完全無音に惹かれて
もうずいぶん前に購入して放置してたものを引っ張り出してきました。いまでも現役で使える可能性がある製品ですので、そういった視点で。
おそらくこの製品は安価な簡易クライアントPCを狙った製品なのではと思います。ですが企画者の意図に反してこの製品をクライアントPCとして使う人は少ないのではないでしょうか?
この製品は完全無音にできるファンレスPCであるというのが最も大きな特徴かと思います。
当然オールフラッシュ
OS: Windows8.1Pro/Windows7Pro/CentOS6.5
SSD:Samsung 840Pro 128G/Crutial MX100 512G(Samsung 750Evo 500Gに交換)
メモリ:DDR3L-1600 4G
SSDは最初MXだったのですが途中でほかに流用したのでEvoに交換しました。
OSのインストールに特に苦労はなかったと思います。
(無線は使ってないけど)
スリムでコンパクト。ちょっと排熱が心配かも
オプションの2.5インチ増設(光学ドライブベイに)マウンタ?を装着しているので、非常にスリムコンパクトな筐体に2.5インチが2台入ります。SSDなら問題ないと思いますが、2.5インチHDDを2台いれると夏場などはファンレスということもあり少し不安かもしれません。
問題になるとことはない
増設2.5インチストレージを搭載するとき、ケーブルが短いので多少面倒だと思いますが、この手の製品を使う人なら何ら問題にはならないレベルだと思います。
それなり
パフォーマンスに一切期待してないので、特にベンチマークなどもしていませんが、
・AMD Kabini
あたりと比較して遜色はないと思います(というより、このクラスは極端に性能が低くなければ大きな問題はでないと思いますが)
想定通り充分エコ
だいたいアイドル時で9W前後、負荷がかかった状態で20W弱の消費電力です。ストレージに何を選択するかによって2~3W違うと思います。
ファンレス2ドライブに尽きる?
このクラスやNUCなどは、たいていのばあい
・ファンがある
・ストレージの1つがmSATAかM2である
となります。ここから逆にこのPCはのメリットは
・ファンレス
・標準のSATAドライブが2台つめる
メリットはこれに尽きるかと思います。ちょっと逆の発想になりますが、ある程度の騒音に目をつぶれば、安価な2.5インチHDDを使って2TBのストレージを確保することもできます。
あえて言うならリモート機能
クライアントPCとして使うなら不要ですが、サーバとして使うなら、ハングアップしたときにリモートで電源をいじれるような機能はぜひほしいです(メーカーの考えてる使い方ではないが)
中途半端な製品だが特徴をよくわかって使うなら今でも現役か
簡易NASとして使うという手がありますが、NASとしてだけならQNAPやSynologyのほうがずっと高機能かと思います。やはりファンレスというところにどれだけこだわりがあるかという点がポイントかと思います。とすると、このベアボーンは「オールフラッシュ(SSD)」が一番しっくりくる製品ではないかと思います。完全無音という前提で以下のような用途が考えられます。
・無音NAS
・無音Webサーバ(信頼性は低いかもしれないが、OpenBlockなんかよりはずっと安いし)
・無音ADサーバ兼簡易ファイルサーバ(ちょっとしたデータだけ)
・無音録画PC(ただし、USBで長期使用に耐えられるほど信頼性のあるチューナーは難しいが)
非常にニッチな製品ですが、後継のBraswell搭載も出ているようです。ぜひ、あと5千円高くなってもいいから、vPro的なリモートでいろいろBIOSや電源をいじれるようにしてほしいですね。
個人的にはその機能が追加されたら何台か購入して家族ネットワーク(?)の拠点サーバにしたいと思います。
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購入金額
18,981円
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購入日
2015年04月04日
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購入場所
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