元々の12800円だとしても結構よくできている。

例えばこの手の廉価端末だとタッチパネルの精度や感度がへっぽこだったりするのだが、この端末は画面端まで使用しても特に違和感が無い。

そしてその感度のよさのおかげでQWE配列タッチキーボードが実用に耐える。フリック入力練習用も兼ねていたはずなのにコイツが十分使えるので全然フリックできていない。

更にそこに加わるのがコルタナさんのや音声入力時の音声感度のよさ。結構発音しにくい地名とかでもバッチリ認識してくれる。

メール送受信・ツイッター・更にスカイプの文字チャットも十分行けるのだ。

またWiFiの感度が十分。いいわけじゃないが普通のノートパソコンくらいの感度はある。1万円クラスだと冗談抜きに他の半分以下の感度みたいなタブレットもあるのでこの値段で普通ってのはステキ。

そして今回自分はMP3プレーヤーをメインの用途に据えていたのだが、ここも予想外によくできていた。廉価端末はホワイトノイズが乗ったりするのはよくある事なのだが自分では認識できない程度。音楽プレーヤーの曲切り替え時に恐らくソフト側起因のブチッっというノイズが入るが、ハード面ではシンプルな構造が功を奏したのか当初の使用用途だった音楽プレーヤーとしての使用感は文句なし。一応Flacも再生できる（音質はともかくPCに入っているFlacをそのままぶちこめるのはラク）。

車の外部入力端子に繋いでプレーヤーとして使用。4インチだから場所に困らない。

ハードウェア的な弱点はやはりTN液晶なところ。スマホ横持ちだと特に視野角の狭さが際立つので動画視聴にはあまり向かない。あと充電中を示すLEDインジゲータが無い。しかしコイツは定価でも13000円だ。この価格帯で基本性能部分はしっかり作ってきているってだけで十分。

とにかくWindows MobileというマイナーOSのおかげで有志によるユーティリティアプリこそそこそこあるものの、人気のゲームとかポイントアプリとかはほぼ無し。ただその分非力なハードウェアは気にならない。画面解像度の低さもむしろ余計な負荷がかからないとみるべきか。

小さい画面とメールや天気等を一度に表示できるタイル型スタート画面の相性は抜群。

4インチで小型軽量なメール・SNS端末として予想外に活躍してくれる。

またMS純正のリモートアプリはWin10Pro相手ならあっという間に接続できるしこの端末でもしっかり動くのでファイルサーバーの監視用なんかにもいいだろう。

艦これができないという点以外は困っていない（おい）Androidならできるようになったのに！わかっていて買ったのだが思いのほか使えるので欲が出てきちゃうパターンだったとさ。

あと最後にツッコミいれたいのが「電源オフ中にUSBから給電されると充電モードになってしまう」という点。それだけなら別にいいじゃんとなるのだが…更新とかで電源ケーブルをつなぎながら再起動をかけると充電モードに入ってしまう。まあそんなに更新あるわけじゃないし再起動連発するほど不安定なこともない（今のところフリーズとかは起きていない）ので大したことじゃないんだが。

まあ4インチのSIMフリー端末っていうだけでも意外とレアなので気になる人はGETしておくのもいいかも。使い方は後から考える程度のノリで買っても結構おもしろい。

オマケ。Surface Pro4（親戚のなので自分のじゃない）と並べる。すげえサイズ差。