まずはハード情報等をメーカー記載情報を無視して、実機から採取したデータを開示後レビューです。
長くなりますが、最後まで見ていただければ幸いです (購入は2017年2月末ぐらいです)
00Unboxing(開封の儀)
・ハード、ソフト情報
製造元:MINIX
モデルナンバー:NEO Z83-4
OS:Windows10Home(64bit) Version:1607 Build:14393
デフォルト基本言語:英語
CPU:Intel Atom x5-Z8300 1.44GHz(バースト:1.84GHz)x4コア
GPU:Intel HD Graphics
RAM:4GB[実容量:3.81GB 起動5分後使用量:1.3GB 空き容量:約2.5GB]
ストレージ:30.79GB[実用用:28.6GB 空容量:14.3GB(日本語化済み時)] Samsung BJNB4R
有線LAN:Realtek PCIe GBE Family Controller Ethernet 802.3 [rt640x64]
Wifi:Broadcom 802.11ac WDI SDIO Adapter[BCMSDH43XX]
Bluetooth:4.2
USB3.0:Intel USB 3.0 eXtensible Host Controller - 1.0
インストールプログラム:特に特殊なものはなし!
・ベンチマーク
Windowsエクスペリエンス[最大:7.0,最低:3.8]
[プロセッサ:5.8,メモリ:5.9,グラフィック:3.8,プライマリディスク:7.0]
Geekbench ver4.0.3
Single-Core:888
Multi-Core:2243
OpenCl:5364
ドラゴンクエスト[グラフィック:標準,解像度:1280x720,表示方法:ウィンドウ]
評価:重い,スコア:1639
ファイナルファンタージ[1280x720,高品質PCノート,ウィンドウモード,DirectX9]
スコア:765,評価:動作困難
Antutubenchmarkv6.0.7
スコア:78466[3D:16459,UX:26869,CPU:30745,RAM:4393]
内臓ストレージ
CrystalDiskMark5.1.2x64
Seq@Read:142MB/s,Write:67MB/s
Ran@Read:33MB/s,Write:36MB/s
ATTO Disk benchmark v3.05
Write:50MB/s,Read:140MB/s
ライトはややムラっ気がある曲線、リードは安定
USB3.0接続SSD[通常:Read@550MB/s,Write@470MB/s]
CrystalDiskMark5.1.2x64
Seq@Read:294MB/s,Write:314MB/s
ATTO Disk benchmark v3.05
Write:340MB/s,Read: 320MB/s
USB3.0接続はどちらも本来の性能を出せず!
長くなりましたが、ここからがレビューです。
まずは本体とセット内容について
ツヤなしブラックで、変にピカピカしていないため、チープ感がなくて個人的には良好です。
側面はフロント以外は何らかのI/0になっているので、Wifiの外部アンテナが突起物も合わせて、設置場所には留意したほうが良いかと思います。
セット内容で注意すべき点は、電源のコンセントがアース付きの3芯タイプであることです。私は3芯でも変換または対応タップを持っているので問題なかったですが、PCが初めてで本製品のみを購入される方などは事前に準備が必要です。
ハードと性能について
良い点としては、Wifiがデュアルバンドであることと、外部アンテナのおかげで、通信がとても安定していること、またBroadcomであるというのもいいポイントです。
安価なものは蟹さん(RealTeck製)が多く、2.4GHzのみや内臓タイプである場合があり、どうしても不安定だったり、通信自体が遅いことがあります。
外部アンテナは追加でパーツを購入することで、簡単に延長やアンテナ自体を変えることもできるので、何かといいかと思います。
タブレット端末ではなく、据え置き端末なので、下手に内臓アンテナにしない方が、ターンオフとして場所は取るものの安定感が違うのでいいですね
CPUのZ8300は今更感があるので、性能については割愛です。
あとはストレージです。サムスン製のeMMCを採用しており、リード・ライトともに少し前の3.5インチHDDに逼迫する性能を見せています。
特筆すべきはランダムアクセスで、この値は昔の3.5インチHDDを抜いており、実使用で良い効果が得られています。実使用でシーケンシャルオンリーってパターンの方が少ないですしね
さて、上記のWifiとストレージの良さに合わせて、メモリの4GBで、起動時に約2.5GB程度の余裕(空き)があることで、Z8300の性能に対してボトルネックになる部分が少なく
ベンチーマークこそ、さほど伸びないものの、実使用では意外とキビキビ動いていくれます。あくまでZ8300としてはですけどね
端的にCPU等の性能を必要とする4K動画の再生などはカクツキます。1080p/30fpsが限界と思った方が無難です。
01ざっくりダイジェスト紹介
その他として
USB3.0が1ポートあり、性能としてはベース(CPUやその周り)に限界があり、SSDを接続した場合、300MB/s程度が限界となってしまいますが、これ以上でても他が処理しきれないので十分かと思います。少なくてもいいのでSSDなどを追加して、アプリなどのインストール場所とすることで、メインのストレージがOS部分(細かくはちがいますが)専門となり、さらに快適度がアップするかと思います。最近は2.5インチのSSDケースが安いのでアリかと思います。
あと、起動時はデフォルト言語が英語になっていますので、初期セットアップ後、日本語のパッケージをインストールする必要があります。
場所をとらずに実機があるのはなにかと便利
総評として
Z8300のCPU搭載としてはほぼほぼ限界のスペックかと思います。これ以上のものを求めるならば、違うCPUにした方が良い結果が得られるかと思います。
用途としては、デスクワークやWindowsの検証機としてサブ機などや、TVとつなげてメディアHUBとして使用するならばアリかと思います。
当然ですが、ゴリゴリ3Dゲームや4K高画質動画などはアウトです。軽めのゲームであればアリですけどね
私の使用としては、メインがMacなのですが、アプリの制約などでどうしてもWindowsが必要な時に、メインモニターの余っているHDMIに本機を接続しておいて、入力を切り替えて使用しています。
Mac上で仮想やbootcampもありですが、メイン機と並行して作業がすすめられることと、ソフトなどを購入しているのと価格がさほど変わらずに、場所をとらずに実機があるのはなにかと便利です。
評価としては大満足の星5つです。
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購入金額
21,980円
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購入日
2017年03月08日
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購入場所
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