この作品の情報に出会ったのは、どこだったでしょうか。
あんまりゲーム情報誌を読む習慣もなくなって久しいのです。
いや、まあ、このゲーム自体もかなり昔の物ですけれども。
最近になって、箱、説明書ナシというシロモノを入手しましたので、記念に記します。
良くあるラノベ的アドベンチャーゲームの皮を被った、ナニか。
ジャケットイラストを見て、「ああ、乙女向けアドベンチャーっぽいものかな」と認識する感じでした。
実際の所、女の子主人公が、若い不愛想なイケメン的なボディーガードというか世話係っぽい青年に云々な感じのスタート。
なので、あながち間違ってはいないかな。
女の子の衣装の差分とか、男性キャラの顔の描画のクセとか、ターゲットは女性なような気もしなくはない。
しかし、ゲームとしては、中々にアクション性があります。
主人公は、とある組織に所属している両親が、「自分たちを恨む者から、娘が狙われるに違いないから組織に入って守ってもらえるように育てよう」と、武闘派なスキルを教え込まれます。
が、「でも、娘が接近戦とか、最前線で傷つくのは嫌」と考えた結果。
スナイパーとして育てられる事になりました。
(私が知っている限りだと、狙撃手って、どこの業界でも、執拗な恨みを買いやすいんだけどなあ)
まあ、その後色々あって、無事、両親が組織の人間であるが故のトラブルに巻き込まれて、スナイパーとしての腕前を活かしていけるようになるわけです。
狙撃は学んだけれども、相手を傷つける事自体は嫌い。
という事で、不殺スナイパーとして切り抜けるのがゲームの目的となります。
タッチペンか、十字キーでスコープ(下画面)内にターゲットを捕捉して、引き金を引く。
そして、目的が達成されれば、ステージクリアでお話が進行していきます。
ギミックとしては、LRのいずれかを引き金と見立てての操作。
更には、呼吸に合わせて銃口が揺らぎます。
息を止める、というアクションによって、銃口の動きは、ぴたりと止められたりするので、結構、狙撃している感覚にはなるかも。
お話の展開や、キャラの立ち絵イラストなど、同人誌レベルかな、と思う部分も割と頻繁にありますが。
LRのいずれかのボタンが、トリガーボタンというアイデアは面白いですね。
総合すると、良い意味のバカゲーぽさがあって良し。
操作系統の発想は、好きですね。
狙撃している感覚になれるのは、良い。
星五つ
イラストは、商業レベルといえるか微妙な所。
差分の衣装替えとか、表情差分とか、そもそものデッサン的なものとか、もう少し頑張れないかなあ、と思います。
ライフルの構え方の違和感は酷いかな。
もう少し、見栄えのする、嘘な持ち方でも良いので誤魔化して欲しかった。
星二つ
物語の骨子と展開が、ありがちなのは、仕方ない。
でも、そこに惹きつける何かがあったか、というと、説得力が不足しているかなあ。
主人公の不殺不傷に拘っている所も、納得共感できる理由が感じられなかったかな。
星二つ
総合して、星三つになる感じ。
まあ、あくまでも私個人の感想なので、眉唾な感じで御笑読下さい。
このソフトは、それほど新品で出荷数があった訳ではなさそうで、あまり中古でも見つからないのですが、それでも、カートリッジのみとはいえ、450円という、かなりお安い価格で売っていた時点で、私の感覚と、世間の感覚とのズレはないかもw
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購入金額
450円
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購入日
2017年03月03日
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購入場所
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