30年以上前にフォノカートリッジのスタイラスチップの状態を確認するために買いました。
宝石の鑑定や時計修理に利用するために使われる製品です。
知り合いの時計屋さんに分けていただきました。
倍率は用途に合わせて様々なものがあるようです。
弱視の方が新聞などを読む時には2〜4倍の製品が合うようですが、針先の状態を調べるためと伝えると、15倍の製品が良いだろうとのことでした。
レンズはガラス製で2枚構成
慣れが必要ですが
対象物が繊細なものですので、近づけすぎてうっかり振れるとダメージを与える可能性があります。
まず対物との距離を確認した上で、自分の眼をルーペに近づけるようにしつつピントをあわせると上手く見えるようになりました。
また室内で作業するので、照明を意識する必要もあります。
15倍で確認したスタイラスチップの様子を載せます。
清掃前
音波振動スタイラスクリーナーと
それに利用するリキッドを組合せます
清掃後
安価なSHURE製カートリッジですので、アルミ製カンチレバーはとても太いことが判ります。
接着されているのは円錐針であることも判ります。
今手持ちに楕円針やシバタ針のカートリッジが無いのが残念です。
Technicsのピュアボロンカンチレバーに埋め込まれていた楕円針は
このSHUREのそれに比べると、おそらく質量で1/3以下だと思われます。
アナログオーディオの場合、見た目に音が反映するのが面白い。
繊細なTechnicsに対して大らかで大味なSHURE という図式は予想通りでした。
どちらにしてもカートリッジの性能を最大限に発揮させるためにスタイラスチップの状態を最良に保つことはとても大事です。
毎回ルーペで確認することはしないまでも、時々は拡大して目視してやることが大事だと思います。
愛着もわきます。
老眼が始まると、若い頃のように肉眼では埃も汚れも気づけませんしね。
購入価格は朧気で適当
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購入金額
2,500円
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購入日
1980年頃
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購入場所
街の時計屋さん
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