なんでもWindows10(や8)はチーミングとか小難しい設定をしなくてもSMBマルチチャンネルでLANが多重にあれば勝手に負荷を分散させて高速化してくれるらしい。試してみたい!
…と思ったものの、肝心のファイルサーバーがLAN単発だった。箱絵につられて何も用途を考えずに買ったマザーをファイル鯖に流用したのでこういうことに。SATAも足りなくて増設する羽目になったし。ちゃんと用途考えて買わなわいとダメですね。
家の在庫部品を探すもPCIのNICばかり3枚くらいでてきてPCIexpressのNICは無い。
思いついたら滅茶苦茶欲しくなってしまったのでヤフオクで安い中古品を漁ってGETしたのがコレ。
PCIexpress接続のフルハイトブラケットNICを探したら何故かBroadcomのデュアルポートになってしまった。800円+送料なり。
搭載チップはBroadcom 5709。HPのサーバー向けカードらしいので自作PCで使ってる例が殆どないのだがチーミングとかするわけじゃないしドライバさえ当たればなんとかなるだろ。ザ・見切り発車。
殆ど同じ価格で一般的なシングルポートもあったのだけど送料の関係でマジでこれが一番安かったのだ。ネタに走りたかったわけじゃない。という訳でファイルサーバー(といってもWin10 64bitの自作PC)に装着しよう。
幸い拡張カードスロットはSATA増設カードしか使っていないのでグラボ用のx16スロットが余っている。遠慮なくぶっさす。
と思ったら最上段に挿すと起動しない。元々VGA向けのスロットなので誤認でもしているのだろうか
幸い中段のPCIe x4スロットに装着すれば問題がなかったので元々そちらにささっていたSATAカードを最上段に移植して増設完了。初回になんか認識に手間取っている挙動を見せたので、念のためマザー側の設定でPCIexpress Gen2.0に固定して準備完了。
Windows10 64bitで無事認識&動作OK。
【追記】
後から気づいたがWindows10を「再起動」したときだけ起動時に固まる。高速スタートアップ有効だとコケるとかはよくあるけど再起動だけでコケるとは。幸いシャットダウン(完全含)→手動で起動なら問題ないので、実用上は大して影響はない。
ワットモニター読みでPC全体のidleが41W→45Wと消費電力は3~4Wアップしている。
そういえばIntelのDualportとかだとヒートシンクついてたりするがこれにはない。よく見るとヒートシンク用の穴もあるし、がっつりエアフローのあるサーバーなら大丈夫だろうが自分のファイルサーバー機では少し心配。
ちょうど余らせていた汎用ヒートシンクがあったのでチップ部に装着しておいた。手で触るとほんのり温かい。
今更だがカード長は170mmと長め。大きいヒートシンクつけてやればグラボっぽくなりそう。
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…が、肝心のSBMマルチチャンネルには失敗。いやこのカードが悪いわけじゃない、恐らくこいつは対応している。相手側になるメインPCがダメだったようだ。
コイツのオンボードデュアルインテルLANがRSS対応と非対応の混載だったので恐らくそのせいで機能していないと思われる(どうもマザーオンボードのデュアルLANは混載が多いようだ)。生憎増設NICも余っていない…というから無いからコレ買ったわけなので現状検証不能。残念。
続き:SMBマルチチャンネル成功編
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購入金額
800円
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購入日
2017年03月21日
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購入場所
オークション
ちょもさん
2017/04/03
10Gにも対応したNetXenのNX3031を搭載して、128MBものバッファメモリを搭載した逸品!
しかもめちゃくちゃ熱持つっぽい!
素敵!!
下小川さん
2017/04/03
実はこの後同等のBroadcom2ポートやら普通のRealtekやら追加購入してマルチチャンネル挑戦したんですが見事全滅…Broadcom2ポート同士直結でもだめ。
どうもNIC以外の設定やら環境でミスってる悪寒…