映像はカリっとしていて、後々の編集にもきちんと耐えられる。

感覚的には家庭用のビデオカメラと同じように使えるほどコンパクトで扱いやすい。

もちろん、一番の売りであるファンタムの音声ユニットを使用する時には三脚が欲しくなるが、そうでない場合、特に後ほどBGMを入れることが決まっていて、映像だけが欲しい場合などは、サクっと持ってサクっと撮れるし、その時には多少無理な体制になっても、カメラ自体が重くないので耐えられる。

ただし、FHD撮影であってもMP4書き出しはしてくれないので、チェック時に毎回Vegas等を通さなくてはならない。

ここら辺は完全に業務ユースだなと感じる。

残念なのは4096*2160に対応していない点。

120ｐで使用すると1280*720まで落とされてしまう点。

今回はアウトレット扱いでの購入だったので特に安かったが、4K、ファンタム対応で30万円強は非常に魅力的な価格だと思う。

もちろん、近い金額でEOS 5D mark4も購入できるので悩ましい部分はあるが（そして、4Kではクロップされるとはいえ、FHDで撮影する場合にはフルサイズCCDという絶対的な魅力もある。HDMIでは4Kを出力することすらできないというオタンコナス仕様というヲチもあるが。）映像撮影という観点で見れば、使い勝手を含め、圧倒的にXC15の方が有利である。

現状ではCFastカードの値段がソコソコするため、長丁場の撮影ではデータを逃がすことも考えなくてはならないが、ここらへんは時代が解決してくれると良いなとかってに期待している。