魚眼レンズは、ゆがみが多いことから敬遠していました。しかし、星景写真を撮るようになってから画角が不足しているように思うことが多くなり、購入することにしました。
スペック
- 焦点:10mm(35mm換算:15mm)
- 画角:対角線方向180度(Nikonの場合)
- 重量:475g
- 明るさ:F2.8
- 絞り羽数:7枚
- フィルター装着可能(但し、リアでゼラチンフィルターをカットする必要あり)
履歴
- 2017/04/26 星夜写真追加
- 2019/04/26 誤記訂正,カメラ追加
レンズ本体
購入したレンズはNIkon用です。
通常のレンズキャップを装着するためのアダプターリングを付けた状態です。
特徴のある花形フードでレンズが突き出ている。
フィルターは、ゼラチンフィルターをカットして背面に付けます。
早速、D5300に装着してみました。第一印象は単焦点レンズなのにデカい!
付属品
サイドには、D5300 compatible と書かれている。これが無いとNikon D5300を使用する場合、オートフォーカスが効かないので工場に送り返すか自分でドライバをアップデートする必要がある。
付属品には、レンズポーチ,マニュアル,保証書及びガイドプレートが付いている。
ガイドプレートは、レンズ背面に差し込むゼラチンフィルターをカットするためのガイドとなります。
左から、レンズキャップ,アダプターリング,レンズ本体です。レンズは前に突き出ているため前面にフィルターは装着できません。通常のレンズキャップを付けるためのアダプターリングが付属していました。
テスト撮影
テスト撮影に使用したカメラは、Nikon D5300です。
写真は全て露出:絞り優先オート,フォーカス:オートです。
オートフォーカスは、小さくコトと小気味よく決まりますが、被写体が暗いなどの悪条件があるとコトコトと言った迷っているような感じがありました。これはボディ側の問題でもあります。
以下の写真は、ファイルサイズが12Mbyteをオーバーしてしまうので全て縮小してあります。
全てRAWファイルで現像は、Capture NX-D を使用し、設定はホワイトバランス:晴天,ピクチャコントロール:風景,露出補正:なし,アクティブDライティング:標準,ノイズリダクション:高画質です。
水平線を中央に持ってくると魚眼レンズと言えども歪みが殆どなく感じられます。
レンズゴーストは右よりの少し下に2か所出ています。魚眼レンズは、太陽を写すことが多い為、レンズゴーストの処理に困ることがあります。この写真では、ススキに紛れるような感じにしました。
解像度は、さすがに単焦点レンズだけあって文句なく良いと思います。写真では、ピントがススキにあっていてF10に絞っても無限遠がアウトフォーカスとなっています。従って左の送電線が太陽光に紛れてしまって殆ど消えています。しかし、右の電線はボケながらも写っています。
レンズゴーストが視野の外に出るようにレンズを上向きにしています。
魚眼レンズの特徴ある歪みとなっています。
画角180度の対角線魚眼なので、不用意にカメラの前に自分の腕を持って行ってしまい左下に袖が写ってしまいました。(^_^;)
レンズゴーストは中央右下に写っていますが、枯草に紛れています。さらにレンズを下に向ければレンズゴーストを外すことが出来るでしょう。
星夜写真も満足
奈良県の曽爾高原で星夜撮影してみました。
ISO感度:1600,F2.8(解放),露出15秒,85%に縮小
ハッキリ銀河が写っています。実は、広角であるほど露出時間を延長しても星が点状に写るんです。例えば、35mm換算で30mm,F2.8の場合、露出は10秒が限界でしょう。これ以上に露出を伸ばすと日周運動により星が線状に伸びてしまいます。
とは言っても四隅を拡大してみるとレンズの歪みにより星が三角形に写ってしまっています。
通常のモニターの全画面表示程度では四隅も殆ど点状にしま見えませんので気になりません。
高画質に大満足
- 高画質に大満足
- レンズゴーストが小さく逆光撮影にも満足
- オートフォーカスも小気味よく決まる
- 対角魚眼にも関わらずF2.8と明るい
- チョット大きく重いかな(明るさと背反ですが...)
今後は、星夜写真等を追加してみたいと思います。
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購入金額
68,510円
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購入日
2017年01月28日
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購入場所
Map Camera
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