フォクトレンダー ノクトン10.5mm F0.95は、マイクロフォーサーズ専用の超広角レンズです。
35mm判換算で21mmレンズ相当の画角で、開放F値は0.95と驚異的な明るさです。
仕様
- 焦点距離:10.5mm
- 口径比: 0.95
- 最小絞り:F16
- レンズ構成:10群13枚(非球面レンズは、2枚3面に採用)
- 画角:93°
- 絞り羽根枚数:10 枚
- 最短撮影距離:0.17m
- 最大撮影倍率:1:8.2
- 最大径×全長:φ77.0×82.4mm
- フィルターサイズ:φ72mm
- 重量:585g
- レンズフード:着脱式花形レンズフード
- その他:動画対応の絞りクリック切替え機構
レンズ本体
使用しているカメラ
癖のあるレンズだが、このレンズを使用したいがためにOM-Dを買ったと言っても良いくらいだ。
マイクロフォーサーズ夜景撮影最強のレンズ
- 非CPUレンズだが、露出もピント合わせもマニュアルだが不便を感じない。
超広角なので、絞ればピントは置きピン方式で合うし、解放で精密に合わせるならボディ側の拡大表示して簡単に合わせることが出来る。露出もISO感度をオートにするかボディのモードダイヤルをA(絞り優先)にすれば良い。
非CPUレンズの悲しさで、ファイルに撮影記録が残らない。(-0.3) - 何と言ってもF値0.95と驚異的、さずがに解放では隅の方にコマ収差(-0.7)がでる。
もう少しコマ収差を抑えられなかったものか...星撮りで実用的には、1.2か1.4ぐらいでしょう。面白いことに2.8に絞ると光芒が出る。OM-D E-M1 MarkⅡと組み合わせでは、街の夜景撮影は殆んど手持ち撮影可能です。街中では夜景のスナップが、お手軽に撮れると言うことです。 - フィルターサイズが72mmでオリンパスのプロレンズと統一されていて有難い。
- 大きさや重さがOM-Dとピッタリで違和感がない。
フルサイズでF値0.95のレンズを作ったら、どんな化け物レンズになるんだろう...買えないだろうし、持ち歩けないのは確実。
ライブコンポジット,露出:10秒を2時間,F1.0,ISO:1600(50%に縮小)
2年使ってみた感想と秘密判明(チョット大げさ)
- 光芒はF1.4から出る
⇒街の夜景では手持ち撮影が十分可能
但し、自分のレンズは外れだったようで光芒が汚いことが多い - 色収差やコマ収差が大きい
⇒画像処理ソフトでの修正は困難で、星撮りには向かない - 非CPUレンズなのでボディ側のフォーカスエイド機能が得られない
⇒ピント合わせたつもりだが、少しずれているという失敗がある - 防塵防滴性能は十分ある
⇒ずぶ濡れになったことがあるが、全く問題なかった
光芒が出る秘密は、絞り羽根枚数が偶数枚で10枚であることだろう。奇数枚だと倍の数となる。例えば、9枚なら18本の光芒となるが、当然綺麗な光芒にはなりにくい。
ちなみに国産メーカーのレンズは殆んど奇数枚でした。
フォクトレンダー・シリーズのレンズは、絞り羽根枚数を偶数で統一しているようです。
でも、このレンズは値段の割に収差が多いような気がします。自分のレンズだけかもしれませんが...
MFのままで良いので最新の光学技術とCPUを搭載してリニューアルして欲しいです。
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購入金額
108,617円
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購入日
2017年04月24日
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購入場所
楽天市場内「システック インターナショナル」
まこりんさん
2018/06/25
0.95かぁ。未知の世界です。
素敵な写真たくさん撮って楽しんでください!
ホーリーさん
2018/06/25
書き込みありがとうございます。
安かろう悪かろうだけで忙しかった会社を退職しましたので、ドンドン写真を撮っていきたいと思います。