現在組み立てを開始している新メインPC。
実はCPUとしては最終的にRyzen 7 3700Xを使うつもりでいて、それまでの繋ぎとしてこのRyzen 5 1600を購入していました。マザーボードが割合低価格の製品であり、長期間安定稼働させるためにTDP=65W枠でとどめておこうという意図があるため、より上位の製品は考えていませんでした。もっとも、TDP=65W枠にOEM専用モデルながら12コアのRyzen 9 3900というCPUが登場したことで、少し悩みも出ていますが…。
それはともかく、このRyzen 5 1600は当時としては安価に売られていたため、繋ぎに丁度良いと考えて購入していたものです。しかし、組み立てる前にTDP=65W枠の8コア製品であるRyzen 7 2700が安価に入手できてしまったため、結果的にこのRyzen 5 1600は用途を失っていました。
当分これ以外のRyzen PCを組む予定はありませんし、売却してしまおうかとも思っていたのですが、どうせ大した値段も付かないし、と思っていて、結果的にそのまま持ち続けていたわけです。
1つはあると安心の初期型CPU
新PCには当然ながらRyzen 7 2700を組み付けたわけですが、重大な問題がありました。
今回利用しているM/Bは、ASUS PRIME X370-Aなのですが、Ryzen 7 2700を載せて電源を投入しても全くPOSTしないのです。X370-AはRyzenを初めてサポートしたAMD X370搭載のM/Bであり、発売時点では第一世代のRyzenまでしかサポートされていませんでした。
そこで試しにこのRyzen 5 1600を載せてみるとあっさりと動き出すのです。そうなると原因はBIOSが第二世代Ryzenに対応していないとしか考えられません。というわけで、折角対応しているCPUがあるのですから、そのままBIOSの更新を行いました。
X370-AのBIOS更新は、最新BIOSをダウンロードして、USBメモリー等に保存しておけば、BIOS(UEFI)内蔵のユーティリティー「ASUS EZ Flash 3 Utility」でそれを読み込んで更新することができます。
というわけで、最新BIOSに更新した後は無事にRyzen 7 2700が動き出しました。
恐らくRyzen 7 2700を載せたままでも「ASUS Clash Free BIOS」の機能を使うことで更新はできると思うのですが、こちらの方が画面を見ながら確実に操作することができますので、安心感という意味では上でしょう。
使い途がないと思われたCPUに、意外な形で働き場所が与えられたことは良かったと思います。やはり作業用のCPUは1つ持っておいて損はなさそうです。
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購入金額
11,880円
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購入日
2019年頃
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購入場所
ソフマップ
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