ども、Takahiroです。
今回はモガミ電線株式会社製の『NEGLEX2534 MICROPHONE CABLE(Purple)』を買いましたので紹介したいと思います。
ケーブルには""NEGLEX2534 MICROPHONE CABLE""と表記されていますが、このままだと名前が長い&販売店が「MOGAMI2534」と出しているので今回はMOGAMI2534として話を進めていこうと思います。
なお、難しい話はしません。そういうのを行ってる方のレビューなり、ブログを探してご覧下さい。
本来はマイクケーブルとして使う用の商品です
MOGAMI2534は元々「マイクケーブルとして使う用の商品」となっています。それが何処でどー言った経緯でこうなってしまったのかは知りませんが、もしも気になる方は発祥を調べてみて下さい。
商品仕様
商品名:NEGLEX2534 MICROPHONE CABLE
色:紫 (+他9色)
導体:OFC(=無酸素銅)
芯線本数:4芯(Hot x2、Cold x2)
シールド:あり
芯線色:ブルー(Hot) / クリア(Cold)
内部芯線:AWG24
外径:6.0φ
断面はこんな感じ。なお、電子カタログもあるので詳しい画像はそちらへ。
特徴
外径が6.0φもあるので「イヤフォン」で使うにはこのままだと結構厳しい・・・というか無理です。特にMMCX対応イヤフォンで””SHURE掛け””は絶対無理です。なにせジャケットが厚すぎ邪魔すぎ重すぎ。イヤフォンのリケーブルにMOGAMI2534を使いたいならジャケットとシールドを剥ぎ取りましょう。それが嫌なら使うのを諦めるべきです。壊してから後悔するのでは遅い。
また、SHURE SRH-1840など一部のヘッドフォンにもMMCXプラグ対応のモデルが存在しますがそれで使う場合も同様にジャケット&シールドは剥ぎ取るべきです。高い修理代を請求されたいのなら・・・何も言いません。
Made in Japanなのに低価格+全10色という豊富さ
MOGAMI2534の良さはなんと言っても「信頼の日本製かつ低価格」であることと「色の豊富さ」の2点に尽きると思います。
約190円/mという価格で国内市場で定番オーディオケーブルの一角を掴んでいます。オーディオケーブルショップなら必ずと言っても過言で無いくらいですからね。
NEGLEX2534 MICROPHONE CABLE
色も非常に豊富です。業務用マイクケーブルということで『10色(黒・白・赤・青・黄・緑・灰・橙・紫・茶)』もラインアップしています。カナレL-4E6Sよりも1色多いッ!!!
・・・しかしカナレと違い、10色全てを在庫+1m切り売りをしている店は片手で収まります。ただし、黒色に関しては(名前の通ってる)電子工作専門店なら殆どが1m切り売りしていますのでご安心あれ。
俺の場合は「赤・青・緑・黒」のケーブルを使ってしまったので、MOGAMI2534に関しては『紫』をチョイスしました。部屋の壁紙や家具の色次第では存在感がありますよ!
ジャケットと絶縁体が堅い(俺の腕が悪い?)
同じ6φのカナレL-4E6Sとの比較です。
ジャケットが堅いッ!
俺の技術不足のせいでどうもMOGAMI2534のジャケットの方が堅く感じます。その代わり、シールドの扱いは楽です。ちょちょいっとねじるだけなので。
逆にカナレL-4E6Sはジャケットが柔らかい代わりにやたらと無駄に頑丈な編組シールドを使っています。この堅い編組シールドをほどくのがちょっと面倒。
どちらが扱いやすい(=作りやすさ)のかは人によるので・・・。ただ、俺としてはカナレの方が扱いやすいです。
ガツンと来ますよ?いや、マジで。
某サイトではMOGAMI2534をこのように紹介していました。
~以下、引用~
多くの日本の録音は、このケーブルでぴったり合います。国内の録音の70%ほどがそうでしょう。
なにを根拠にこの数字が出たのか説明がなくサッパリです。なのに、この文章からあふれすぎてる自信・・・こういうのをいわゆる『大本営発表(現代風に言うならば””AMD発表””)』って言わずになんと言えばいいのでしょうか?
某新聞のように嘘も100回言えば真実になったり、Ryzen7が事前予想性能をはるかに上回り某アキバの黄色の店・板物担当氏も「凄い!」「Core i5からRyzen7へ変えちゃったよ!」と唸らせるという珍事が起きたりしますからね。
そんな大本営発表にたまには騙されてみようではないかと思い、とりあえずMOGAMI2534を8m、トモカ電気JS-101を2本ほどポチっとして、早速作ってみました。
余談ですが、カナレのステレオミニプラグは無駄に太いです。標準フォンプラグとニコイチするとなんとも言えない重厚感が出ますw
某サイトさん風に言うと
『カナレの持っている切り札』
でしょうかね?
MOGAMI2534が横に来ると、ヘッドフォンケーブルがいつもより余計に細く見えてしまいます。
音出し!!
最初の1曲目は
『消ゆる最終定理(Ayumi.&西坂恭平)』(緋のない所に烟は立たない - 緋修離と一蓮托生の女たち - ORIGINALSOUNDTRACK)
を使って実聴!!
今回のMOGAMI2534自作ケーブルも音出しは一発OKでした!
カナレケーブルと同じ音量(PC・ミキサー・スピーカー全て同音量)・EQなし・使うプラグも使うハンダも再生ファイルも同じと、線材以外何も変えずに再生しました。
すると・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『音の大きさが一回り強くなった』
この点だけはカナレより変わったなと。ただ、それだけです。以上以下もなく、ただそれだけです。
マニアの皆さんのように東京世田谷の高級住宅街に家1軒立つくらい機材にお金を突っ込んでないのでそれしか言えません。
俺から言えるのは『自分で材料を選び、それを自分の手で作りあげる』という過程が面白い・楽しい!!くしゃみしてハンダ付けしたての場所に触ってしまい『ッッッッッ熱ぅ~!!!!!』となったとしてもです(実話)。
最後に ~ 諸経費 ~
自作ケーブル2本分の材料
MOGAMI2534_5m・・・970円
トモカJS-101_4本・・・648円
合計・・・税込1,618円(ハンダ代除く)
新規設備投資
トラスコ社ワイヤーストリッパー(AWG18~30対応/Taiwan製)・・・1,100円
カインズ ワイヤーストリッパー(AWG10~22対応/China製)・・・580円
こて先クリーナーST-30・・・398円
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購入金額
194円
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購入日
2017年04月頃
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購入場所
SOUNDHOUSE オンラインショップ
harmankardonさん
2017/04/08
硬すぎますし,2線だけ取り出しても,MMCXのプラグキャップが通らないです.
ヘッドホン用は,この硬さと太さが許せるなら,コスパ最強だと思います.
Takahiroさん
2017/04/08
ヘッドフォンでもポータブル用途は無理でしょうけど、家用なら全然OKなんだろうなぁ~とは思ってます。SHUREのSRH840で試したいですが2.5mmな上に特殊なプラグなのでかなり敷居がなぁ。