レビューメディア「ジグソー」

周りの音が聞こえる骨伝導では無いイヤフォン【2】

最近購入した周りの音が聞こえるヘッドフォン/イヤフォンの中では

 

一番先に注文したモノになります。

ただし本品はクラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」で募集があり、2016年 7月に申し込みを行ない、2017年 2月頭に自宅に届きました。

STUDIO BLACK」「INDIGO BLUE」「VINTAGE BROWN」の 3色展開で、各色早割限定 100名ずつ 13,000円で募集があり、なんとか早割に滑り込めました。

限定数を超えると 15,000円での募集になり、総計 1,541名の申し込みがあった人気のプロジェクトになりました。

 

細かい設定は専用アプリケーション(Android/iOS)から行い、申込み 1,000名を越えた時点(ストレッチゴール)で、ノイズキャンセルモードが追加される事が決定しました。

 

「一般販売は今回のプロジェクトの反響を検証した上で検討」との事で、現在(2017.6.29)一般販売についてアナウンスはありません。

 

ちなみに周りの音が聞こえる方法は前述製品のどちらとも違い、マイクで外の音を集音し本体のパワードミキシングBOX内でマイクの音と音楽をミキシングする方法をとっています。


Makuakeプロジェクトページより引用

更新: 2017/06/29

【外 観】

 

最近はクラウドファンディングでも箱は凝ってますね。

本体の下に、ケースや充電ケーブル、交換用イヤーパッドが入っています。

ケースはちょっと大きめですが、内側両面にポケットもあり全て入れて持ち歩けるので便利ですね。

耳への装着はシュア掛けする様になっており、パワードミキシングBOX(コントローラ)が首の後ろにくるようになります。

ロゴがある方が表側になり、下側に充電用端子があります。

内側になる側にはシリアルナンバーが書かれているだけです。

上側にマルチコントロールスイッチが一つだけあり、このボタン一つで電源の ON/OFF、再生/停止、受話/終話を行ないます。

マイクは左右にあり、周りの音が自然に聴こえるようになってます。

イヤーピースの内側にはらせん状にドットが配置されており、これにより音のにごりを抑え、クリアなサウンドを実現するそうです。

Makuakeプロジェクトページより引用

反対側も撮ってみましたが見えないですね(^^;

 

更新: 2017/06/29

【専用アプリケーション】

先に書いた通り Androidと iOS用に専用アプリケーションがあり、それ以外の OSでは普通の Bluetoothイヤフォンとしてしか使えません。
(受話/終話は可能)

 

専用アプリケーションを使うことで周りの音の聴こえ方の細かい設定が行え、ノイズキャンセルモードも専用アプリケーションからでないと使用できません。

 

アプリケーションを起動するとロゴ表示後

メインメニューが表示されます。

この時、イヤフォンを先に Bluetooth接続しておかないとエラー表示され再接続を促されます。

起動時には前回に設定した内容が反映されています。

また 6つまで任意の設定を覚えさせておく事が出来、各種設定した上で右上の『Save』で保存先を指定し、その隣の横棒三本のアイコンをタップする事で保存した内容を呼び出せます。

呼び出し/名称変更画面

 

専用アプリケーションでは以下の事が行えます。

・設定
・音楽ボリューム(Music Volume)
・マイクボリューム(Mic Volume)
・マイクイコライズ(Mic EQ)
・マスターボリューム(Master Volume)
・風切り音低減(Wind Cut)
・騒音低減(Noise Cancel Mode)

 

それぞれ詳細を見ていきます。

 

 


○設定

 

メインメニューで右上にある歯車アイコンをタップする事で「設定」メニューが表示されます。

設定メニューでは以下の設定が行えます。

- 背景(Skin)
- マルチファンクションボタン(Multi Function Button)
- ワイヤレス通信品質の変更(Wireless Quality)
- ヘルプ(Help)
- リセット(Reset)
- ライセンス(License)

 

Skin』をタップすると背景パターンが表示され、好みのモノを選択します。
(現在背景色が違うモノしかありません)

Multi Function Button』をタップする事で、本体のマルチコントロールスイッチを約 1秒間押し続けた時の動作を設定する事が出来ます。

ワイヤレス通信品質の変更」は『Wireless Quality (priority)』の下の『Sound』又は『Connection』をタップします。

それぞれ『Sound』をタップする事で音質優先モードで接続されます。

aptXに対応した機器を使う場合には、こちらを選択します。

 

Connection』をタップする事で通信優先モードで接続され

音切れしやすい時など接続が不安定な時は、こちらを選択します。

 

Help』をタップするとブラウザが立ち上がり、ヘルプが表示されます。

 

Reset』をタップする事で初期設定状態に戻ります。


License』をタップする事でライセンス情報が表示されます。

 

 


音楽ボリューム(Music Volume)

 

メインメニューの「Music Volume」のスライドバーで音楽ソースのボリュームの変更が行え、[Balance]をタップする事で左右バランス及びステレオ(Stereo)/モノラル(LR Mix)の切替えが行えます。

