たまたま格安販売に出くわしたので、そのうち使うだろうと思い買っておいた品です。
元々同じBRAUN製の390cc-5という製品を使っていたのですが、先月親が手術で入院する際にシェーバーを使いたいといいだしたため、この390cc-5をクリーニングして渡し、自分は買い置きしていた9050ccを使うことにしたのです。
BRAUNのシェーバーは、比較的上位のモデルではアルコール洗浄システムが同梱されているため、本体に対してかなり大げさな外箱となります。個人的にはこの洗浄機は特に欲しい訳では無いのですが、付いてきてしまう以上仕方ありません。
本体は意外と地味な印象です。初期の9シリーズはあまり上位モデルらしい外観という感じではありません。現行の9シリーズでは網刃の部分に金ラインが入るなど、無理矢理上位感を演出していますので、これくらいの方が自然な気はします…。
悪いものではないが、最新技術の恩恵は感じられない
9シリーズはBRAUNのハイエンドシリーズであり、様々な特徴的な技術が採用されています。
まず、9シリーズは4枚刃で、中央部分に2枚構成の極薄リフトアップ刃+くせヒゲキャッチ刃という部分があり、生え方が均一では無いくせ毛の部分もかんたんに剃れるように設計されています。下位シリーズになっていくに従って、この辺りの構造が簡素化されていきます。さらに9シリーズではこの中央部分の2枚が人工知能によって制御されていて、効率の良い動きを実現する特徴もあります。
また、7シリーズ以上の製品ではターボ音波振動機能が搭載され、毎分1万回という高速振動により肌を平坦に引き延ばし、容易な深剃りを実現するという機能もあります。元々使っていた390cc-5はこのような特徴的な機能はなく、オーソドックスな設計でしたから、それなりに違いはあります。
ただ、元々BRAUNは交換用の網刃の価格が高く、3シリーズですら5千円以上、9シリーズに至っては1万円前後という強烈な価格設定となっています。新品時の購入価格だけではなく、ランニングコストにまでここまでの差があると、この差額を払うほどの価値があるのかというのが注目のポイントとなる訳ですが…。
結論から言うと、そこまでの価値は私にとっては認められません。確かに390cc-5と比べると剃り味は軽快ですし、誤ってほくろやできものの頭まで削ってしまい出血するというトラブルは減ったと思います。
しかし言うほど剃り残しがないとは思えませんし、深剃りも思ったほどは出来ていないという印象なのです。人工知能制御のくせヒゲ剃りも上手く機能しているようには感じられません。人工知能ということで使い込んでくれば学習して変わるのかとも思ったのですが、少なくとも使い始めてから既に一ヶ月以上経過していて、変化は見られていません。
3シリーズと比べれば純粋にシェーバーとして性能が高いことは間違いありません。ただ、本体価格もランニングコストもかなり高い製品であり、この程度の満足感は得られて当然としか思えないのです。
一度使い始めてしまった以上、これから当分は使い続けることになる製品ですが、払った金額に対しての満足度はそれほど高いものではありません。基本的な性能は高いので買って損をするというほどではないのですが、下位モデルと比べてメーカーが説明しているほどの差は感じられませんでした。
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購入金額
15,184円
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購入日
2017年01月20日
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購入場所
イオンタウン ユーカリが丘
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