TOTOのカバーである「Child's Anthem」で知って以来、すっかりと愛聴するようになったDavid Garrett。CDではとりあえず欲しかったアルバム2枚を買ったのですが、ここでアナログ盤は出ていないのかとふと思い、発売されている中から割合入手が容易な、この「Explosive」を入手してみました。
「Explosive」は2015年11月発売の作品で、アルバムとしては現時点で最新の作品ということになります。
収録曲は次の通りです。
Disc 1
Side A
1. Dangerous
2. Explosive
3. Serenity - David Garrett with Royal Philharmonic Orchestra
4. Lose Yourself
Side B
1. Adventure Island
2. Midnight Waltz
3. How Many Times - David Garrett with Royal Philharmonic Orchestra
4. Unlimited Symphony
Disc2
Side A
1. They Don't Care About Us - David Garrett with Royal Philharmonic Orchestra
2. Thinking Out Loud
3. Innovation
4. Ritmo Español
Side B
1. Baboushka
2. Baroque Fantasy
3. Furious
今回もクラシック系だけではなく幅広い選曲なのですが、カバー楽曲の年代が今までよりも新しめであるため、元ネタを知らない曲が多くなっています。今までは70~80年代が結構あったのですが…。
ヴァイオリンの音だけで楽しませる辺りはさすが
今までの作品と同様、アルバムの最初の曲がやはり強い印象を残します。
本作では「Dangerous」という楽曲で、元ネタは全く知らなかったのですがDavid Guettaという人の曲のようです。
これをDavid Garrettが演奏するとこうなります。
はっきり言ってしまうと、元ネタの方の曲はさほど魅力的に感じられないのですが、David Garrettの演奏の方は早速お気に入りの1曲となりました。
勿論大胆なアレンジも魅力を増す要素となっていることは間違いないのですが、彼の神髄はやはりヴァイオリンの音そのものでしょう。単に演奏技術が高いというだけでは無く、一音一音の音色までも完全に意のままに操っているように感じられるほど、その音色が表情豊かなのです。
さて、音質についても触れておきましょう。
今回は敢えて収録曲数が若干少ないLP盤を購入したのですが、率直に言ってレコードならではの音という程には感じられませんでした。
ただ、フォノイコライザーをアンプ内蔵からALPINE/LUXMAN LE-109に変え、ターンテーブルシートをJP-501からSTS-1へと変えたことで、重心がぐっと下がり演奏のスケール感がある程度出てくるようになりましたので、現時点ではそこそこ楽しめる水準の音になりました。
とはいえ、日本のみでリリースされたDeluxe EditionのCDの方が収録曲が大幅に多く、それだけのために改めてCDを買ってしまいそうな気がしています。CDも入手しましたら、改めて音質についてはコメントしたいと思います。
オーディオ的な要素を抜きにしても、演奏自体が素晴らしいものですし、クラシックの素養が無くても充分に楽しめるというか、むしろ普段クラシックをさほど聴かないという人にこそお薦めの作品といえそうです。
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購入金額
2,878円
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購入日
2017年01月22日
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購入場所
Amazon
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