 

 

 


マイクボリューム(Mic Volume)

 

メインメニューの「Mic Volume」のスライドバーでマイク(周囲音)のボリュームの変更が行え、[Balance]をタップする事で左右バランスを調整できます。

 

 

 

 


マイクイコライズ(Mic EQ)

 

Mic EQ』の右にあるプルダウンアイコンをタップする事で、マイクの音質(Mic Equalizer)を調整できます。

スライドバーで個別に設定も行えますが、あらかじめ状況に応じた 5つのプリセットが用意されています。

・Session
 音楽を聴きながら、演奏する楽器の音を取り込む場合に適しています。

・Talk
 音楽を聴きながら、人の呼びかけに反応したい場合に適しています。

・Train
 音楽を聴きながら、電車内のアナウンスを聞き取りたい場合に適しています。

・Walk
 音楽を聴きながら、外を歩く場合に適しています。

・Flat
 各音域の増幅/減衰を±0に設定します。

 

 


マスターボリューム(Master Volume)

  

メインメニューの「Master Volume」のスライドバーで、音楽とマイクの音量のバランスを変えずにメインのボリュームの変更が行えます。

 

 


風切り音低減(Wind Cut)

 

メインメニューの「Wind Cut」右のスイッチで、風切り音低減の ON/OFFを行なえます。

 

 

 


 

騒音低減(Noise Cancel Mode)

 

メインメニューの「Noise Cancel Mode」右のスイッチを ON(タップで切替)にすると、ノイズキャンセル設定の画面に切替ります。

ノイズキャンセルが ONの時には周囲の音を聞けませんので、音量の調整の他「Noise Cancel Level」の強弱(Low/High)の調整しか行えません。

Noise Cancel Mode」右のスイッチを OFF(タップで切替)にする事で、メインメニューに戻ります。

更新: 2017/06/29
使用感

確かに周りの音は聞こえるけど...

スマホでの利用時でも周りの音を聞きながら音楽を聴くには、裏で専用アプリケーションを起動しておかなくてはなりません。

少し面倒に感じますが一度自分の利用状況に合わせた設定のプリセットを作ってさえおけば、状況毎に切替えるだけですので、それほど手間には感じなくなるでしょう。

 

なによりインイヤーのイヤフォンで周囲の音がよく聴こえるのは不思議な感覚です。

当初デフォルト設定で使ってみた時には思っていたほど聴こえないと思っていたのですが、音楽とマイクのボリュームを調整する事で問題ないと思えるほど聴こえる様になりました。

外の音を聞くコツはマイク音量よりも音楽音量を低めにしておくと良さそうです。

 

ネットで本品のレビューを探すと軒並み「音楽を聴きながら普通に会話が出来る」と見つけられるのですが、さすがにそれはちょっと言い過ぎに思います。

確かに音楽の音量を絞っていれば周囲の音が聴こえるのですが、自分の声は耳にモノが詰まっているのでくぐもって聴こえ違和感があり、なかなか慣れませんでした。

 

それと本品をつけて会話出来ると言っても、インイヤー式のイヤフォンをしながら話をする人を相手はどう思うでしょうか?

実際のシチュエーションでは、よほど気心が知れてどの程度聴こえているか分かっている相手でないとイヤフォンをしながら会話するという事は無いでしょう。

 

現状私は家での留守番中に使用しており、電話や応対時にはイヤフォンを外しています。

 

機能面ばかり見てきましたが、私が持っている周りの音が聴こえるヘッドフォン/イヤフォンの内では一番音質は良いです。

音楽に没頭したい時には少し音量を上げ「Noise Cancel Mode」にする事で、普通のインイヤーイヤフォン以上に没頭できます。

 

使用していて気になったのが、他のイヤフォンより Bluetoothの接続が切れやすい様に感じました。

使用開始当初スマホを身体の前方に置いて聴いていると時々接続が切れていました。

スマホの仕様ですぐに Bluetoothは再接続されるのですが、専用アプリケーションは一度 Bluetoothの接続が切れるとなぜかアプリケーションを起動し直さないとなりませんでした。

しかも専用アプリケーションが起動したままだと Bluetoothが未接続時に表示されるエラーと起動画面が何度もループして表示され、最初はかなり悩みました。

 ←→ 

ただやたらと Bluetoothが切断されたのは当初だけでその後は安定しているのでたまたまだったのかもしれません。また接続するスマホとの相性もあるでしょう。

もし Bluetoothが切断されやすければ『Wireless Quality (priority)』の設定を『Connection』にする事で通信優先モードで接続され改善される可能性があるので、今後発生した場合はそちらを試してみたいと思います。

 

今後は、利用したい機器や状況によって他のイヤフォンと使い分けていきたいと思います。

  • 購入金額

    13,000円

  • 購入日

    2017年02月頃

  • 購入場所

    Makuake(マクアケ)

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