BeelinkのMiniPC AP34です。
仕様は以下の通り。
CPU:Celeron N3450
MEM:4GB
Disk:eMMC 64GB
VGA:HD500
LAN:有線ギガビット Wi-Fi 11ac
よくあるMiniPCと違う所は、CPUがCeleronを使っていることです。N3450はApollo Lake世代のCeleronで、ノートパソコンなどで現役で使われているものです。
フルサイズのSDカードは、128GBまでサポート。ちなみにMicroSDの200GBをSDアダプタで使ったところ、問題なく認識しました。
USBは3.0が2ポートあります。
HDMIのみの映像出力になります。LANはRealtek製のギガビット。リセットボタンも装備しています。
Wi-Fiのアンテナは収納式を採用。
発熱は少ないですが、冷却用のスリットがあります。
付属品は、VESA用のマウント、HDMIケーブルが2本付属しています。通常の長さのものと、VESAで使う場合の短いタイプも付属しているのが良いです。
OSはWindows10 Home 64bitで、初回起動時には日本語が選択できません。とりあえず英語でセットアップをして、日本語のランゲージパックをインストールします。これだけでも日本語版で使えますが、ところどころ英語の表記が残っています。
もし完全に日本語版で使いたい場合は、回復コンソールでリセットをしてください。
そうすることで、セットアップの段階から日本語で設定できます。
これで通常版の日本語Windows10と全く同じになります。
最新のWindows10 Creators Update後の空き容量です。20.6GBとなっていますが、これにはアップデート前のWindows oldフォルダが残っているので、正確にはプラス10GBあると思ってください。
Z8300のMiniPCとの比較検証を行ってみました。
使ったソフトはPCMARK7です。
Z8300のスコアが2291でした。
こちらがこの製品のスコアです。
Z8300と比較すると、154%のスコアアップとなりました。
同じMiniPCと言っても、この製品はそれらとは一線を画する製品だとわかりました。
更にこの製品は、拡張性もあります。
裏のゴム足を取り除くと、4つのネジが現れました。
ネジと外すと、基板が出てきます。
ファンレス仕様で、基板の半分以上をヒートシンクで覆っています。
M2用のスロットがあります。
デスクトップなどで使うType2280ではなく、Type2242になります。
Type2242は持っていないので、Type2280のPlextorのSSDを接続してみました。認識するかと思いましたが、認識しませんでした。
M2のSSDでの検証はできませんでしたが、拡張性があるのは良いことで、これを使うことで、爆速のMiniPCに変身させることができます。
内蔵のeMMCはSamsung製で、非常にパフォーマンスが良いです。テストによっては、266.4MB/sをはじき出しました。
MiniPCと言えば、パフォーマンスも貧弱、ストレージも少ない。とてもメインで使える代物ではないと思える製品がほとんどです。
しかしこの製品は、それらの数段上のパフォーマンスを持っています。更に拡張性もあります。
従来のMiniPCとしてではなく、メインPCのコンパクト版として使ってみるのも、十分アリかなと感じました。
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購入金額
21,000円
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購入日
2017年05月14日
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購入場所
プレカリアート真面目明さん
2018/06/27
ナンチャンさん
2018/06/27
本体を使わなくなったとしても、OSだけ使えるので良いですね(^^)