのまま)でSHURE掛けも可能で,収まりが良くフィッティングしました.
ということで,コスパはいいですが,音楽性を求めるなら,大きな期待をしてはいけませんが,この価格なら買い!のイヤホンです.ハウジング,ケーブル,ケース,音質ともに,価格以上の価値があります.
高いイヤホンは故障が怖いし,ケーブル断線の心配もあるような使い方で,スカスカの音で聴きたくない方には,おすすめできます.
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購入金額
0円
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購入日
2016年頃
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購入場所
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